Category Archives: アドワーズ広告

まもなく検索とショッピングのキャンペーンで、デバイスをまたいだコンバージョンが [コンバージョン] 列に含まれるようになります

平素より AdWords をご利用いただきありがとうございます。
Google ではキャンペーンの掲載結果をより正確かつ包括的に捉えていただけるよう、デバイスをまたいだコンバージョンのデータを [コンバージョン] 列に自動的に含める予定であることを 2016 年 7 月にお知らせいたしました。

このたび、お客様の AdWords アカウントの検索キャンペーンとショッピング キャンペーンにおいて、デバイスをまたいだコンバージョンのデータが [コンバージョン] 列に含まれるようになりますのでお知らせいたします。なお、ディスプレイ キャンペーンにつきましては、この変更を今年後半に実施する予定です。

変更点
2017 年 3 月 14 日より、新規と既存の検索キャンペーンとショッピング キャンペーンで、デバイスをまたいだコンバージョンのデータが [コンバージョン] 列に自動的に含まれるようになり、すべてのコンバージョン データを 1 か所でまとめてご確認いただけるようになります。

自動入札戦略をご利用であれば、デバイスをまたいだコンバージョンのデータが追加されることにより、コンバージョン重視での入札単価の最適化も改善が見込まれます。なお、お客様のコンバージョン データが充実することで、入札単価やキャンペーンの費用が高くなる場合もございますのでご留意ください。

今後の流れ

この新しいデータのご利用に際して、お客様側で必要なご対応はございません。この変更が実施されるとレポートされるコンバージョン数が増加すると見込まれるため、2017 年 3 月 14 日以降に [コンバージョン] 列のデータをご確認いただきますようお願いいたします。デバイスをまたいだコンバージョンのデータだけを個別に確認される場合は、[デバイスをまたいだコンバージョン] 列をレポートに追加してご覧ください。

今回の変更についてご不明な点がございましたら、Google のアカウント担当者にご連絡いただくか、Google までお問い合わせください。

Webサイトに来た地元の人だけに、実店舗へ誘導するAdWords広告を出すには?

地元に住んでいて、関心度合いの高いと思われるサイト訪問者に絞ってAdWords広告を出し、実店舗へ誘導したい

この連載で、これまで7回取り上げてきた「AdWords広告用のリマーケティングリスト作成用のセグメント例」を、もう少し続けよう。今回は、「実店舗のあるビジネスをしている方」向けの応用編だ。Gooogleアナリティクスのセグメント機能を使って、サイトに訪問してきたことがあるユーザーにAdWords広告を出して、実店舗へ誘導する方法を解説する。

とはいえ、やみくもにサイトへ訪問してきたユーザーに広告を出しても無駄なので、今回は、

  • 一定以上の関心を寄せたと想像できるユーザー
  • あるいは/かつ
  • 地元に住んでいると思われるユーザー

の2つのセグメントによるユーザーリストを作成してみよう。条件を「足し算(あるいは)」にするか、「掛け算(かつ)」にするかは、

  • リストがどのくらいの量になるのか
  • 広告を広めに出すか、狭めに出すか

という、状況や狙いに応じて選択すればよい。この2つをまずはそれぞれリスト化してみよう。セグメントの設定のためにより具体的に表現すると、

  1. サービス詳細ページと地図ページを見たユーザー
  2. 実店舗のある地域からアクセスがあったユーザー

という条件で作成することにしてみる。

なお今回のアイデアはAdWordsコミュニティ内のAdWords チームの投稿した「Google アナリティクス リマーケティングでできること」の「Google アナリティクス リマーケティングでできること」と「実店舗誘導における GA リマーケティングの活用例」の2つを参考にさせてもらった(まったく同じではない)。

ユーザーリスト用のセグメントの作成

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

A.「サービス詳細ページと地図ページを見たユーザー」セグメントの設定

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントの1つ目では「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。条件指定する前に、今回の前提条件は下記だとしておこう。

条件設定
  • サービス詳細ページのパス名は「/detail.html」
  • 地図ページのパス名は「/access.html」

1つ目の「サービス詳細ページと地図ページを見たユーザー」セグメントの設定が図4だ。

図4:「サービス詳細ページと地図ページを見たユーザー」のセグメント

ここでは「一定の期間(月間や週間など)」で2つのどちらのページも閲覧したユーザーと指定することにする(つまり、2つのページを閲覧したのが「同じセッション内」である必要はないものとする)。

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図4赤枠部分)する。

次に「サービス詳細ページを見た」という条件は、「ページ」「完全一致」「/detail.html」とする(図4青枠部分)。

続いて右横の「AND」(図4紫枠部分)ではなく、直下に表示されている「+フィルタを追加」図4緑枠部分)をクリックして、「地図ページを見た」という条件、つまり「ページ」「完全一致」「/access.html」図4黒枠部分)と指定しよう。

もちろん、「/detail.html」「/access.html」などは、あなたのサイトに合った、適切なページに変えて指定すること。

「サービス詳細ページと地図ページを見たユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

なお「AND」(図4紫枠部分)で「ページ」「完全一致」「/access.html」と設定しても意味としては同じように思えるのだが、その方法だとユーザー数はゼロとなるのでおそらく間違いなのだろう。

「ユーザー」と「セッション」のフィルタ選択と、「AND」や「+ フィルタを追加」が複数設定に絡んでくると、動作検証も非常に困難になり筆者でも完璧にはまだ理解できていない部分があるが、今回の目的ではおそらくこの設定で間違いないだろう。

B.「実店舗のある地域からアクセスがあったユーザー」セグメントの設定

次の「実店舗のある地域からアクセスがあったユーザー」セグメントの設定は、新しいセグメントを作成する初期画面に現れる「ユーザー属性」(図5赤枠部分)の画面をそのまま利用する。ユーザー属性の一番下にある「地域」図5青枠部分)で指定しよう。図5がその設定例だ。

図5:「愛知県からアクセスがあったユーザー」のセグメント

たとえば実店舗のある地域が「愛知県」であれば、地元である「愛知県からアクセスがあった」という条件は、「地域」「完全一致」「Aichi Prefecture」とする(図5青枠部分)。

この「地域」というディメンションは、都道府県のレベルでエリアを指定できる。

都道府県名 地域ディメンションでのエリア
北海道 Hokkaido
青森県 Aomori Prefecture
岩手県 Iwate Prefecture
宮城県 Miyagi Prefecture
秋田県 Akita Prefecture
山形県 Yamagata Prefecture
福島県 Fukushima Prefecture
茨城県 Ibaraki Prefecture
栃木県 Tochigi Prefecture
群馬県 Gunma Prefecture
埼玉県 Saitama Prefecture
千葉県 Chiba Prefecture
東京都 Tokyo
神奈川県 Kanagawa Prefecture
新潟県 Niigata Prefecture
富山県 Toyama Prefecture
石川県 Ishikawa Prefecture
福井県 Fukui Prefecture
山梨県 Yamanashi Prefecture
長野県 Nagano Prefecture
岐阜県 Gifu Prefecture
静岡県 Shizuoka Prefecture
愛知県 Aichi Prefecture
三重県 Mie Prefecture
滋賀県 Shiga Prefecture
京都府 Kyoto Prefecture
大阪府 Osaka Prefecture
兵庫県 Hyogo Prefecture
奈良県 Nara Prefecture
和歌山県 Wakayama Prefecture
鳥取県 Tottori Prefecture
島根県 Shimane Prefecture
岡山県 Okayama Prefecture
広島県 Hiroshima Prefecture
山口県 Yamaguchi Prefecture
徳島県 Tokushima Prefecture
香川県 Kagawa Prefecture
愛媛県 Ehime Prefecture
高知県 Kochi Prefecture
福岡県 Fukuoka Prefecture
佐賀県 Saga Prefecture
長崎県 Nagasaki Prefecture
熊本県 Kumamoto Prefecture
大分県 Oita Prefecture
宮崎県 Miyazaki Prefecture
鹿児島県 Kagoshima Prefecture
沖縄県 Okinawa Prefecture
注:HokkaidoとTokyoはPrefectureがつかないが、この仕様は今後変わる可能性があるので注意してほしい。

それより細かいエリアを絞り込みたい場合は「市区町村」というディメンションを利用すればよい。このレベルだと、たとえば「東京都港区」なら「Minato」、「大阪市」なら「Osaka」といった具合に指定することになる。

「実店舗のある地域からアクセスがあったユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図5黒枠部分)。

注意点としては、この地域のデータは、ユーザーがサイトを利用したときに接続していたIPアドレスの情報をもとに推定しているので、それほど正確性の高い情報でもないし、あまり絞り込むとリストに溜まるユーザー数も少なくなる。よほど大きなサイトでもなければ市区町村レベルまで絞り込まなくてもよいのではないだろうか。

また、実店舗が各地域に複数ある場合や、実店舗が特定の1つの地域にあったとしても、別の場所からのサイト利用が普通にありそうな場合は、実店舗への誘導を目的とした広告はあまり意味がないので、そこを考えたうえで判断をしてほしい。

それぞれのセグメントをもとにしたユーザーリストを作成する方法

各セグメントを作成したら、次はこれをもとにしたユーザーリストの作成だ。レポートに掛けているセグメントの右に表示されている下矢印記号(図6赤枠部分)をクリックして表示される機能から「ユーザーリストを作成」(図6青枠部分)を選択する。

図6:セグメントを選択してユーザーリストを作成する

出てきたユーザーリスト作成画面のリンクの設定で、「ビュー」と「AdWordsのアカウント」を選択(図7赤枠部分)して次のステップに進めば、図7のユーザーリストの定義画面になる。

図7:ユーザーリストの定義で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する画面

「サービス詳細ページと地図ページを見たユーザー」セグメントから作成するユーザーリストの「ルックバック日数」の指定は、2つのページを見たことが過去30日以内にあるという「30日間」と一番長くしておこう(図7青枠部分)。そうすれば、別の訪問でも30日間にどちらかのページを見たという緩い条件になるからだ。なるべく多くユーザーリストを溜めて広告を出したい場合は、条件を緩くしてあげよう。

もう1つの「実店舗のある地域からアクセスがあったユーザー」セグメントから作成するリストの場合は、特に期間で意味あいが変化するものでもないので、リストを早く溜めるためにもこちらも「30日間」でよいだろう。

「有効期間」(図7緑枠部分)はどの程度リストを新鮮に保つかという観点で指定しよう。その実店舗でどのような商売をしているのかにもよるが、この例では90日間としてある(図7緑枠部分)。広告の目的などに応じて適切な日数を設定しよう。

あとは、ユーザーリストに名前を付けて(図7紫枠部分)、「保存」(図7黒枠部分)する。これでAdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

2つのセグメントを組み合わせて「ブログを訪問したことがある地元ユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

AdWords側では、キャンペーンあるいは広告グループで、1つ目のセグメントと2つ目のセグメントをもとにしたリマーケティングリストを選択する。冒頭にも書いたが、条件を足し算するか掛け算するかは、

  • リストがどのくらいの量になるのか
  • 広告を広めに出すか、狭めに出すか

という狙いに応じて選択すればよい。AdWordsのユーザーリストは、「OR」か「AND」か「NOT」で組み合わせることができる。詳しい設定の方法は、第72回の記事を参照していただきたい。

今回のユーザーリストの活用の際の注意点としては、業界によってユーザーのネット活用状況が異なるので、今回紹介する例は、必ずしもどの業界でも適用できるものではない、ということだ。

たとえば、飲食店などの集客は、「食べログ」「ぐるなび」といった飲食店情報を集めたサイトなど、ネットに大きく依存しているかもしれないし、ホームセンターや金物屋、雑貨屋などのユーザーはそれほどWebサイトを見ないかもしれない。

しかし、自社サイトが認知や集客のためにある程度意味のある場合は、実店舗へユーザーを誘導するために自社サイト訪問者を活用するのは有効だろう。そのあたりを見極めて、活用してみてほしい。

 

※Web担当者Forum参照

“商品は買ってないけどブログは読んでる”人にだけAdWords広告を出して、効率よく購入を促すには?

自社のブログを読んだことがあるユーザーに絞り込んでAdWords広告を出稿して、さらに購入の可能性を高めたい

オンラインで商品やサービスを販売する事業者は、

  • 関連商品に関する「情報ブログ」
  • 販売を主目的とする「eコマースサイト」

の2種類のサイトを併設している場合がよくある。情報ブログ設置の目的としては、

  • さまざまな角度から商品を説明することで強い関心を寄せてもらう
  • その商品を使った活用事例を紹介することで利用シーンを想像してもらう
  • 直接商品とは関係しない周辺情報を提供してユーザーからの信用を得る

などが考えられる。

一般消費財のeコマースサイトだけでなく、オンライン申し込み可能なB2B系商材などでも、こういった取り組みを行う例はありそうだ。

今回は、そのような場合に利用できるセグメントを紹介しよう。具体的には、次のようなセグメントだ。

商品やサービスに関連したブログに訪問してきたユーザー

  • 商品・サービス関連の「ブログ」を訪問したユーザー

の条件に合致したユーザーから

  • 「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)」訪問ユーザー

を除外する。

1つ目のセグメントに対応したユーザーリストで広告のターゲティング設定を行い、2つ目のセグメントに対応したユーザーリストに対して広告の除外設定を行うことで、「本サイト」を利用していないユーザーを抽出する。

その商品・サービスに関連する情報についての関心はある程度あるのだが、申し込み/購入検討に至っていない(あるいは申し込み/購入可能な本サイトの存在を知らない)コンバージョン予備軍にターゲットを絞って広告を出そうということだ。

要は、前回同様、広告を出して、自社サイトに誘導し、購入を促したい場合、まったく自社のことを知らないユーザーよりも、自社の商品やサービスをある程度知っている人にアプローチできれば、申し込みや購入に至る可能性は高くなるだろう、ということだ。また、ブログをからめたクリエイティブにすれば「あのブログの会社か」と反応してもらえる可能性もあるだろう。

前回はどのようなサイトでも適用できそうな汎用性の高い条件を紹介したが、今回から何回かは、少し個別性の高い条件を例として挙げていく。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは、どれも「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。

条件指定する前に、今回の前提条件は下記だとしておこう。

前提条件

  • ブログも本サイトも同じドメイン名内に併設しているが、見た目は異なるデザインをしている
  • 商品・サービス関連ブログのURLはhttp://example.com/blog/ ディレクトリ配下のページ群
  • 本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)のURLはhttp://example.com/shop/ ディレクトリ配下のページ群
ブログと本サイトでドメイン名が異なる場合については、今回は説明しない。後日、別の記事で取り上げる予定だ。

「商品・サービス関連ブログ訪問ユーザー」セグメントの設定方法

まず「商品・サービス関連ブログ訪問ユーザー」セグメントの設定内容は図4だ。

図4:「商品・サービス関連ブログ訪問ユーザー」のセグメント

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図4赤枠部分)する。

次に「商品・サービス関連ブログを訪問した」という条件は、「ページ」「先頭が一致」「/blog/」などとする(図4青枠部分)。この部分はどのページが「関連ブログ」に該当するのかサイトによって変わるので、ふさわしい設定内容に修正してほしい。

これに「ブログに訪問したユーザー」などというセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)訪問ユーザー」セグメントの設定方法

次の「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)訪問ユーザー」セグメントの設定が図5だ。

図5:「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)訪問ユーザー」のセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図5赤枠部分)。

次に「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)訪問」という条件は、「ページ」「先頭が一致」「/shop/」などとする(図5青枠部分)。こちらも、どのページが「本サイト」に該当するのかはサイトによって変わるので、ふさわしい設定内容に修正してほしい。

これに「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)訪問ユーザー」などというセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する

2つのセグメントを作成したら、次はそれぞれに対応するユーザーリストの作成だ(図6)。アナリティクス設定のユーザーリストの定義(図6赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図6:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を指定

「ルックバック日数」(図6青枠部分)の選択肢は「7日」「14日」「30日」とあるが、あわててリストを蓄える必要が特になければなんでも構わないだろう。ただ、同じ期間を対象に本サイト訪問ユーザーは除かないといけないので、2つのユーザーリストに対して、同じ「ルックバック日数」を指定しよう

「ユーザーリスト」の有効期間(図6緑枠部分)は、どの程度リストを新鮮に保つかという観点で指定しよう。あまり昔に訪問した人をいつまでも追いかけるのにあまり適していない商材であれば、短めにしておくのがよいだろう。ただリストがあまり溜まらないようであれば、少し長めに設定して保有しておこう。もちろんこちらも同じレベルで本サイト訪問ユーザーは除かないといけないので、2つのユーザーリストに対して同じ有効期間を指定しよう。

あとは、それぞれのユーザーリストに名前を付けて(図6紫枠部分)、保存(図6黒枠部分)する。これでAdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

2つのセグメントを組み合わせて「ブログを訪問したことがあるユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

AdWords側では、キャンペーンあるいは広告グループで、「1つ目のセグメントに該当するが、2つ目のセグメントには該当しない」ターゲット設定をする。

具体的には、次のようにする。

  1. キャンペーンあるいは広告グループのターゲティングの設定で、1つ目のセグメントをもとにしたリマーケティングリストから選択する。
  2. 同じキャンペーンあるいは広告グループ除外設定で、2つ目のセグメントをもとにしたリマーケティングリストを選択して「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)訪問ユーザー」を除く。

この設定で広告を出すのだ。

おまけ:さらにセグメントを追加して、熱心なユーザーだけに絞り込むには?

上記では単純に「商品・サービス関連ブログを訪問したユーザー」を対象にしたが、これだと過去に一度でも訪問した感心の薄いユーザーも拾ってしまう。そうすると、広告の効率が悪くなってしまう可能性がある。では、もう少し熱心に訪問してきたユーザーに絞り込んで、成功率を上げたいという場合はどうしたらよいだろうか。

たとえば、特定のページ群(今回の例では「ブログ」)を閲覧した訪問が、

  • 過去30日以内に3回以上あった
  • 過去からの累計で5回以上あった

あるいは、特定のページ群(今回の例では「ブログ」)の総ページビュー数が、

  • 過去30日以内に5ページビュー以上あった

などというセグメントが作成可能であれば、これをユーザーリストにすると成功率は上がりそうだが、残念なことに、通常このような「特定のページ群」に絞った条件指定はおそらくできない

サイト全体で過去30日以内に5回以上訪問している」とか「サイト全体で過去からの累計で10回以上訪問している」などと、ブログだけでなく本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)も含めた条件で広めにユーザーリスト化するのが現実的だろう。

どうせ本サイト訪問ユーザーは、あとでリストから削除されるので、それも含めた条件で大きめに設定してしまおうという考え方だ。

サイト全体で過去30日以内に5回以上訪問しているユーザー」セグメントの設定方法

まず「サイト全体で過去30日以内に5回以上訪問しているユーザー」セグメントの設定内容は図7だ。

図7:「サイト全体で過去30日以内に5回以上訪問しているユーザー」のセグメント

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定する。

次に「5回以上訪問した」という条件は、「セッション」「≥」「5」とする(図7赤枠部分)。

「サイト全体で過去30日以内に5回以上訪問しているユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう。

「セッション」の指標(図7赤枠部分)が「対象期間における訪問回数」を意味するので、「30日以内」という条件は、ユーザーリストを作成するときに「ルックバック日数」で「30日」を選択しよう。

「サイト全体で過去からの累計で10回以上訪問しているユーザー」セグメントの設定方法

次に、「サイト全体で過去からの累計で10回以上訪問しているユーザー」セグメントの設定内容は図8だ。

図8:「サイト全体で過去からの累計で10回以上訪問しているユーザー」のセグメント

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定する。

過去からの累計で10回以上訪問したという条件は、「セッション」「≥」「10」とする(図8赤枠部分)。

「サイト全体で過去からの累計で10回以上訪問しているユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう。

こちらの「セッション数」(図8赤枠部分)は、「過去からの累計で何回目の訪問に該当するか」というディメンションである。本連載でも過去何度も触れてきているが、「セッション」(図7)と「セッション数」(図8)は、紛らわしいので注意しよう。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告で、“ある程度は関心がある”顧客にだけ広告を出して購入を促すには?

商品やサービスに、“ある程度は”関心がありそうなユーザーにだけAdWords広告を出稿して、購入の可能性を高めたい

広告を出して購入を促したい場合、まったく自社のことを知らないユーザーに広告を出すよりは、ある程度、自社の商品やサービスを知っている人にアプローチして、より詳しい情報ニーズに応える内容の広告を出すことができれば、購入に至る可能性は高くなる。

前回はカートに入れたり、入力フォームまで進んだが購入しなかったユーザーが対象だったが、今回はもう少し範囲を広げて、商品やサービスにある程度の関心がありそうなユーザーまでを対象にしてAdWords広告を出す方法を解説する。

こういったユーザーに対しては、たとえば他社との違いや優位性、商品やサービスの特徴といった少し突っ込んだ情報を広告に盛り込むのがよいだろう。

今回はどのようなサイトでも適用できそうな汎用性の高い条件で、そのようなユーザーをAdWordsのリマーケティングリストに蓄えることができそうなセグメントを紹介しよう。具体的には、次のようなセグメントだ。

商品やサービスに“ある程度は”関心がありそうなユーザーのセグメント
  1. 過去に5回以上訪問しているユーザー
  2. 合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー
  3. 商品・サービス詳細ページを閲覧したユーザー
  4. ブランドワードでサイトに訪問したユーザー

などの条件に合致したリストから

  • 購入したユーザー

を除外する。

AからDのリストなどで広告のターゲティング設定を行い、購入したユーザーのリストに対して広告の除外設定を行うことで、商品やサービスに関心を示しているが購入はしていないユーザーだけを抽出するということだ。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。

Googleアナリティクスのセグメントでは「AND」「OR」でつなげて複数の条件を指定できるが、今回は、単純な条件のセグメントを4つ作成して、それぞれに対応するユーザーリストをあとで組み合わせる方法で指定する(組み合わせリストの作り方は最後に説明する)。

今回設定するセグメントのADに相当する設定はそれぞれ図4図7(後出)に対応する。

それでは1つずつ解説していこう。

「過去に5回以上訪問しているユーザー」セグメントの設定方法

まずAの「過去に5回以上訪問しているユーザー」セグメントの設定が図4だ。

図4:「過去に5回以上訪問しているユーザー」のセグメント

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図4赤枠部分)する。

次に「過去に5回以上訪問している」という条件は、「セッション数」「≥」「5」とする(図4青枠部分)。「セッション数」というのは指標ではなくディメンションで、過去からの累計で何回目の訪問かを意味する。指標の「セッション」と紛らわしいので注意していただきたい。

「過去に5回以上訪問しているユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー」セグメントの設定方法

Bの「合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー」セグメントの設定が図5だ。

図5:「合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー」のセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ。ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図5赤枠部分)する。

次に「合計サイト滞在時間が5分以上あった」という条件は、「セッション時間」「ユーザーごと」「≥」「300」とする(図5青枠部分)。

「ユーザーごと」というのは、同じユーザーなら足し合わせてという意味になる。たとえば集計期間内に3回それぞれ2分の利用があったとしても、合計6分なので5分以上の条件に合致するということになる。最後の300は300秒、すなわち5分を意味する。

「合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「商品・サービス詳細ページを閲覧したユーザー」セグメントの設定方法

Cの「商品・サービス詳細ページを閲覧したユーザー」セグメントの設定が図6だ。

図6:「商品・サービス詳細ページを閲覧したユーザー」のセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ。ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図6赤枠部分)する。

次に「商品・サービス詳細ページ閲覧した」という条件は、「ページ」「先頭が一致」「/product/detail/」などとする(図6青枠部分)。このディレクトリ名の部分は、どのページが「商品・サービス詳細ページ」なのかは各サイトで異なるので、自分のサイトのURL構造にあわせてふさわしい設定内容に修正してほしい。

「商品・サービス詳細ページを閲覧したユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「ブランドワードでサイトに訪問したユーザー」セグメントの設定方法

次のD「ブランドワードでサイトに訪問したユーザー」セグメントの設定が図7だ。

図7:「ブランドワードでサイトに訪問したユーザー」のセグメント

「ブランドワード」とは、検索エンジンで検索してサイトを訪問する際の、社名やサービス名などのキーワードのことを指す。つまり「ブランドワードでサイトに訪問したユーザー」は、その会社について知っているがさらに何か調べようとしたり、商品やサービスについて知っていてさらにそれらを詳しく調べようとする意図があると考えられる。

条件指定の上部は図4と同じ内容だ。ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図7赤枠部分)する。

以下の条件は、たとえば社名をキーワードとして指定したい場合は、漢字やカタカナなどさまざまなバリエーションや略称が検索語として利用されるので、それら複数のパターンの条件を加えていけばよい。解説で「社名(漢字)」「社名(カタカナ)」としている部分は、それぞれ実際の社名などに置き換えてほしい。

図7の例では、社名の漢字の一部を含む言葉を使って、「キーワード」「含む」「社名(漢字)」とまず指定(図7青枠部分)し、その右側の「OR」図7緑枠部分)をクリックし、さらに「カタカナ社名」や「平仮名社名」の一部を指定するなどしよう。

すべて指定し終わったら、「ブランドワードでサイトに訪問したユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「購入したユーザー」セグメントの設定方法

最後に設定するセグメントは、除外する「購入したユーザー」で、これは図8のような設定内容になる。

図8:「購入したユーザー」のセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ。ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図8赤枠部分)する。

その下は購入完了ページを閲覧したという意味で、「ページ」「完全一致」「/cart/thanks.asp」と指定する(図8青枠部分)。ここは自分のサイトの購入完了ページを指定してほしい。

または、前々回解説した「購入したユーザー」セグメントを参考に、「トランザクション計測」「コンバージョン計測」でのセグメントを作るのもいいだろう(前回の解説ではセッション日の条件があるが、その部分は不要だ)。

ルックバック日数と有効期間を指定する

各セグメントを作成したら次はユーザーリストの作成だ(図9)。アナリティクス設定のユーザーリストの定義(図9赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図9:ユーザーリストの定義で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定

「ルックバック日数」の指定で気を付けたいのは「合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー」のセグメントだ。ここは「ルックバック日数」で指定した期間での合計サイト滞在時間という指定になるので、30日間で合計5分以上に指定したければ、ここは「30日」と指定しなければいけない(図9青枠部分)。他のセグメントの場合は、ここはあまり気にすることもないので、同じく「30日」でよいのではないだろうか。

「有効期間」(図9緑枠部分)はどの程度リストを新鮮に保つかという観点で指定しよう。ここでは「180日」としてある(図9緑枠部分)が、広告の目的などに応じてどのように準備するかはよく考えて設定しよう。

あとは、ユーザーリストに名前を付けて(図9紫枠部分)、「保存」(図9黒枠部分)する。同様にして対象のセグメントをユーザーリスト化すれば、AdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

セグメントを組み合わせて「“ある程度は”関心がありそうなユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

AdWords側では、キャンペーンあるいは広告グループのターゲティングの設定でAからDのセグメントをもとにしたリマーケティングリストから選択し、広告グループ(あるいはキャンペーン)の除外設定で、「購入したユーザー」リマーケティングリストを選択して購入済みの人を除いて広告を出す。

最後にAdWordsのリマーケティングリストの組み合わせ条件を作成する方法を説明しよう。キャンペーンの中の共有ライブラリ(図10赤枠部分)の中にある「ユーザー リスト」(図10青枠部分)をクリックすると、図10の画面になる。

図10:共有ライブラリの中の「ユーザー リスト」

ここで「+ リマーケティング リスト」(図10緑枠部分)をクリックすると「ウェブサイト訪問者」「モバイルアプリ ユーザー」「顧客のメール」を選択するプルダウンが表示される。

図11:「リマーケティング リスト」のプルダウン

プルダウンの中から「ウェブサイト訪問者」を選択すると、図12の画面が表示される。

図12:「新しいリマーケティングリスト」の画面

「リストに追加するユーザー」のプルダウンから「組み合わせリスト」を選択(図12赤枠部分)すれば図13の画面になる。

図13:組み合わせリストを作成する

条件は「OR」か「AND」か「NOT」で組み合わせることができる。ここでは単純にAからDまでのリストを「OR」で足し合わせる設定例を最後に紹介しよう。 図13青枠部分で表示されている「いずれかのユーザー(OR)」が、「OR」条件の指定なのでそのままとし、その右側の「ユーザーリストを選択」(図13緑枠部分)をクリックして出現するユーザーリスト群から、AからDまでに対応したリストをすべて選択して「OK」ボタンをクリックする。そうすると、図14のような表示になり、4つのリストの「OR」条件になるというわけだ。

今回作成したユーザーリストであれば、次のように設定する。

いずれかのユーザー(OR): 過去に5回以上訪問しているユーザー
合計サイト滞在時間が5分以上あったユーザー
商品・サービス詳細ページを閲覧したユーザー
ブランドワードでサイトに訪問したユーザー

図14:組み合わせリストにユーザー リストを追加した画面

次回は同様の意図だが、ビジネス目的に応じて少し個別性の高い条件を例として挙げる予定だ。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告で、「購入を途中でやめた」顧客にだけ最後のひと押しの広告を見せるには?

eコマースサイトでカート落ちしたユーザーに、AdWords広告を利用して最後のひと押しをするリマーケティングリストを紹介する。

 

eコマースサイトで、途中で購入をやめてしまった見込み顧客にだけAdWords広告を出稿して、購入に進んでもらいたい。

少し自分の行動を振り返ってみていただきたい。eコマースサイトで、欲しいと思った商品をショッピングカートに投入したはいいが、買わずに放置したことはないだろうか? また、資料請求などをオンラインで受け付けているサイトで、入力フォームにまで来た段階で、それほど緊急性もないためか、面倒になってそれ以上の行動をやめてしまったことはないだろうか。

特に入力フォームのステップをある程度進んでいるのに、何らかの理由から途中でやめてしまい、購入や資料請求、問い合わせといった行為を最後まで行わなかったユーザーは、見込み客から顧客になる確率が高いのではないだろうか。そういったユーザーに対して、AdWords広告を利用して最後のひと押しをするためのリマーケティングリストを紹介しよう。

今回は、本とか消耗品とかの一般消費財を売っているeコマースサイトで、「カートに商品を投入したけど、購入に至らなかったユーザー」という条件にしてみる。

具体的には、

  • カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー

から

  • 購入したユーザー

を除くのだ。

最初のリストに対して広告のターゲティング設定を行い、2つ目のリストに対して広告の除外設定を行うことで、購入直前のプロセスまで至ったが購入はしていないユーザーだけを抽出するということだ。そのため、そのリスト作成用のセグメントも、それに対応した2つを作成する必要がある。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」セグメントの作り方

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。今回設定するセグメントの1つ目は「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」で、これは図4のような設定内容になる。

図4:「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」のセグメント

ここでは、カートページが次のようなURL群だったという前提で話を進める。各サイトにおけるカートのURLはそれぞれ異なると思うので、自分のサイトの事情にあわせて調整してほしい。

ページの内容 URL(ドメインを除く)
カートへ商品投入後のページ /cart/list.asp
お届け先住所入力画面 /cart/address.asp
決済方法選択画面 /cart/payment.asp
最終確認ページ /cart/confirm.asp
購入完了ページ /cart/thanks.asp

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定しよう(図4赤枠部分)。

次に「カート投入から購入完了までの数ページを閲覧した」という条件は、今回の例では「ページ」「先頭が一致」「/cart/」とする。これには「購入完了ページ」が含まれていても構わない。あとで対象外とするリストで指定するからだ。

一致条件は「正規表現に一致」の選択肢もあるので、該当するページを全部列挙して、「ページ」「正規表現に一致」「/cart/(list|address|payment|confirm)\.asp」などとすることもできる。縦棒「|」は「あるいは」を意味するので、このように記述すれば、「list」「address」「payment」「confirm」の4ページのどれかを見たユーザーがすべて対象になるということだ。

このような内容を指定して、「カート投入以降ページ通過ユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「購入したユーザー」セグメントの作り方

設定するセグメントの2つ目は「購入したユーザー」で、これは図5のような設定内容になる。

図5:「購入したユーザー」のセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図5赤枠部分)。その下は購入完了ページを閲覧したという意味で、「ページ」「完全一致」「/cart/thanks.asp」と指定する(図5青枠部分)。

または、前回解説した「購入したユーザー」セグメントを参考に、「トランザクション計測」「コンバージョン計測」でのセグメントを作るのもいいだろう(前回の解説ではセッション日の条件があるが、その部分は不要だ)。

ルックバック日数と有効期間を指定する

最後にアナリティクス設定のユーザーリストの定義(図6赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図6:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を指定

1つ目のセグメントから作るリスト「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」の「ルックバック日数」は、リストを作ってすぐに広告を出したいのであれば「30日」とする(図6青枠部分)。そうすれば、過去30日の間に購入しそうなところまで進んだユーザーがリストに溜まるはずだ。

一方、「有効期間」だが、本や消耗品などの一般消費財なら購入サイクルが短く、せいぜい「30日」の「有効期間」(図6緑枠部分)で十分だろう。すでに他のサイトで購入している可能性もあるし、大昔にカートに入れただけの人をしつこく広告で追う必要はない。むしろ気持ち悪がられるのではないかという意図だ。短いサイクルで脈がありそうな人にだけ、回転よく広告を出すのがよいのではないだろうか。

あとは、ユーザーリストに名前を付けて(図6紫枠部分)、保存(図6黒枠部分)すれば、AdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

同様に「購入したユーザー」もリマーケティングリストで定義しよう。同じタイミングで購入ユーザーを除外したいので、こちらのユーザー リストも「ルックバック日数」と「有効期間」は両方とも「30日」にすればよいだろう。

これで、Googleアナリティクス側での設定は完了だ。あとは、AdWords側で、このリマーケティングリストを利用したターゲティングを設定する。

「カートに商品を投入したけど、購入に至らなかったユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

AdWords側では、広告グループ(あるいはキャンペーン)のターゲティングの設定で、まず「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

そして、広告グループ(あるいはキャンペーン)の除外設定で「購入したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

これで「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したが、購入しなかったユーザー」を対象に広告を出すAdWords設定が完成だ。

B2Bサイトで、同様の広告を出したいときのポイント

ここまで紹介してきたケースは、本や消耗品などの一般消費財を売っているeコマースサイト向けだった。さて、これがB2Bのサービスサイトでも同様でよいだろうか。

提供しているサービスの価格にもよるが、一般的にB2Bサービスでは、提供しているサービスの種類が少数で、資料請求や問い合わせが複数のサービスにまたがることがあまり想定しにくい。また、検討期間が1か月などと短いとは考えにくい場合が多い。

リストとしては、eコマースの例と同様に次のようになるだろう。

  • 資料請求や問い合わせの入力フォームのプロセスのページ群を閲覧したユーザー

から

  • 資料請求や問い合わせのあったユーザー

を除く。

検討期間が半年くらいはあると思われるサービスなどであれば、ユーザーリストの定義の「有効期間」を180日など長めにとって、少し長めの期間リストを溜めておく必要があるだろう。しかし有効期間を長くしてもリストとしては、すぐに該当者はリストに溜まっていくため、前週資料請求した人に対して、すぐに広告を出すことになってしまう場合もあるだろう。

こういった場合に対処するには、前回の記事(下記)で書いたように、たとえば「2015年9月に資料請求を試みたユーザー」のリストを作成して、それを実際広告に使うのは2016年1月から3月までといった形で、ユーザーが熟成するまで使わずに蓄積だけしておくというアプローチになるのだろう。ただ最低でもリマーケティングリストは100人溜まらないと有効にならないという制約もあるので、高額商材では難しいだろう。

また、広告の現場でそんな面倒な運用をするのが一般的なのか筆者は知らない。少し気持ち悪いくらいでも、クリックされなければコストが発生せず、無駄な費用の発生はないのでよしと考えるの普通なのかもしれないが、アイデアとしてはありなのではないだろうか。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告で「○月に購入したが△月には購入していない」顧客をターゲットしてリピート購入を促すには?

定期的に必要となる商品を販売しているeコマースで、既存顧客に対して、リピート購入を促進する方法を解説する。

 

定期的に必要となる商品を販売しているeコマースで、既存顧客に対して、リピート購入を促進したい。

前々回から「サイトの過去利用者の特定のセグメントに対してAdWords広告を出す」という視点で有効なセグメントとその設定例を紹介している。

前々回は特定商品購入ユーザーに対してクロスセルをしたいというニーズ、前回はお得意さんに新製品広告を見せたいというニーズ向けのセグメントと使い方を解説した。

今回は「リピート購入を促進するための、既存顧客だけを含んだリマーケティングリスト」を紹介しよう。

これは購入サイクルがある程度決まっている定期購入商材などで使い勝手のよいリストになるだろう。もっとも簡単な例は、バレンタインなどの1年に1回の商材で、昨年の購入者に今年も購入してもらおうとするというもの。もう少し短期なものとしては、たとえば約1か月で消費しきってしまう健康食品などで、そろそろ商品が切れた段階で広告を見せて、次のサイクルの定期購入につなげていくというものがある。

当然、定期購入商材の既存顧客に関して言えば、「個々の顧客の購買行動はWebサイトだけではなく、購買管理システムに正確な記録があり、ステップメールなどでしっかり個客管理できていれば広告の必要はない」という考え方もあるだろうが、さまざまな方法で手堅くマーケティング活動をするのは別に悪いことではないだろう。

今回の解説では必須ではないが、Googleアナリティクスのeコマース分類のデータを利用する方法でセグメントを作る場合は、あらかじめ「eコマースのトラッキングコード」を設定しておく必要がある。詳しくは、以下の記事を参照してほしい。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

今回は、「1か月サイクルで消費される商材の購入者で、直近1か月間購入のなかったユーザー」という条件にしてみよう。具体的には、

  • 「2015年7月に購入があり、2015年8月に購入のなかった」ユーザー

このリストに対して2015年9月初頭に集中して広告を出すという考え方だ。実際には2015年8月に購入のなかったユーザーは、「2015年8月に購入したユーザー」を除外リストとして使用すればよいので、リストとしては、「2015年7月に購入したユーザー」と「2015年8月に購入したユーザー」の2つを作ればよいことになる。

今回は、それぞれのセグメントについて、

  • トランザクション
  • コンバージョン
  • 購入完了ページURL

の3種類の設定方法を解説している。Googleアナリティクスにeコマースのトラッキングコードを設定している場合は「トランザクション」方式で、購入をコンバージョンとして設定している場合は「コンバージョン方式」で、購入完了ページのURLを識別できる場合は「購入完了ページURL」方式で、セグメントを作ってほしい。

「2015年7月に購入したユーザー」セグメントの作り方(トランザクション計測版)

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。今回設定するセグメントの1つは「2015年7月に購入したユーザー」で、これは図4のような設定内容になる。

図4:2015年7月にトランザクションしたユーザーのセグメント

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図4赤枠部分)しよう。

「特定の期間」で絞り込みを行うときに選択するディメンションが「セッション日(YYYYMMDD)」(図4青枠部分)だ。ここでその「特定の期間」を指定する。今回の例では2015年7月の1か月間を選択したかったので、図4緑枠部分のように「次の期間内」「2015/07/01」「2015/07/31」と指定する。

さらに、[AND]図4黒枠部分)をクリックし、下に現れる設定項目で、「トランザクション数」「ユーザーごと」「>」「0」(つまり1以上)と指定する(図4紫枠部分)。これで2015年7月の1か月間に1回でも購入したことがあるユーザーを指定したことになる。

このような内容を指定して、「201507購入者」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「2015年7月に購入したユーザー」セグメントの作り方(コンバージョン計測版)

購入をトランザクションで計測しておらず、代わりにアナリティクス設定でコンバージョンとして計測している場合は、図5のような指定をしよう。

図5:2015年7月にコンバージョンしたユーザーのセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図5赤枠部分)。異なるのは、コンバージョンしたユーザーを指定するために、「目標nの完了数」「ユーザーごと」「>」「0」と指定する点だけだ(図5青枠部分)。これで2015年7月にコンバージョンしたユーザーと指定できる。

このような内容を指定して、「201507購入者」というセグメント名を付け、保存しておこう。

「2015年7月に購入したユーザー」セグメントの作り方(購入完了ページURL計測版)

トランザクションの計測もコンバージョンの設定がされていなくても、購入完了ページがURLパターンで判定できる場合は、購入完了ページを通過していれば、それが購入を意味するので、図6のような指定でも2015年7月に購入したユーザーのセグメントを作成できる。

図6:2015年7月に購入完了ページを通過したユーザーのセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図6赤枠部分)。異なるのは、購入完了ページを指定するために、「ページ」「先頭が一致」「購入完了ページ」などとする点だ(図6青枠部分)。

このような内容を指定して、「201507購入者」というセグメント名を付け、保存しておこう。

購入完了ページに購入IDなどのパラメータなどが付与されている場合など、URLが一意的に決まらなくても、前方一致や正規表現一致などで指定することが可能なので、たいていのURL群の指定はできるだろう(購入フォームがPOST方式でURLが変わらない場合などは無理なので、トランザクションやコンバージョンの方式を実装してほしい)。

ルックバック日数と有効期間を指定する

最後にアナリティクス設定のユーザーリストの定義(図7赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図7:ユーザーリストの定義で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定

7月以前にリストを定義しておけば「ルックバック日数」は7日でかまわない(図7青枠部分)。そうすれば、7月に入ってから7月の購入ユーザーがどんどんリストに溜まっていくはずだ。

「有効期間」は、どの程度このリストを保有しておきたいかによるが、この例では、9月上旬の広告用に使うだけと限定するのであれば、せいぜい90日の有効期間(図7緑枠部分)で十分だろう。積極的にリストを捨てる必要もないので、もっと長い期間保存していてももちろん害はない。

あとは、ユーザーリストに名前を付けて(図7紫枠部分)、保存(図7黒枠部分)すれば、AdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

「2015年8月に購入がなかったユーザー」セグメントの作り方

今回実現したいのは、「2015年7月に購入があり、2015年8月に購入のなかった」ユーザーに対して広告を出すことだ。ふつうに考えると、次は「2015年8月に購入がなかったユーザー」のセグメントを作るのだが、ここでは、「2015年8月に購入したユーザー」のセグメントを作る。

意外かもしれないが、「2015年8月に購入したユーザー」のセグメントを作り、その条件で対象を除外すれば「2015年8月に購入がなかったユーザー」と同じ意味になる。

また、このやり方ならば1月に1つセグメントを作ればいいので、運用も楽だろう。

「2015年8月に購入したユーザー」のセグメントを作ってリマーケティングリストで定義する方法は、「2015年7月に購入したユーザー」とほとんど同じなので、割愛する。異なるのは、「セッション日(YYYYMMDD)」で指定する「特定の期間」で、ここを「次の期間内」「2015/08/01」「2015/08/31」と指定する点だけだ。

「○月に購入したユーザー」リストを使って「□月に購入したが△月には購入していないユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

ここからが、「2015年7月に購入したユーザー」と「2015年8月に購入したユーザー」のリストを使って、「2015年7月に購入したが8月には購入していないユーザー」に広告を出すための設定だ。

AdWords側では、まず、広告グループ(あるいはキャンペーン)のターゲティングの設定で「2015年7月に購入したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

そして、広告グループ(あるいはキャンペーン)の除外設定で、「2015年8月に購入したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

これで、7月に購入したが8月には購入していない人をターゲットできるので、このユーザーリストを使って2015年9月上旬に広告を出そう。

今回は「購買サイクルが1か月の商材」を例として取り上げたが、どのような商品サイクルなのかによって、区切る期間などは変わってくる。各サイトの事情に応じて設定をしてほしい。1年に1回購買される商材で、昨年の購入者に今年もプッシュするというものでは、有効期間は最大の540日にでもしておけば、1年後に使うこともできる。

あと、初回購入者に対してリマーケティングリストを作成して、そこに広告を出してリピータにレベルアップしてもらうようなアイデアが簡単に思いつく。しかし初回購入者と2回目以降の購入者といったセグメントは標準ではおそらく作れそうもない。カスタム ディメンションなどに何回目の購入かを記録するようなカスタマイズを行うことで実現するしかないだろう。

次回以降は未購入者に対して購入を促進させるためのリマーケティングリストを紹介していく。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告を優良顧客にだけ出して、効率的に新商品を販促するには?

eコマースサイトで得意客をセグメントしてユーザーリストを作り、得意客だけに新商品を広告できるようにする方法を解説する。

 

eコマースサイトで、優良顧客だけに新商品を広告したい

前回から「サイトの過去利用者の特定のセグメントに対してAdWords広告を出す」という視点で有効なセグメントとその設定例を紹介している。今回は、eコマースサイトで優良顧客(ロイヤルユーザー)に新商品を広告したい場合に有効なリストになるセグメントを紹介しよう。

自社のサイトで一度でも購入してくれたお客さんは、すでに1つのハードルを越えているので、過去に購入した商品で失敗していなければ、次の商品を買ってくれる可能性が高いお客さんになる。そのお客さんに向けて新しい商品の広告を出してみるというのは、悪くない選択だろう。

もちろん何をもって「ロイヤルユーザー」と定義づけられるかは、eコマースサイトで扱っている商品、広告したい商品、商品単価、購入者の行動特性などによって違ってくるので、細かいところは自分の事情にあわせて調整をしていただきたい。

Googleアナリティクスでeコマース分類のデータを利用するには、あらかじめ「eコマースのトラッキングコード」を設定しておく必要がある。詳しくは、以下の記事を参照してほしい。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

今回は、「おなじみさんで、最近も高頻度で訪問し、一定額以上購入実績のあるユーザー」を「ロイヤルユーザー」だとみなしてみよう。具体的には、

  • 「過去からの累計訪問回数が10回以上あり」
    《かつ》
  • 「過去30日に3回以上訪問があり」
    《かつ》
  • 「過去30日に1回以上購入(トランザクション)があり」
    《かつ》
  • 「過去30日の売上総額が1万円以上」
    のユーザー

とはいうものの、《かつ》で絞れば絞るほど対象者は少なくなり、「過去30日間にユーザー数が100人以上溜まらないと使えない」という「AdWordリマーケティング ユーザーリストの制限」に引っかかってしまうので、そこは気を付けよう。リマーケティング ユーザーリストの制限については、以下の記事を参照してほしい。

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、まずは「行動」分類(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「行動」を選択した画面だ。

条件「過去30日に3回以上訪問」と「過去30日に1回以上購入」を指定する

図3:「行動」分類のセグメントの画面

今回のセグメントには4つの条件があるが、そのうち次の2つをこの画面で指定する。

  • 過去30日に3回以上訪問
  • 過去30日に1回以上購入

「過去30日に3回以上訪問」の条件は、「期間内に3回以上繰り返して訪問があった」ということなので、「セッション」「≥」「3」と指定すればよい(図4赤枠部分)。この「セッション」は集計期間内のリピート回数を意味する。「過去30日」の部分については、AdWordsのユーザーリストのルックバック日数を30日とすれば、過去30日以内の行動で絞り込めるということだ。これは、最後にまとめて指定するので、ここでは指定しない。

続いて「過去30日に1回以上購入」の方の条件は、「トランザクション数」「ユーザーごと」「>」「0」と指定すればよい(図4青枠部分)。こうすれば同様に過去30日以内に一度でもトランザクションすなわち購入があったユーザーという条件になる(「≥」「1」と指定しても同じことだ)。

図4:2つの条件指定を「行動」分類のセグメントで指定した画面

条件「過去30日の売上総額が1万円以上のユーザー」を指定する

続いて「過去30日の売上総額が1万円以上のユーザー」という条件を加えていく。今度は「eコマース」(図5赤枠部分)を選択して、「eコマース」分類の画面(図5)を表示しよう。

図5:「eコマース」分類のセグメントで条件を追加

先ほど「行動」分類で指定した条件の2つは、画面を移動してもそのまま保存されている。「行動」の横に数字の2が表示されている(図5青枠部分右)のが、その証だ。条件指定は画面が変わってもどんどん加えていくことができる。その場合には「《かつ》の掛け合わせ(AND)条件」になる。

「過去30日の売上総額が1万円以上のユーザー」という条件設定は、図5緑枠部分にあるように、「収益」「ユーザーごと」「≥」「10000」と指定しよう。「収益」というのが販売金額、つまり売上高のことで、「ユーザーごと」という条件は、1人のユーザーの「売上総額」指定できるので、1回の買い物で1万円でもよいし、5000円ずつ2回買い物をした合計が1万円でも条件に合致するという指定方法だ。

「過去30日」という条件については、最後にまとめて指定するので、ここでは指定しない。

条件「累計訪問回数が10回以上」を指定する

最後に「累計訪問回数が10回以上」という条件を指定しよう。今度は「条件」(図6赤枠部分)を選択して、「条件」分類の画面(図6)へ移動する。

図6:「条件」分類のセグメントで条件を追加

「累計訪問回数が10回以上」という条件設定は、まずユーザーベースのフィルタにするため、フィルタを「ユーザー」「含める」と指定(図6青枠部分)したうえで、その下で「セッション数」「≥」「10」と指定しよう。

この「セッション数」は、勘違いしやすいディメンションなのだが、過去からの累計訪問回数のことを示しているので、「10以上」と指定すれば、これまでの累計訪問回数が10回以上の訪問が含まれるユーザー、つまり今回の条件に合致するおなじみさんだということを意味するわけだ。

これで4つの条件を掛け合わせて指定できたので、セグメントの名前を「ロイヤルユーザー」とでもして、セグメント条件を保存しよう(図6黒枠部分)。

念のため、ユーザーリストが有効になる100人の壁を越えているかどうかを確認しておくのがよいだろう。セグメント機能の右側には、Google アナリティクスで指定されている集計期間内でこの条件のセグメントを掛けた場合に、何ユーザー、何セッションが対象になるのかを表示してくれる(図6紫枠部分)ので、100人ぎりぎりといった危ない状況にはないかどうか確認しておこう。

「過去30日以内」を指定する

最後にアナリティクス設定のユーザーリストの定義(図7赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図7:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を指定する画面

「ルックバック日数」は、過去30日以内の行動特性を指定したいので30日とする(図7青枠部分)。

「有効期間」は、どの程度このリストを保有しておきたいかによるが、つねに新しいリストにしておきたいのであれば、ルックバック日数と同様に30日(図7緑枠部分)など短めにしてもよいだろう。

もちろん短めだとリストはつねに少数であまり蓄積されない。このあたりは、リスト化されるユーザーの質の変化が激しいのか、安定しているのか、数の変動が大きいのか小さいのか、さまざまなことが関係してくると思うので、少しGoogle アナリティクスのレポートで確認してから、判断するのがよいだろう(どのレポートを確認するかは、この記事の最後に説明する)。

あとは、ユーザーリストに「ロイヤルユーザー」とでも名前を付けて(図7紫枠部分)、保存(図7黒枠部分)しよう。この「ロイヤルユーザー」をAdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択すれば、ロイヤルユーザーに絞り込んで広告を出稿できるようになる。

ユーザーリストに偏りがないかをGoogleアナリティクスで確認するには?

前述したGoogle アナリティクスで確認するレポートの例としては、少なくとも次の2つは必須だろう。

  • [集客]>[すべてのトラフィック]>[参照元/メディア]レポート
  • [コンバージョン]>[eコマース]>[商品の販売状況]レポート

対象ユーザーに特殊要因による偏りがないかどうかを見ておいた方がよいので、集客が通常より偏っているなどの影響がなかったのかを[参照元/メディア]レポートで確認する。それと対になっているはずだが、集客の偏りに伴う、売れた商品にも大きな偏りがないかどうかを確認するために[商品の販売状況]レポートを見ておこう。

もし季節変動とかで特異な事情が発見できたら、その期間で溜まったリストは使わないといった対処をすればよいだろう。今回の例は有効期間を30日間と短めにしたので、リストがきれいになるまで少し待てばよい。いずれにしても、

  • 結果的にどういうリストが溜まるのか
  • そのリストが広告を打つターゲットとして相応しいのか

をきちんと設計して広告出稿につなげるという原則が重要であることに変わりはない。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告を、特定の商品を買ったユーザーにだけ表示してクロスセルを狙うには

eコマースサイトで特定の商品購入したお客さんに対してAdWords広告を表示して、周辺商品を併せ買いしてもらう方法を解説する。

 

eコマースサイトで特定の商品購入したお客さんにだけAdWords広告を表示して、周辺商品を併せ買いしてもらいたい。

Google AdWordsでは、Googleアナリティクスで作成した「リマーケティング ユーザーリスト」を選択して、過去にサイトを訪問したユーザーを広告のターゲットに設定できる。また、除外設定を使えば逆に、すでにコンバージョンしたユーザーを広告対象から除外して、すでに顧客になっている人に広告が出されないようにすることもできる。

セグメント100選」の今までの記事の中にも、Google AdWordsの「リマーケティング ユーザーリスト」用にGoogle アナリティクスのセグメントを流用する話や簡単な設定の話に触れたことが過去あった。

今回から何回かに分けて、サイトの分析というよりも、「サイトの過去利用者の特定のセグメントに対して広告を出す」という視点で有効なセグメントとその設定例を紹介していく。今回は、購入ユーザーに有効なセグメントを紹介する。

広告出稿を目的としたGoogle AdWordsとサイト分析を目的としたGoogle アナリティクスは当然違うものなので、どんなセグメントでもAdWordsの「リマーケティング ユーザーリスト」用に使えるわけではない。そんな意味のないリストを量産しないための注意を今回は最初に解説しておきたい。

今回の設定には、あらかじめGoogleアナリティクスとAdWordsを連携しておく必要がある。連携の仕方については、以下の記事を参照してほしい。

また、Googleアナリティクスでeコマース分類のデータを利用するには、あらかじめ「eコマースのトラッキングコード」を設定しておく必要がある。詳しくは、以下の記事を参照してほしい。

リマーケティング ユーザーリストを有効に使うための注意

「リマーケティング ユーザーリスト」は流動的な作りになっていて、最大で540日(約1年半)の有効期間が設けられている。それ以上前の行動履歴にもとづいて広告を出しても精度は低くなるという配慮だろうか(なお検索広告用リマーケティング リストの場合、有効期間は最大 180 日とのこと)。

図1はGoogle アナリティクスの「アナリティクス設定」の画面で、リマーケティング用ユーザーリストを定義する場合の画面例だが、図1赤枠部分の指定項目がその「有効期間」だ。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする

図1:Google アナリティクスのユーザーリスト設定画面

有効期間に関する注意

リマーケティング リストを作成する – AdWordsヘルプ」には、「バレンタインデー ギフトを販売する場合は有効期間を 1 年と数日に設定し、翌年のバレンタインデーにリスト内のユーザーに広告を表示できるようにします」などとその使用例についての記述もある。

リストから自動的に捨てていく期限が、この「有効期間」の設定になる。最大の540日(約1年半)に設定しても、2年前のバレンタインデーでの行動で抽出されたユーザーはもう削除されているわけだ。もちろんリストにピックアップされた1人1人の行動は異なるので、それぞれ別々の有効期間を持っている。

さらにリスト設定後から順次リストにユーザーが追加されていくのだが、「ディスプレイ ネットワーク」では、「過去30日以内に追加されたユーザー数が100件以上」の場合に、リストのユーザーに広告が表示され、「Google 検索」では、「ユーザー数が1,000件以上で広告がリストのユーザーに表示される」という制限があることにも注意しよう。

ルックバック日数の設定に関する注意

一方、「ルックバック日数」(図1青枠部分)は最大30日まで指定できる。この日数は条件に書いた記述(図1緑枠部分)の行動対象範囲となる日数で、図1の例では、「過去30日以内に資料請求したユーザー」ということになる。逆に言えば、「リストを定義した時点から約1か月を超えて前の行動に遡って条件指定はできない」ということになる。

つまり、たとえば「2年前にソーシャルネットワークから来てコンバージョンしたユーザー」というセグメントを作成して、それを今思いついたようにユーザーリスト化しても手遅れだ。将来どういう広告を誰に出すのか、そのリストに使えないだろうかということは、事前に注意深く設計しておいて、場合によっては必要なものをユーザーリストとしてあらかじめ蓄積しておく必要があるということだ。

しかも前述したとおり、それなりのボリュームがないと有効にならないので、過去作ったさまざまなセグメントをユーザーリストに手当たり次第移植しても、実際には使えないということになるので注意しよう。

特定の商品を購入したユーザーを抽出するセグメントの作り方

さてここからGoogle AdWordsユーザーリスト用のセグメントを紹介していこう。一番オーソドックスで効果の高そうなセグメントから何回かにわたって紹介していく予定だが、今回はリピーターに対して有効なものを1つ紹介する。

eコマースサイトで購入したお客さんに対して、周辺商品を併せ買いしてもらうクロスセルを薦める場合に有効なセグメントで、当たり前すぎるくらいのセグメントだ。

  • 特定の商品購入ユーザー

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図2赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図2青枠部分)の下に並んで表示される。

図2:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図2赤枠部分)のエリアをクリックすると、図3のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図3赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図3:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図3青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図3と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図4赤枠部分)が選択されているが、「eコマース」分類(図4青枠部分)を選択しよう。図4はその「eコマース」を選択した画面だ。

図4:「eコマース」分類のセグメントの画面

今回のセグメントの条件設定は、図4緑枠部分で行う。

設定したいセグメントは「特定の商品購入ユーザー」で、たとえば商品名の中に「デスク」という言葉が含まれる商品を購入したユーザーを抽出したいのであれば、図5のように「商品」「含む」「デスク」という設定内容になる。

図5:「『デスク』を含む商品を購入したユーザー」セグメントの設定内容

「デスク購入者」などといったセグメント名を付けて、保存(図4黒枠部分)しておく。

このケースでは、机を買った人にたとえば「椅子」の広告を出すといった利用法になるだろう。ユーザーにとって、いい提案だねと思われるにはタイミングも重要で、この場合は机を買った後、比較的短期間で広告を打つ必要があると思うので、ルックバック日数は7日、有効期間は30日などとすればよいのではないだろうか。

セグメントを元にユーザーリストを作成する

ここまでで、「特定の商品購入ユーザー」のセグメントを作った。このセグメントをAdWords広告で利用するには、セグメントをインポートして、ユーザーリストを作成する必要がある。

まず「アナリティクス設定」の「リマーケティング」の「ユーザーリスト」を選択する(図6赤枠部分)。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする

図6:「ユーザーリスト」の「①リンクの設定」

「①リンクの設定」では、適用したい「ビュー」を選択し、「移行先のアカウント」は連携していて広告を出したいAdWordsアカウントを選択する(図6青枠部分)。そして、「次のステップ」(図6緑枠部分)をクリックすると、「②ユーザーリストを定義する」(図7赤枠部分)が表示される。

図7:「②ユーザーリストを定義する」画面

「②ユーザーリストを定義する」では、「セグメントをインポート」(図7青枠部分)をクリックする。そして、先ほど作成したセグメント(図8赤枠部分)をクリックしよう。

図8:インポートしたいセグメントをクリック

そこで表示されるユーザーリストの定義画面(図9)で、「ルックバック日数」(図9赤枠部分)と「有効期間」(図9青枠部分)を適切に指定するという流れになる。

図9:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を調整

膨大な商品点数を抱えているeコマースサイトで、このような細かい運用は現実的にはあり得ず、自動化するスマートな方法があるとは思うが、商品カテゴリがそれほど多くなければ、親和性の高い商品カテゴリ間でのクロスセルなどに利用してみるというのはどうだろう。

※Web担当者Forum参照

Google、AdWordsにユーザー追跡型広告「リマーケティング」追加

広告プログラムのAdWordsに、サイトを訪問した潜在顧客を追いかけて、広告ネットワーク上のほかのサイトに広告を表示する機能が追加された。

 

米Googleは3月25日、広告主向けプログラム「AdWords」に新機能「remarketing」を追加したと発表した。広告主のサイトを訪れたユーザーを追跡してほかのサイト上でも広告を表示できるようにする。

例えば旅行代理店サイトの場合、サイトを訪れてツアーを検討したものの、価格が高いと考えて予約せずに立ち去った潜在顧客に対し、その顧客が訪れるほかのサイト上にツアーをディスカウントしたという広告を表示できれば効果的だとしている。

remarketingの広告は、コンテンツ広告ネットワーク「Googleコンテンツネットワーク」に参加する数十万のパートナーのWebサイトに表示される。

remarketingキャンペーンを設定するには、AdWordsに新設された「Audiences」タブをチェックする。自社サイトだけでなく、YouTubeの公式サイトやYouTubeの広告をクリックした潜在顧客も対象にできる。また、同時に複数のキャンペーンを設定することもできる。

なお、こうした広告の表示を望まないWebユーザーは、「広告サービスのプライバシーについて」にあるボタンをクリックすることでオプトアウトできる。表示される広告の量は変わらないが、ターゲティングされたものではなくなる。

※ITmediaエンタープライズ参照

広告主はAdWordsからGmail内のネイティブ広告を購入できるようになった

Googleは、全ての広告主が購入できる新しいGmail用の広告フォーマット を今日から展開する。数年前、GoogleはGmail用の新しいネイティブ広告をローンチした。これは受信箱の一番上に設置され、通常のメールのような形で表示される。広告の表示方法としては、あまり邪魔にならない形だと言える。(もちろん不快に感じた人もいる。)

今日から全ての広告主は、Gmail広告を簡単に購入することができるようになった。

Gmail Ads GIF 8.31.15

広告主は、新しいGmail広告をAdWordsから購入することができる。Gmailのユーザーにとって、この広告はこれまでのGmail広告とは少し違う仕組みで、モバイル版のGmailにもウェブ版のどちらにも表示される。

ネイティブ広告はデフォルトでは閉じている状態だが、ユーザーがクリックすると、ページが展開する。Googleによるとこの広告のコンセプトは「ランディングページのような、豊富な情報と画像を再提供すること」だそうだ。Googleは広告主に、ユーザーが広告を展開した回数に応じて課金するという。(その後の広告のクリックは無料。)

興味深いのは、これらの広告を転送することが可能な点だ。全ての広告の下には「転送」と「受信箱に保存」のオプションがある。「受信箱に保存」をクリックすると、広告メールは受信箱に移動し、普通のメールのように扱うことができる。

受信箱にこの広告を見つけた。(私がネットワークサービスプロバイダーから帯域幅を毎月大量に買っているのが知られていて、私をターゲットとしているのは明らかだ。)

Gmail

Googleは、Gmailで多様な種類の広告フォーマットを検証し「受信箱の体験に違和感なく合う」高品質の広告を少量、表示することにしたという。

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広告主は、通常のAdWordsのターゲットオプションを利用できる。広告自体はいくつかのテンプレートから選び、自社のネイティブGmail広告を作成することができる。この広告には、一つの画像、動画、入力フォーム、電話番号とコールトゥアクション(CTA)ボタンを設置することができる。

Googleは、ユーザーに引き続きどのような広告を表示するかの設定機能を提供する。(興味関心に基づく広告からいつでもオプトアウトすることも可能だ。)また、Google Apps for Workに登録している人の受信箱には広告を表示しないそうだ。

Gmailで広告をクリックした覚えはないが、受信箱から外に誘導されないのなら、広告をたまにはクリックしてみようかと思う。(ターゲッティングが上手く機能しているだろうから。)

原文更新:私はこの広告をこれまでクリックしたことがなかったが、GoogleによるとGmail用の広告フォーマットは2013年からベータ版を検証していたそうだ。これに基づき記事を更新している。

※techcrunch参照

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