Category Archives: リスティング広告

キーワード最適化ツールでGoogleからキーワードアドバイスを受ける方法

検索キーワードを調査する「キーワード最適化ツール」をグーグルがリリースしました。当初はオーガニック検索でも大丈夫なキーワードにもPPCを出稿させるツールかと思いましたが、これが意外とイケる内容でしたので、使い方や特徴を紹介します。

キーワード最適化ツールは、次のURLから利用できます。
http://www.google.co.jp/sktool/

キーワード最適化ツール

もちろん用途は検索連動型広告やオーガニック検索の最適化のためのキーワード調査なのですが、キーワード最適化ツールには次の3つの使い方があります。

  1. 一般的なキーワード調査キーワードを指定して、サイトは指定しない。
  2. サイトに合ったキーワードを探すキーワードは指定せず、サイトを指定すると、サイトに合ったキーワードを自動的に抽出してくれます。キーワードも併せて指定すると、その単語を含むキーワードを表示してくれます。
  3. 特定のページに合ったキーワードを探すキーワードは指定せず、サイトを指定して、さらに、調べたいページのURLの一部を「フィルタ設定」の「URLに含まれる文字列」に入力。

※いずれも、キーワードは[単語またはフレーズ]に指定し、サイトは[ウェブサイト]に指定します。キーワードを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します(半角カンマで区切る)。

キーワード最適化ツールはだれでも使えるのですが、上記のようにサイトを指定して使うには、アドワーズ広告のアカウントにログインしておくほうがいいでしょう。というのも、ヘルプで次のように書かれているからです。

ログインしていない場合、キーワード最適化ツールでは、
どのウェブサイトについても一部のキーワードリストしか表示しません。

アドワーズ広告アカウントにログインしていると、広告を出稿しているサイトに関してはすべてのキーワードリストが表示されます。

また、ログインしていると、画面上部に[設定]というリンクが出て、そこからキーワードを抽出する対象の言語や地域を設定できます。非ログイン状態では全言語の全地域の情報が表示されるので、英単語が入るキーワードの調査の場合は、アドワーズ広告アカウントにログインして言語を設定しておかないと使い物にならない状態ですね。

キーワード最適化ツールの設定

今のところキーワード最適化ツールのインターフェイスからのログインはうまく動作していないようなので、ログインできない場合はアドワーズ広告のログインページからログインして、その後キーワード最適化ツールのページに戻るといいでしょう。

https://adwords.google.co.jp/select/Login

あとは、キーワード一覧に表示される各項目の意味を理解しておきましょう。

  • キーワード
    そのものキーワードですね。虫眼鏡のアイコンをクリックすると、そのキーワードの検索ボリュームの傾向をGoogle Insights for Searchで表示できます。
  • 月間検索ボリューム
    過去1か月間にGoogle検索の関連サイトでのおおよその検索数を示します。
  • 競合性
    そのキーワードに他の広告主がアドワーズ広告でどれくらい入札しているか。色付きの部分が多いほど競合が多いことを示します。
  • 推奨CPC
    そのキーワードで広告を上位3位に表示させるために必要な入札単価の予測。
  • 広告シェア/検索シェア
    過去1~2か月でそのキーワードで広告が表示された回数の割合。
    広告シェアは、すべてのページが計算の対象を表します。
    検索シェアは、1ページ目に広告が表示された回数の割合を表します。
  • 抽出元ウェブページ
    ウェブサイトのどのページからキーワードが選ばれたか。つまり、そのページを広告のリンク先にするのが良いということですね。

※広告シェア/検索シェアと、抽出元ウェブページは、アドワーズ広告アカウントにログインしていないとデータが表示されません。

ちなみに、最適化ツールでは今のところ、関連キーフレーズとして指定したキーワードが“含まれる”キーフレーズしか出してくれません。

グーグルのキーワードツールでは「関連するキーワード」を提案してくれますので、意味的な関連からキーワードを調べたい場合はキーワードツールを使うのがいいでしょう。

・キーワードツール
https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal

また、画像検索やニュース検索での検索状況や、時系列での過去の検索ボリュームの調査にはGoogle Inisights for Searchを使う必要があります。

・Google Inisights for Search
http://www.google.co.jp/insights/search/#geo=JP

キーワード調査はSEMの要。

ツールをうまく使い分けていきましょう。

※Web担当者Forum参照

応援する 応援するとは? このエントリーをはてなブックマークに追加 アドゲイナー、Googleの提供する検索キャンペーン管理ツール「DoubleClick™ Search」にコールトラッキングデータを反映した運用サービスを開始

コールトラッキング(電話着信による広告効果測定)サービスを展開するアドゲイナー株式会社は、この度、Googleの提供する検索キャンペーン管理ツール「DoubleClick™ Search 」運用サービスの提供を本日より開始いたします。これまで検索広告キャンペーンの管理において、アドゲイナーで取得したコールトラッキング結果をGoogle AdWords、Yahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®に手運用にて結果を反映し最適化運用をしなければなりませんでした。今回の連携によりアドゲイナーで取得したコールトラッキングデータが「DoubleClick™ Search」へ自動的に反映されることにより、電話コンバージョンをROIの評価とする業種・業態におかれましては、本ツールが提供する自動最適化機能により、大幅にキャンペーン運用の効率化と正確性を高めることができるようになります。

コールトラッキング(電話着信による広告効果測定)サービスを展開するアドゲイナー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:筒井厚貴、http://www.adgainer.co.jp)は、この度、Googleが提供する検索キャンペーン管理ツール「DoubleClick™ Search」運用サービスの提供を、本日より開始いたします。

 

◎DoubleClick™ Search (DS)とは

Google のプラットフォーム上に構築されたDoubleClick™ Search は、Google AdWords 、およびYahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®にわたる大規模なキャンペーンを迅速にまた容易に管理するのに役立ちます。AdWords ライクなインターフェースで、使いやすい操作性と強力なレポート機能はキャンペーン管理にかかる時間を短縮し、入札自動最適化機能によりROIの向上を実現します。

 

◎アドゲイナーのDS運用サービスとは

これまで検索広告キャンペーンの管理において、アドゲイナーで取得したコールトラッキング結果を、Google AdWords、Yahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®に手運用にて結果を反映し最適化運用をしなければなりませんでしたが、今回の連携により、コールトラッキングデータを「DoubleClick™ Search」へ自動的に反映できるようになりました。これにより電話のコンバージョンをROIの評価とする業種・業態におきましても、「DoubleClick™ Search」が提供する自動最適化機能により、大幅にキャンペーン運用の効率化と正確性を高めることができるようになります。

 

◎アドゲイナーのDS運用サービスの内容

本日より、アドゲイナーではDSにおけるキャンペーン設定や基本最適化設定、および計測電話番号の発行を広告主様に提供することにより、今まで複雑であったコールトラッキングを含む検索キャンペーン運用をワンパッケージとしてご提供させて頂きます。

アドゲイナーは、このサービスで初年度2,000社、売上5億円の獲得を目指します。

 

「DoubleClick™ Search」運用サービス ソリューションマップ

 

 

コールトラッキングデータが反映されたDoubleClick™ Search画面

 

 

【アドゲイナー「DoubleClick™ Search (DS)」運用サービス概要】

– サービス名 : 「DoubleClick™ Search」運用サービス

– 提供開始日 :  2015年6月19日(金)

– 主要な機能・特長 :

1.電話をコンバージョンポイントとするキャンペーンマーケターのワークフローを向上

2.リアルタイムな電話コンバージョンデータで入札最適化機能を向上させROIを劇的に向上

3.PDCAの改善に役立つ様々な効果測定を実現

 

【アドゲイナー株式会社について】

社名: アドゲイナー株式会社

ホームページ: http://www.adgainer.co.jp

商品紹介: http://calltracking.jp

代表者名: 筒井厚貴

所在地: 東京都渋谷区渋谷1-8-3 TOC第一ビル8F

業務内容:地域密着型中堅・中小企業者向けの電話による問合せ活性化支援とその広告効果測定。アドゲイナーは、地域の中小事業者のお客様に、難しいインターネット広告の知識を必要としないサービスと技術を通じて、地域社会における情報発信の円滑化を図り、小さくても強い地域づくりを支援していくことを目指します。

 

※記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:アドゲイナー株式会社
担当者名:藤本
TEL:050-5834-8600
Email:sales@adgainer.co.jp

※ValuePress!参照

【セミナー開催】[7月2日]リスティング代理店との付き合い方講座

企業のプロモーション担当者が知っておくべき代理店対策のポイントをAdWordsトップレベルユーザー里村仁土が解説します。

ブルースクレイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:天野 拓、以下ブルースクレイ・ジャパン)は、企業のWebマーケティングご担当者を対象に リスティング代理店との付き合い方講座「企業のプロモーション担当者が知っておくべき代理店対策のポイント」を7月2日(木)東京で開催致します。
日本に5人しかいないGoogleAdWordsトップレベルユーザー (ブルースクレイ・ジャパン株式会社 オペレーションズDiv. ゼネラルマネージャー) 里村仁土が今まで社内の担当者にだけ行っていた運用ノウハウを初めて社外に限定公開します!

 

・企業のリスティング発注担当者だがPPC広告についてあまり理解できていない
・CPAを下げなくてはならないのに下がらない
・広告費を増やさずに獲得数を伸ばせと言われている
・競合にいつも先手を取られている
・現在の運用が正しいのか自信が無い
・適正な広告予算が決められない
・代理店とのコミュニケーションがうまくいかないと感じている 

■日程・会場
日時:2015年7月2日(木)14:00~17:30(13:30受付開始)
会場:ブルースクレイ・ジャパン株式会社 会議室
(東京都渋谷区渋谷3-19-1 オミビル8F)
http://bruceclay.jpn.com/company/#access
定員:18名(応募数多数の場合は抽選とさせていただきます。ご了承下さい)

■セミナー申込要領
参加費:無料
締切:2015年6月30日(火)
当社HPセミナー応募メールフォームよりお申込み下さい。
http://bruceclay.jpn.com/seminar/

■里村仁土プロフィール
サーチマーケティング会社「Bruce Clay Japan」にて SEM マネージャーとしてリスティング運用、サイト分析、人材育成など多岐に渡る業務に従事する傍ら、イベント演出、舞台制作コンサルティングなど社外でも幅広く活動中。

■ブルースクレイ・ジャパン株式会社
ブルースクレイジャパンはSEO(検索エンジン最適化)業界の“始祖”であるアメリカの企業家Bruce Clayが創業し全世界に拠点を持つ「Bruce Clay, Inc.」の日本法人です。世界最高水準のテクニカル・ナレッジ⇒世界に類を見ない「検索エンジン解析体制(全世界100名)」で、「コンサルティングサービス」および「トレーニングサービス」で、全米No1の実績を誇ります。

※PRTIMES参照

制作会社が意外と知らない、Googleタグマネ・リスティング関連タグの正しい設置方法

制作会社の方々に向けてASPショッピングカートでのGoogle アナリティクスの設定方法をわかりやすく説明していきます。

ASPカートに設置したい、リスティング広告関連タグとは

ASPカートはモールよりは集客力が落ちるため、広告を出稿することがほぼ必須です。SEOやTwitter・FacebookなどのSNSを活用していたとしても、リスティング広告ほど効率良く見込み顧客にリーチできるものはありませんし、リターゲティングができるのが強力だからです。

リスティング広告は主にこの3つから出稿することとなります。

3つのリスティング広告

  • Yahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチ(以下、YSS)
  • Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(以下、YDN)
  • Google AdWords(以下、AdWords)

そして、リスティング広告運用時に必要なタグは以下の5つです。

コンバージョンタグ

  • YSSのコンバージョンタグ
  • YDNのコンバージョンタグ
  • AdWordsのコンバージョンタグ

リターゲティングタグ

  • YDNのリターゲティングタグ
  • AdWordsのリマーケティングタグ(※)

前回設置したGoogle アナリティクスタグに加えて、この5つも設置すると混乱しがちなので、今回の記事を読んで頭の中を整理しておきましょう。

※AdWordsのリマーケティングタグ、という名称は間違っていません。広告手法としてリターゲティングがあり、AdWordsの場合はそれをリマーケティングと呼んでいます。

制作会社が意外と知らない、CV・リタゲタグの使い分け

コンバージョンタグは購入完了ページ、リターゲティングタグは全ページに設置ということを覚えておいてください。リスティング広告の運用者であれば、必ず知っていることですよね。

しかし、制作者の場合はそうではなくて、タグというものは全て同じに見えているようです。コンバージョンタグが全ページに設置してあったり、購入完了ページだけにリターゲティングタグが設置してあったり、二重で設置してあったりすることはよくあります(冗談かと思いますが、かなりの頻度で見かけます)。

くどいようですが、コンバージョンタグは購入完了ページ、リターゲティングタグは全ページに設置。これは必ず覚えておいてください。設置箇所は</body>の上で、順序に制限はありません。

※ECzine参照

 

売上直結の最短ルートを伝授!

激化するインターネット上の集客

2015年現在,インターネット上に存在するWebサイトの数がいくつあるかご存じでしょうか。なんと,その数10億件以上! 「Webサイトを作れば売上が見込める」と言われたのは今や昔。お客さんに来店してもらうためには,膨大なWebサイトの中から自社のサイトを見つけてもらわなければならないのです。

近年盛り上がりを見せるSNSやブログを使った集客は,低コストである反面「どれだけ魅力的なページを作れるか」が勝負になります。日々の更新にかかる手間もかかるでしょう。検索エンジンでの上位表示を目指すSEOも,お金をかけることなく集客が可能ではありますが,専門性が高く,強引なやり方ではペナルティを受けてしまいます。どちらも,お金がかからない反面,成果が出るまでに時間や労力がかかるのです。

そこで,手間をかけずに安定的な集客を行う代表的な方法として「リスティング広告」があります。広告を表示させるキーワードを入札し,その表示された広告がクリックされたときにはじめて費用を支払う仕組みです。しかし,リスクが少なく,手軽に,少額の費用で効果を見込みやすいという特徴から,リスティング広告も競争が進んでいます。

リスティング広告でライバルに差をつける!

では,インターネットでかんたんに集客するチャンスはないのでしょうか。そんなことはありません。しっかりとリスティング広告の知識を身につければ,手間もお金も最小限に抑えつつ,すぐに成果に結び付けることができます。ポイントは,運用方法や技術動向を「素早く」「すぐ実践できるように」身につけることです。

リスティング広告の運用をはじめようと思い立っても,設定までに時間がかかったり,無駄な広告費をかけすぎて予算が足りなくなったりと,本業をおろそかにしてしまっては本末転倒です。

成果までの最短ルートとは?

そこで少しだけ,素早く成果を出すためのポイントを紹介しましょう。

リスティング広告には,主に「Google AdWords」と「Yahoo!プロモーション広告」という2つのサービスが存在します。それぞれに利点があり,より多くの集客が見込めるため,両方の広告にチャレンジするのがよいでしょう。

また,何より大事なのは,「とりあえず出稿してみる」ことです。考え方や基本的な知識はとても重要ですが,実際に出稿してみると思ったようにいかないものです。必要最低限の知識だけを学んだあと,今後の戦略を練るために出稿することからはじまります。

本格的な運用を開始するにあたっては,「広告設定をどう行うのか」がポイントになってきます。

  • 入札価格はいくらにするか
  • どんな広告キーワードを選べばクリックされるか
  • ユーザーが検索してくるキーワードと入札したキーワードがどれくらい一致したら広告を表示するか
  • クリックされる広告文の特徴

を押さえることで,ゴールまでぐっと近づきます。

書籍『最速で成果を出すリスティング広告の教科書』は,広告設定の基本,費用対効果の高め方など,最短で売上・集客アップに繋げるノウハウが満載です。ぜひ参考にしてみてください。

※技術評論社参照

導入後のCVRは140%! キュービックホールディングスが語る、広告運用PDCA改善への過程

 ネット集客やデジタル広告代理店を営むキュービックホールディングスでは、増大するリスティング広告の運用負荷を軽減するため、マリンソフトウェアのオンライン広告運用プラットフォーム「Marin Search Enterprise」を導入。その改善効果とCVR大幅向上に成功した。何故そのようなことが可能だったのか、秘密に迫る。

消費者視点のストーリー構築力が重要

キュービックホールディングスは、デジタル広告を中心とする広告代理事業や、インターネット集客代行などを営むデジタルエージェンシー。増大するリスティング広告の運用負荷を軽減するため、マリンソフトウェアが提供する広告運用プラットフォームMarin Search Enterprise を導入。業務状況の改善と、CVR大幅向上を果たした。改善成功の過程を同社代表取締役CEOの世一英仁氏とディレクターの小川正隆氏に聞いた。

株式会社キュービックホールディングス 代表取締役 CEO 世一英仁氏(左)、同社アドストラテジーディビジョン ディレクター 小川正隆氏(右)
株式会社キュービックホールディングス 代表取締役 CEO 世一英仁氏(左)
同社アドストラテジーディビジョン ディレクター 小川正隆氏(右)

 キュービックホールディングスには、ほかの広告代理店にはないユニークな特長がある。それは自社でWebメディアを運用して広告媒体としての価値を高め、広告主に広告出稿をしてもらうビジネスモデルも展開していること。一般の広告代理店や、リスティング広告など運用型広告の代行業者は、広告主から広告費を預かって運用し、手数料を取るものだが、キュービックホールディングスは、メディア運営事業と広告代理事業を融合した形で、広告主の利益を最大化する広告戦略を展開する。

例えば同社が運営するメディア内に掲載した純広告記事に対しては、記事を掲載して終わりではなく、その記事ページや広告主のランディングページへの集客もフォロー。コンバージョンを上げるため、リスティング広告に使うキーワード選定や運用までを請け負うといった具合だ。報酬は成果に応じて支払われるため、広告主にとってはほぼリスクゼロで効果的な広告戦略が展開できるわけだ。

「広告費を預かって運用するタイプのビジネスモデルと違い、自社でコストを負って広告媒体となるWebメディアを運営しているため、1円も無駄にできません。リスティング広告の運用も、すべて当社負担で行っています。クライアント企業と同じ立場に立ちながら、プロフェッショナルとしてのノウハウで広告を運用し、収益向上を支援するのが最大の強みです」(世一氏)

特長はほかにもある。それは広告の制作から運用、メディア運営まで一気通貫で行っていること。多くの広告代理店や制作会社では、「運用だけ」「制作だけ」というように受け持ち範囲やフォローする媒体が分断されており、一貫したブランディングストーリーを作り上げることが難しい。一方で消費者は、1つの製品を購入する際にも、さまざまな比較ページを見て悩み、広告主のサイトに行って検討し、また比較ページを見て考え、ようやく購入に至る……と、さまざまな媒体やプロセスを行ったり来たりするのが普通だ。そのため、検索から購買や登録までに消費者の行動を促すためのストーリー作りが重要になる。

その点、キュービックホールディングスは、広告の制作・運用・メディア運営まで一括して行うため、こうした消費者視点のストーリー構築において、他社にはない強みがある。しかし、手間をかける分だけ、現場の人手も必要になる。これが同社の大きな経営課題だった。

リスティング広告の運用負荷が極限状態に

キュービックホールディングスが現在運営しているメディアは「金融」「求人」「美容」「士業」の4ジャンル。

 弁護士や税理士、司法書士など「士業」のサイトを運営・集客するチームに所属する小川氏は、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告などのリスティング広告の運用を担当するほか、サイトのデザイン、改善など、マルチに業務をこなしている。だがリスティング運用にかかる負荷が大きくなり、サイト改善にまでなかなか手が回らなかった。人手を増やしたくても、ノウハウの共有や教育が難しいため、「増やしたくても増やせない」という状態だったという。

リスティング広告の効果を上げるためには、日々の運用業務が欠かせない。例えば集客数が見込めるキーワードを選んだり、日々の予算配分に無駄や抑制がないか確認したりと、気を抜けない業務だ。「すべては自社コストなので、担当者が管理画面に就業時間中ほとんど張り付く必要があり、非常にシビアです」(世一氏)

常に最適化を行わないと、たちまち獲得数は悪化してしまう。だがこうした運用ノウハウは属人化しがちなので、人材採用を増やしても教育が難しく、一人前になるのは難しい。キュービックホールディングスでは、小川氏のほか、学生インターンにもリスティング広告の運用業務を割り振っていたが、「人によって向き・不向きがあり、学生全員の技術を一定に保つのは非常に難しいという現実がありました」と小川氏。また学生の場合、試験期間や帰省時期には来社することができず、その期間はフォローが手薄になってしまうという問題もあった。

担当者1名につき、担当するのは20アカウント前後。すべてのアカウントについてデータ分析やレポート作成を行う手間を考えると、人手もしくは自動化ツールが必要だった。そんな時に出会ったのが、マリンソフトウェアだ。小川氏によると、その出会いはユニークなものだったという。

国内製から考えを変えたきっかけは、他社からの推薦

 「実はマリンソフトウェアを知ったきっかけは、アクセス解析ソリューションを展開している他社の方から教えていただいたことです。競合にもなりかねない製品を推薦してくれるのだから、優れたツールだろうと考えました」小川氏は語る。

限られた人数で作業を効率化するには、人間の手作業を削減する方法しかない。こうした思いから小川氏は、「できれば日本製のツール」ということを念頭に、国内のアドテク関連企業にヒアリングを重ね、最適なソリューションを探していた。そんな中、アクセス解析ツールの企業から「リスティング広告ソリューションなら、マリンソフトウェアがお勧め」だと教えられたという。

一方、数多くの海外カンファレンスに参加してきた世一氏は、マリンソフトウェアについては見知っており、「こうした運用広告ソリューションに関しては、やはり海外の方が一日の長があるためノウハウも蓄積されている」と判断。念のために類似ツールを数社ほど含め、検討を開始したという。

費用対効果を検討したところ、最もパフォーマンスが良かったのがMarin Search Enterpriseだった。マリンソフトウェアの検索広告ソリューションは、Google AdWordsを始め、国内外の主要なリスティング広告すべてに対応している。当初、「日本国内でしか展開していないYahoo!プロモーション広告に対応していないのでは」という懸念があったが、海外はもちろん、日本国内のニーズにも確実に対応していることが分かった。一度キャンペーンを登録すれば、自動で最適な運用を実行するほか、複雑な運用に関しては例外管理を適用することで、細かな要件に合わせて運用を最適化する。こうした機能と費用対効果を見て、導入を決めた。

導入直後は不安もあった

 もちろん、導入に不安がなかったわけではない。世一氏は、「繰り返しになりますが、運用は属人的な作業です。なので導入するまでは、ツールでどこまで自動化できるのか分かりませんでした。そのため導入直後は、システムの挙動について、現場にかなり細かい部分までヒアリングしていました」と語る。実際、自動化ツールによっては、管理画面から目を離した途端にCPCが突然上がったり、キャンペーンが突然停止したりするという不具合もある。それを心配したわけだ。

また、効果の問題もあった。前述のとおり、リスティング広告の運用に当たっては人的作業もコストもすべてキュービックホールディングスが負っている。最適なリスティングでランディングページや広告ページまで誘導はできたとしても、実際にランディングページから商品やサービスの購入・登録が完了するとは限らない。そのため、広告主の求める最終的なコンバージョンと、広告運用プラットフォームで管理するサイトへの集客との間にズレが生じる。これについては、広告主に集客状況を連絡し、最終コンバージョンのフォローに努めた。

こうした種々の不安がありながらも、実際に稼働してみると、作業負荷はみるみる削減できた。管理画面に張り付いていなくても、リスクを自動的に排除して運用を最適化するといった効果が表れ始め、小川氏はその分をサイト改善に費やすことが可能になってきたという。

リスティング作業工数は劇的に削減、CVRが140%に!

作業負荷の変化で小川氏が最も実感できたものが、レポーティング作業だという。運用のモニタリングや広告効果に関する指標は多数あり、レポートを書く際にはどうしても数字を加工する手間が生じる。だがマリンソフトウェアのレポート機能により、同じテンプレートで必要な数字が抽出できるようになり、作業工数が大きく削減した。「以前は午前中一杯かかっていた作業が、いまは半分以下になりました」(小川氏)

空いた時間をサイトデザインや改善作業に費やせるようになったほか、全体のPDCAサイクルも早くなったという。運用広告は、競合会社の状況はもちろん、季節変動の影響も大きい。そのため、CVR改善策を実施して効果があったとしても、そのまま放っておくとあっという間に下がってしまう。再びCVRを向上するには、なぜ下がったのかという原因究明が必要だ。

Marin Search Enterpriseを導入したことで、そのサイクルが迅速化。これまで数か月に1度実施するのが精一杯だった「ストーリーの見直し」の頻度が上がり、その結果、導入前と比べてCVRが140%向上した。「効果を上げるには、リスティングの運用だけでなく、ユーザーの訴求ポイントや消費者ニーズを把握して、最適なキーワード選定やサイト改善を行うことが重要です。Marin Search Enterpriseの導入により、そこに割ける時間が増え、CVRの改善につながりました」(小川氏)

さらに、想定していなかった効果もある。それは1つの画面で、過去の広告パフォーマンスを比較できるようになったことだ。Yahoo!プロモーション広告の場合、期間ごとでパフォーマンスを比較するには複数のウィンドウを開く必要があった。しかし、現在では一画面でGoogle AdWordsもYahoo!プロモーション広告も関係なく比較できる。「こうした使い勝手の良さが、現場の運用担当者に刺さる部分です」(小川氏)

企業の成長・拡大に向け、さらなる期待

今後、キュービックホールディングスではマリンソフトウェアをどのように活用していくのか。この点について小川氏は、2つの可能性を述べる。

1つは広告クライアントを今まで以上に増やすこと。これまでは人手の限界があり、クライアント数の拡大にも不安があったが、Marinがあることで煩雑で難しい運用広告のフォローが楽になる。もう1つは、対象となる広告媒体を増やすこと。

現在同社では、マリンソフトウェアを活用して主にリスティング広告を運用しているが、その対象を広げ、ディスプレイ広告やDSP、またソーシャル広告などにも展開することを視野に入れている。当然、管理画面も増え、新たな用語や運用法などを覚えていく必要がある。そうしたこともマリンソフトウェアの活用を通して伸ばしていきたいと考えているという。

クライアント、広告媒体を増やし、企業の成長を加速するにはマリンソフトウェアが重要なカギとなるわけだ。キュービックホールディングスの今後の成長に期待がかかる。

※Markezine参照

リスティング広告をフルオートメーション化!テコラス、広告運用支援「ADmatic」を提供開始

一目でわかる記事のポイント

テコラスがリスティング広告の運用支援サービス「ADmatic」を提供開始
キーワードとURLを用意するだけで、統計データを活用した広告タイトルと広告文を生成
24時間365日対応のリスティング広告のフルオートメーション化を実現

自動最適化プラットフォームが、休むことなくリスティング広告の費用対効果を最大化

テコラス株式会社(以下、テコラス)は、リスティング広告(検索連動型広告)の自動最適化と自動運用が可能な広告運用支援サービス「ADmatic(アドマチック)」の提供開始を4月22日に発表した。

「ADmatic」(http://admatic.jp/)は、メインとなるキーワードと対象サイトのURLを用意するだけで、統計データを活用した広告タイトルと広告文を生成。また、検索されるワードに応じた最適なキーワードを自動設定できるサービス。24時間365日の自動運用と専任スタッフによるハイブリッド型の運用で、時間単位でのキーワード変更等、従来では困難だった効果を最大化するための細かな修正対応を提供する。さらに、マルチデバイスに対応したWebレポート機能により、日々の進捗確認など、全情報の集計閲覧が可能。これにより広告担当者は、効果の高いリスティング広告を簡単に開始・運用することができる。

利用料金は、媒体掲載費は消化した分だけの請求で、口座開設や入金作業は不要。料金プランは、システム利用料月額20,000円(税別)・広告掲載費用月額50,000円(税別)からのビギナーズプランをはじめ、大規模な予算のWeb広告を対象とするシステム利用料月額150,000円(税別)・広告掲載費用月額300,000円(税別)からのコマースプランまで、幅広く用意されている。

同サービスの開始のニュースには、ついに感性に訴える広告文までも機械が生みだす時代になったと感じさせられる。テコラスの資料によれば、休みないリスティング広告のフルオートメーション化により、コンバージョン数が6倍にもアップした事例もあるとのこと。リスティング広告においては、検索する人がどんなキーワードに反応するか、確かにその統計データが重要になる。同サービスは、EC事業における広告費の見直しに大きく貢献するのではないだろうか。

※ECのミカタWEB参照

リスティング広告をフルオートメーション化!テコラス、広告運用支援「ADmatic」を提供開始

自動最適化プラットフォームが、休むことなくリスティング広告の費用対効果を最大化

テコラス株式会社(以下、テコラス)は、リスティング広告(検索連動型広告)の自動最適化と自動運用が可能な広告運用支援サービス「ADmatic(アドマチック)」の提供開始を4月22日に発表した。

「ADmatic」(http://admatic.jp/)は、メインとなるキーワードと対象サイトのURLを用意するだけで、統計データを活用した広告タイトルと広告文を生成。また、検索されるワードに応じた最適なキーワードを自動設定できるサービス。24時間365日の自動運用と専任スタッフによるハイブリッド型の運用で、時間単位でのキーワード変更等、従来では困難だった効果を最大化するための細かな修正対応を提供する。さらに、マルチデバイスに対応したWebレポート機能により、日々の進捗確認など、全情報の集計閲覧が可能。これにより広告担当者は、効果の高いリスティング広告を簡単に開始・運用することができる。

利用料金は、媒体掲載費は消化した分だけの請求で、口座開設や入金作業は不要。料金プランは、システム利用料月額20,000円(税別)・広告掲載費用月額50,000円(税別)からのビギナーズプランをはじめ、大規模な予算のWeb広告を対象とするシステム利用料月額150,000円(税別)・広告掲載費用月額300,000円(税別)からのコマースプランまで、幅広く用意されている。

同サービスの開始のニュースには、ついに感性に訴える広告文までも機械が生みだす時代になったと感じさせられる。テコラスの資料によれば、休みないリスティング広告のフルオートメーション化により、コンバージョン数が6倍にもアップした事例もあるとのこと。リスティング広告においては、検索する人がどんなキーワードに反応するか、確かにその統計データが重要になる。同サービスは、EC事業における広告費の見直しに大きく貢献するのではないだろうか。

アナリティクスとExcelで長期の定着率を分析しよう

いくつかに分類したユーザーグループの割合や行動などの推移を分析する「コホート分析」が、Googleアナリティクスで手軽にできるようになりました。2回に分けて、Googleアナリティクスによるコホート分析の手順と活用方法を解説します。

Googleアナリティクスの「ユーザー」メニューにある「コホート分析」レポートでは、コホート(ユーザーグループ)は「ユーザーを獲得した日付(≒新規ユーザーとしてアクセスした日付)」によってのみ分けられます(第1回)。今回は、Googleアナリティクスのセグメント機能を使って、もう一歩踏み込んで分析してみます。

流入別の定着率の違いを「コホート分析」レポートで比較しよう

サイトを訪問したきっかけが「リスティング広告」のユーザーと「ソーシャルメディア」のユーザーの2つのコホートを作り、新規ユーザー全体と比べたときの定着率(ユーザー維持率)に差があるか分析します。

コホート分析用のセグメントを作る

セグメントを細かく分けすぎて、コホートのサイズが小さくなると、「ユーザー維持率」がぶれやすくなります。たとえば、コホートのユーザー数が1000人であれば、ユーザー維持率の1%は「10人」です。数値を比較したり判断したりできる単位でセグメントを作りましょう。

ユーザー、集客、行動、コンバージョンレポート上部の「セグメント」もしくは、アナリティクス設定のビュー設定にある「セグメント」から、「新しいセグメント」を作成します。 「最初の訪問時の参照元」を指定するには、以下の図のように、セグメント機能の「シーケンス」にて「ユーザー」を選択し、「シーケンスの開始」を「最初の通過地点」にして、参照元や流入チャネルを指定します。

訪問したきっかけが「リスティング広告」のユーザーセグメントの設定例
訪問したきっかけが「ソーシャルメディア」のユーザーセグメントの設定例

すべての新規ユーザーを対象にした「すべてのセッション」と、今回作成した2つのセグメントを「コホート分析」レポートで表示します。指標は「ユーザー維持率」を選択します。傾向を比較したいので、コホートのサイズは「月別」を選択します。

流入別の定着率を比較すると、「リスティング広告経由」のユーザーは「すべてのセッション」に比べてやや低く、「ソーシャルメディア経由」のユーザーではさらに低い傾向があります。リスティング広告では出稿キーワードの見直し、ソーシャルメディアではランディングページの見直しやファンになってもらうための工夫が必要だとわかりました。

従来のアクセス解析では、直帰率が高いページに対して直帰率改善の施策を実施しましたが、直帰率が低くても再訪が少なければサイトは成長していきません。コホート分析ではユーザーの定着率でページを評価することで、サイトを改善、成長できます。

3カ月以上の長期間にわたるユーザー行動を把握する

BtoBビジネスのように、初回の訪問から最終コンバージョンまでが長期間にわたる場合は、3カ月以上の期間での分析が必要です。Googleアナリティクスの「コホート分析」レポートは、直近の約3カ月間までしかさかのぼれない制約があり、長期間にわたるユーザー行動の分析はできません。

セグメント機能を使ったコホート分析なら、6カ月間や1年間といったより長期にわたるユーザーの定着率や、コンバージョンに至るタイミングを分析できます。また、期間をずらしながら分析するため根気のいる作業が必要ですが、コホート分析レポートにはない以下のような軸でも分析できます。

  • 訪問モチベーションの変化の状況
  • 流入チャネルや検索キーワードの変化
  • ランディングページの変化
  • 閲覧コンテンツの変化
  • コンバージョンのタイミングやその際の行動
  • 何カ月後にコンバージョンに至ったか
  • コンバージョンの際の流入チャネルや閲覧コンテンツ
  • ECサイトで各月の新規ユーザーの月別購入金額推移から次年度の売上予測

セグメント機能を使った具体的なコホート分析の例をいくつか紹介しましょう。

年間でユーザー定着率を分析する

特定の月に初めて訪問したユーザーの1年間の定着率を分析します。

利用するセグメントの作成

セグメント機能の「最初のセッションの日付」の項目を利用して、新しいセグメントを作成します。

「最初のセッションの日付」の項目で、「2014年3月1日から3月31日」のように1カ月分の期間を指定し、「初回訪問月が2013年3月」のセグメントを作成します。

最初のセッションの日付を指定してセグメント作成

コホート分析をExcelで作成

「初回訪問月が2013年3月」のセグメントをレポートに適用し、レポートの対象期間を月単位で分析すれば「初回訪問月が2013年3月」のユーザーの各月のユーザー数やコンバージョンの状況がわかります。

セグメントを利用して長期間にわたるコホート分析の内容をExcelでまとめたもの

特定の条件でのコホート分析

特定の施策やキャンペーンで絞り込むことで、サイトの特徴を捉えたコホートも作成できます。たとえば、セグメント機能の「シーケンス」と「最初のセッションの日付」の各項目を組み合わせれば、「3カ月間にわたって実施したキャンペーンで獲得した新規ユーザーを各月で分けて、その後の定着率や行動の変化を比較分析する」といったことができます。

「初回訪問月が2014年4月で特定ランディングページが一番最初の訪問起点のユーザー」のセグメント設定の例

コホート分析特有のレポートをExcelでビジュアライズするのは大変なので、下図のように各月の状況のサマリーを表や箇条書きで一覧にするだけでも、訪問モチベーションや閲覧コンテンツなどの変化を把握できます。

数値のサマリーを一覧にしたもの。訪問モチベーションや閲覧コンテンツなどの変化を把握できる

コホート分析から改善につなげる方法

コホート分析で特定属性のユーザーが運営側の期待どおりに行動しているかを大まかに把握すると、期待と結果の乖離を埋めるための改善策を検討できます。また、特定属性のユーザーに対するパーソナライズやターゲティングも検討できます。

具体的には、以下のようなアクションが考えられます。

  • リテンション(再訪問)を誘発したのはコンテンツか集客要素か習慣か → 期待と結果の剥離
  • メールやソーシャルメディアなど直接コミュニケーションが取れる方法を活かして適切なリテンションを誘発できないか → ターゲティング
  • リターゲティング広告はどういったアプローチがふさわしいのか → ターゲティング
  • サイト内の動線設計はリテンションやアクションに関係しているのか → パーソナライズ

特定のコホートに最適なアプローチを実施し、定着率の向上や安定した購入につなげていきます。

コホート分析は、Googleアナリティクスの機能拡張のおかげで積極的に取り組めるようになりましたが、実際には根気のいる作業が必要です。コホート分析は「時間の経過に伴うユーザーグループの行動の変化の分析」ですから、新しく登場した「コホート分析」レポートではあくまで表面的な傾向しかわかりません。セグメントを切って特定グループの変化を深掘りしたり比較したりして、これまで見ていた数字だけではつかみきれなかったユーザーの「変化」を把握しましょう。

※ASCII.jp×WEBPLFESSIONAL参照

今さら聞けないフェイスブック広告の基本、グーグルのリスティング広告とどう違うのか

世界最大のソーシャルメディアで、国内でも月間アクティブユーザー数が2400万人にのぼるフェイスブック。そのユーザーに向けて広告が表示できる「フェイスブック広告」には、グーグルなどが展開する「リスティング広告(検索連動型広告)」とは違った魅力があり、中小企業でも気軽に取り組めるのが特徴だ。今回は、そんなフェイスブック広告が表示される仕組みと出稿するポイントについて解説する。

執筆:akinice design 平野逸平

グーグルのリスティング広告と何が違うのか

インターネットにおける広告でもっとも代表的なものが、リスティング広告(検索連動型広告)のGoogle AdWordsだろう。広告主があらかじめ設定したキーワードをグーグルの検索エンジンで検索したユーザーに対し、自社のウェブサイトへと誘導するための広告枠を提供している。

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グーグルで「リスティング広告」と検索した結果。赤枠部分が広告(リスティング広告)となる。

Google AdWordsは、ユーザーが能動的に調べたいキーワードを打ち込んだ結果で表示されるため、需要が顕在化したユーザーに効果が高く、購買に直結しやすいことで知られている。

グーグルでは、これ以外にも数多くの広告システムと連携し、需要が顕在化していないユーザー向けにも広告配信できる仕組みを用意しているが、リスティング広告の一番のメリットは、やはりユーザーが情報を能動的に探している中で表示されるという点だろう。

一方、フェイスブック広告とは、フェイスブックユーザーがPCやスマートフォンからフェイスブックを利用した際に、画面内に表示される広告である。広告の表示場所は、PCからの場合、ニュースフィード内と右サイドバーの2箇所となり、スマホからの場合はニュースフィード内となっている。

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赤枠がフェイスブックの広告枠。このほか、ニュースフィード内にも広告が表示される(ネイティブ広告)

特定の情報を探すために、検索エンジンを使ったユーザーの顕在的な意識の中に表示されるGoogle AdWordsとは違い、フェイスブック広告では、ユーザーがフェイスブックで友人との交流を求める際に表示されるため、潜在的なニーズを持つユーザーへのアプローチであると言える。

このように聞くと、Google AdWordsのほうが効果が高いと感じるかもしれないが、フェイスブック広告にはフェイスブックの特徴とメリットを生かした、他のインターネット広告ではできない大きな魅力がある。

フェイスブック広告だからできるターゲティング

フェイスブックと言えば世界最大のSNSだ。2014年12月の時点で、全世界で13億9000万人のアクティブユーザーを抱え、国内でも月間アクティブユーザー数は2400万人にのぼるとされる(対人口比ユーザー数割合は19.0%)。

そんなフェイスブックにおける広告の最大の特徴は、フェイスブックユーザーが登録したプロフィールやユーザーの友達、フェイスブックページとのつながり、ユーザーの行動履歴などを基にターゲティングできる点だ。

フェイスブック広告を出稿する際は、このターゲティングが最も重要な要素と言える。たとえば、ユーザーのプロフィールでは、「地域」や「年齢」「性別」「言語」「趣味」の他、「職歴」や「学歴」「交際ステータス」といった情報からもターゲットを絞れる。

そのため、フィットネスクラブを運営している企業であれば、「東京都渋谷区に住む大卒の健康に興味がありそうな30歳の独身女性」などといった非常に細かなターゲティングを行ってアプローチできる。ほかにも「代表取締役」といった肩書きをターゲットにしたり、「ネコ」に興味があるターゲットを、キーワードで絞り込んでアプローチするといったことも可能だ。

※ビジネス+IT参照

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