Category Archives: アドワーズ広告

AdWords広告で、「購入を途中でやめた」顧客にだけ最後のひと押しの広告を見せるには?

eコマースサイトでカート落ちしたユーザーに、AdWords広告を利用して最後のひと押しをするリマーケティングリストを紹介する。

 

eコマースサイトで、途中で購入をやめてしまった見込み顧客にだけAdWords広告を出稿して、購入に進んでもらいたい。

少し自分の行動を振り返ってみていただきたい。eコマースサイトで、欲しいと思った商品をショッピングカートに投入したはいいが、買わずに放置したことはないだろうか? また、資料請求などをオンラインで受け付けているサイトで、入力フォームにまで来た段階で、それほど緊急性もないためか、面倒になってそれ以上の行動をやめてしまったことはないだろうか。

特に入力フォームのステップをある程度進んでいるのに、何らかの理由から途中でやめてしまい、購入や資料請求、問い合わせといった行為を最後まで行わなかったユーザーは、見込み客から顧客になる確率が高いのではないだろうか。そういったユーザーに対して、AdWords広告を利用して最後のひと押しをするためのリマーケティングリストを紹介しよう。

今回は、本とか消耗品とかの一般消費財を売っているeコマースサイトで、「カートに商品を投入したけど、購入に至らなかったユーザー」という条件にしてみる。

具体的には、

  • カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー

から

  • 購入したユーザー

を除くのだ。

最初のリストに対して広告のターゲティング設定を行い、2つ目のリストに対して広告の除外設定を行うことで、購入直前のプロセスまで至ったが購入はしていないユーザーだけを抽出するということだ。そのため、そのリスト作成用のセグメントも、それに対応した2つを作成する必要がある。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」セグメントの作り方

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。今回設定するセグメントの1つ目は「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」で、これは図4のような設定内容になる。

図4:「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」のセグメント

ここでは、カートページが次のようなURL群だったという前提で話を進める。各サイトにおけるカートのURLはそれぞれ異なると思うので、自分のサイトの事情にあわせて調整してほしい。

ページの内容 URL(ドメインを除く)
カートへ商品投入後のページ /cart/list.asp
お届け先住所入力画面 /cart/address.asp
決済方法選択画面 /cart/payment.asp
最終確認ページ /cart/confirm.asp
購入完了ページ /cart/thanks.asp

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定しよう(図4赤枠部分)。

次に「カート投入から購入完了までの数ページを閲覧した」という条件は、今回の例では「ページ」「先頭が一致」「/cart/」とする。これには「購入完了ページ」が含まれていても構わない。あとで対象外とするリストで指定するからだ。

一致条件は「正規表現に一致」の選択肢もあるので、該当するページを全部列挙して、「ページ」「正規表現に一致」「/cart/(list|address|payment|confirm)\.asp」などとすることもできる。縦棒「|」は「あるいは」を意味するので、このように記述すれば、「list」「address」「payment」「confirm」の4ページのどれかを見たユーザーがすべて対象になるということだ。

このような内容を指定して、「カート投入以降ページ通過ユーザー」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「購入したユーザー」セグメントの作り方

設定するセグメントの2つ目は「購入したユーザー」で、これは図5のような設定内容になる。

図5:「購入したユーザー」のセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図5赤枠部分)。その下は購入完了ページを閲覧したという意味で、「ページ」「完全一致」「/cart/thanks.asp」と指定する(図5青枠部分)。

または、前回解説した「購入したユーザー」セグメントを参考に、「トランザクション計測」「コンバージョン計測」でのセグメントを作るのもいいだろう(前回の解説ではセッション日の条件があるが、その部分は不要だ)。

ルックバック日数と有効期間を指定する

最後にアナリティクス設定のユーザーリストの定義(図6赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図6:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を指定

1つ目のセグメントから作るリスト「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」の「ルックバック日数」は、リストを作ってすぐに広告を出したいのであれば「30日」とする(図6青枠部分)。そうすれば、過去30日の間に購入しそうなところまで進んだユーザーがリストに溜まるはずだ。

一方、「有効期間」だが、本や消耗品などの一般消費財なら購入サイクルが短く、せいぜい「30日」の「有効期間」(図6緑枠部分)で十分だろう。すでに他のサイトで購入している可能性もあるし、大昔にカートに入れただけの人をしつこく広告で追う必要はない。むしろ気持ち悪がられるのではないかという意図だ。短いサイクルで脈がありそうな人にだけ、回転よく広告を出すのがよいのではないだろうか。

あとは、ユーザーリストに名前を付けて(図6紫枠部分)、保存(図6黒枠部分)すれば、AdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

同様に「購入したユーザー」もリマーケティングリストで定義しよう。同じタイミングで購入ユーザーを除外したいので、こちらのユーザー リストも「ルックバック日数」と「有効期間」は両方とも「30日」にすればよいだろう。

これで、Googleアナリティクス側での設定は完了だ。あとは、AdWords側で、このリマーケティングリストを利用したターゲティングを設定する。

「カートに商品を投入したけど、購入に至らなかったユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

AdWords側では、広告グループ(あるいはキャンペーン)のターゲティングの設定で、まず「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

そして、広告グループ(あるいはキャンペーン)の除外設定で「購入したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

これで「カートページから購入完了直前のページまでのページを閲覧したが、購入しなかったユーザー」を対象に広告を出すAdWords設定が完成だ。

B2Bサイトで、同様の広告を出したいときのポイント

ここまで紹介してきたケースは、本や消耗品などの一般消費財を売っているeコマースサイト向けだった。さて、これがB2Bのサービスサイトでも同様でよいだろうか。

提供しているサービスの価格にもよるが、一般的にB2Bサービスでは、提供しているサービスの種類が少数で、資料請求や問い合わせが複数のサービスにまたがることがあまり想定しにくい。また、検討期間が1か月などと短いとは考えにくい場合が多い。

リストとしては、eコマースの例と同様に次のようになるだろう。

  • 資料請求や問い合わせの入力フォームのプロセスのページ群を閲覧したユーザー

から

  • 資料請求や問い合わせのあったユーザー

を除く。

検討期間が半年くらいはあると思われるサービスなどであれば、ユーザーリストの定義の「有効期間」を180日など長めにとって、少し長めの期間リストを溜めておく必要があるだろう。しかし有効期間を長くしてもリストとしては、すぐに該当者はリストに溜まっていくため、前週資料請求した人に対して、すぐに広告を出すことになってしまう場合もあるだろう。

こういった場合に対処するには、前回の記事(下記)で書いたように、たとえば「2015年9月に資料請求を試みたユーザー」のリストを作成して、それを実際広告に使うのは2016年1月から3月までといった形で、ユーザーが熟成するまで使わずに蓄積だけしておくというアプローチになるのだろう。ただ最低でもリマーケティングリストは100人溜まらないと有効にならないという制約もあるので、高額商材では難しいだろう。

また、広告の現場でそんな面倒な運用をするのが一般的なのか筆者は知らない。少し気持ち悪いくらいでも、クリックされなければコストが発生せず、無駄な費用の発生はないのでよしと考えるの普通なのかもしれないが、アイデアとしてはありなのではないだろうか。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告で「○月に購入したが△月には購入していない」顧客をターゲットしてリピート購入を促すには?

定期的に必要となる商品を販売しているeコマースで、既存顧客に対して、リピート購入を促進する方法を解説する。

 

定期的に必要となる商品を販売しているeコマースで、既存顧客に対して、リピート購入を促進したい。

前々回から「サイトの過去利用者の特定のセグメントに対してAdWords広告を出す」という視点で有効なセグメントとその設定例を紹介している。

前々回は特定商品購入ユーザーに対してクロスセルをしたいというニーズ、前回はお得意さんに新製品広告を見せたいというニーズ向けのセグメントと使い方を解説した。

今回は「リピート購入を促進するための、既存顧客だけを含んだリマーケティングリスト」を紹介しよう。

これは購入サイクルがある程度決まっている定期購入商材などで使い勝手のよいリストになるだろう。もっとも簡単な例は、バレンタインなどの1年に1回の商材で、昨年の購入者に今年も購入してもらおうとするというもの。もう少し短期なものとしては、たとえば約1か月で消費しきってしまう健康食品などで、そろそろ商品が切れた段階で広告を見せて、次のサイクルの定期購入につなげていくというものがある。

当然、定期購入商材の既存顧客に関して言えば、「個々の顧客の購買行動はWebサイトだけではなく、購買管理システムに正確な記録があり、ステップメールなどでしっかり個客管理できていれば広告の必要はない」という考え方もあるだろうが、さまざまな方法で手堅くマーケティング活動をするのは別に悪いことではないだろう。

今回の解説では必須ではないが、Googleアナリティクスのeコマース分類のデータを利用する方法でセグメントを作る場合は、あらかじめ「eコマースのトラッキングコード」を設定しておく必要がある。詳しくは、以下の記事を参照してほしい。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

今回は、「1か月サイクルで消費される商材の購入者で、直近1か月間購入のなかったユーザー」という条件にしてみよう。具体的には、

  • 「2015年7月に購入があり、2015年8月に購入のなかった」ユーザー

このリストに対して2015年9月初頭に集中して広告を出すという考え方だ。実際には2015年8月に購入のなかったユーザーは、「2015年8月に購入したユーザー」を除外リストとして使用すればよいので、リストとしては、「2015年7月に購入したユーザー」と「2015年8月に購入したユーザー」の2つを作ればよいことになる。

今回は、それぞれのセグメントについて、

  • トランザクション
  • コンバージョン
  • 購入完了ページURL

の3種類の設定方法を解説している。Googleアナリティクスにeコマースのトラッキングコードを設定している場合は「トランザクション」方式で、購入をコンバージョンとして設定している場合は「コンバージョン方式」で、購入完了ページのURLを識別できる場合は「購入完了ページURL」方式で、セグメントを作ってほしい。

「2015年7月に購入したユーザー」セグメントの作り方(トランザクション計測版)

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「条件」を選択した画面だ。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。今回設定するセグメントの1つは「2015年7月に購入したユーザー」で、これは図4のような設定内容になる。

図4:2015年7月にトランザクションしたユーザーのセグメント

ユーザーベースのセグメントなので、フィルタは「ユーザー」「含める」と指定(図4赤枠部分)しよう。

「特定の期間」で絞り込みを行うときに選択するディメンションが「セッション日(YYYYMMDD)」(図4青枠部分)だ。ここでその「特定の期間」を指定する。今回の例では2015年7月の1か月間を選択したかったので、図4緑枠部分のように「次の期間内」「2015/07/01」「2015/07/31」と指定する。

さらに、[AND]図4黒枠部分)をクリックし、下に現れる設定項目で、「トランザクション数」「ユーザーごと」「>」「0」(つまり1以上)と指定する(図4紫枠部分)。これで2015年7月の1か月間に1回でも購入したことがあるユーザーを指定したことになる。

このような内容を指定して、「201507購入者」というセグメント名を付け、「保存」をクリックしよう(図3黒枠部分)。

「2015年7月に購入したユーザー」セグメントの作り方(コンバージョン計測版)

購入をトランザクションで計測しておらず、代わりにアナリティクス設定でコンバージョンとして計測している場合は、図5のような指定をしよう。

図5:2015年7月にコンバージョンしたユーザーのセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図5赤枠部分)。異なるのは、コンバージョンしたユーザーを指定するために、「目標nの完了数」「ユーザーごと」「>」「0」と指定する点だけだ(図5青枠部分)。これで2015年7月にコンバージョンしたユーザーと指定できる。

このような内容を指定して、「201507購入者」というセグメント名を付け、保存しておこう。

「2015年7月に購入したユーザー」セグメントの作り方(購入完了ページURL計測版)

トランザクションの計測もコンバージョンの設定がされていなくても、購入完了ページがURLパターンで判定できる場合は、購入完了ページを通過していれば、それが購入を意味するので、図6のような指定でも2015年7月に購入したユーザーのセグメントを作成できる。

図6:2015年7月に購入完了ページを通過したユーザーのセグメント

条件指定の上部は図4と同じ内容だ(図6赤枠部分)。異なるのは、購入完了ページを指定するために、「ページ」「先頭が一致」「購入完了ページ」などとする点だ(図6青枠部分)。

このような内容を指定して、「201507購入者」というセグメント名を付け、保存しておこう。

購入完了ページに購入IDなどのパラメータなどが付与されている場合など、URLが一意的に決まらなくても、前方一致や正規表現一致などで指定することが可能なので、たいていのURL群の指定はできるだろう(購入フォームがPOST方式でURLが変わらない場合などは無理なので、トランザクションやコンバージョンの方式を実装してほしい)。

ルックバック日数と有効期間を指定する

最後にアナリティクス設定のユーザーリストの定義(図7赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図7:ユーザーリストの定義で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定

7月以前にリストを定義しておけば「ルックバック日数」は7日でかまわない(図7青枠部分)。そうすれば、7月に入ってから7月の購入ユーザーがどんどんリストに溜まっていくはずだ。

「有効期間」は、どの程度このリストを保有しておきたいかによるが、この例では、9月上旬の広告用に使うだけと限定するのであれば、せいぜい90日の有効期間(図7緑枠部分)で十分だろう。積極的にリストを捨てる必要もないので、もっと長い期間保存していてももちろん害はない。

あとは、ユーザーリストに名前を付けて(図7紫枠部分)、保存(図7黒枠部分)すれば、AdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択できるようになる。

「2015年8月に購入がなかったユーザー」セグメントの作り方

今回実現したいのは、「2015年7月に購入があり、2015年8月に購入のなかった」ユーザーに対して広告を出すことだ。ふつうに考えると、次は「2015年8月に購入がなかったユーザー」のセグメントを作るのだが、ここでは、「2015年8月に購入したユーザー」のセグメントを作る。

意外かもしれないが、「2015年8月に購入したユーザー」のセグメントを作り、その条件で対象を除外すれば「2015年8月に購入がなかったユーザー」と同じ意味になる。

また、このやり方ならば1月に1つセグメントを作ればいいので、運用も楽だろう。

「2015年8月に購入したユーザー」のセグメントを作ってリマーケティングリストで定義する方法は、「2015年7月に購入したユーザー」とほとんど同じなので、割愛する。異なるのは、「セッション日(YYYYMMDD)」で指定する「特定の期間」で、ここを「次の期間内」「2015/08/01」「2015/08/31」と指定する点だけだ。

「○月に購入したユーザー」リストを使って「□月に購入したが△月には購入していないユーザー」にAdWordsで広告を出稿するには?

ここからが、「2015年7月に購入したユーザー」と「2015年8月に購入したユーザー」のリストを使って、「2015年7月に購入したが8月には購入していないユーザー」に広告を出すための設定だ。

AdWords側では、まず、広告グループ(あるいはキャンペーン)のターゲティングの設定で「2015年7月に購入したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

そして、広告グループ(あるいはキャンペーン)の除外設定で、「2015年8月に購入したユーザー」リマーケティングリストを選択する。

これで、7月に購入したが8月には購入していない人をターゲットできるので、このユーザーリストを使って2015年9月上旬に広告を出そう。

今回は「購買サイクルが1か月の商材」を例として取り上げたが、どのような商品サイクルなのかによって、区切る期間などは変わってくる。各サイトの事情に応じて設定をしてほしい。1年に1回購買される商材で、昨年の購入者に今年もプッシュするというものでは、有効期間は最大の540日にでもしておけば、1年後に使うこともできる。

あと、初回購入者に対してリマーケティングリストを作成して、そこに広告を出してリピータにレベルアップしてもらうようなアイデアが簡単に思いつく。しかし初回購入者と2回目以降の購入者といったセグメントは標準ではおそらく作れそうもない。カスタム ディメンションなどに何回目の購入かを記録するようなカスタマイズを行うことで実現するしかないだろう。

次回以降は未購入者に対して購入を促進させるためのリマーケティングリストを紹介していく。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告を優良顧客にだけ出して、効率的に新商品を販促するには?

eコマースサイトで得意客をセグメントしてユーザーリストを作り、得意客だけに新商品を広告できるようにする方法を解説する。

 

eコマースサイトで、優良顧客だけに新商品を広告したい

前回から「サイトの過去利用者の特定のセグメントに対してAdWords広告を出す」という視点で有効なセグメントとその設定例を紹介している。今回は、eコマースサイトで優良顧客(ロイヤルユーザー)に新商品を広告したい場合に有効なリストになるセグメントを紹介しよう。

自社のサイトで一度でも購入してくれたお客さんは、すでに1つのハードルを越えているので、過去に購入した商品で失敗していなければ、次の商品を買ってくれる可能性が高いお客さんになる。そのお客さんに向けて新しい商品の広告を出してみるというのは、悪くない選択だろう。

もちろん何をもって「ロイヤルユーザー」と定義づけられるかは、eコマースサイトで扱っている商品、広告したい商品、商品単価、購入者の行動特性などによって違ってくるので、細かいところは自分の事情にあわせて調整をしていただきたい。

Googleアナリティクスでeコマース分類のデータを利用するには、あらかじめ「eコマースのトラッキングコード」を設定しておく必要がある。詳しくは、以下の記事を参照してほしい。

ユーザーリスト用のセグメントの設定

今回は、「おなじみさんで、最近も高頻度で訪問し、一定額以上購入実績のあるユーザー」を「ロイヤルユーザー」だとみなしてみよう。具体的には、

  • 「過去からの累計訪問回数が10回以上あり」
    《かつ》
  • 「過去30日に3回以上訪問があり」
    《かつ》
  • 「過去30日に1回以上購入(トランザクション)があり」
    《かつ》
  • 「過去30日の売上総額が1万円以上」
    のユーザー

とはいうものの、《かつ》で絞れば絞るほど対象者は少なくなり、「過去30日間にユーザー数が100人以上溜まらないと使えない」という「AdWordリマーケティング ユーザーリストの制限」に引っかかってしまうので、そこは気を付けよう。リマーケティング ユーザーリストの制限については、以下の記事を参照してほしい。

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、まずは「行動」分類(図3青枠部分)を選択しよう。図3はその「行動」を選択した画面だ。

条件「過去30日に3回以上訪問」と「過去30日に1回以上購入」を指定する

図3:「行動」分類のセグメントの画面

今回のセグメントには4つの条件があるが、そのうち次の2つをこの画面で指定する。

  • 過去30日に3回以上訪問
  • 過去30日に1回以上購入

「過去30日に3回以上訪問」の条件は、「期間内に3回以上繰り返して訪問があった」ということなので、「セッション」「≥」「3」と指定すればよい(図4赤枠部分)。この「セッション」は集計期間内のリピート回数を意味する。「過去30日」の部分については、AdWordsのユーザーリストのルックバック日数を30日とすれば、過去30日以内の行動で絞り込めるということだ。これは、最後にまとめて指定するので、ここでは指定しない。

続いて「過去30日に1回以上購入」の方の条件は、「トランザクション数」「ユーザーごと」「>」「0」と指定すればよい(図4青枠部分)。こうすれば同様に過去30日以内に一度でもトランザクションすなわち購入があったユーザーという条件になる(「≥」「1」と指定しても同じことだ)。

図4:2つの条件指定を「行動」分類のセグメントで指定した画面

条件「過去30日の売上総額が1万円以上のユーザー」を指定する

続いて「過去30日の売上総額が1万円以上のユーザー」という条件を加えていく。今度は「eコマース」(図5赤枠部分)を選択して、「eコマース」分類の画面(図5)を表示しよう。

図5:「eコマース」分類のセグメントで条件を追加

先ほど「行動」分類で指定した条件の2つは、画面を移動してもそのまま保存されている。「行動」の横に数字の2が表示されている(図5青枠部分右)のが、その証だ。条件指定は画面が変わってもどんどん加えていくことができる。その場合には「《かつ》の掛け合わせ(AND)条件」になる。

「過去30日の売上総額が1万円以上のユーザー」という条件設定は、図5緑枠部分にあるように、「収益」「ユーザーごと」「≥」「10000」と指定しよう。「収益」というのが販売金額、つまり売上高のことで、「ユーザーごと」という条件は、1人のユーザーの「売上総額」指定できるので、1回の買い物で1万円でもよいし、5000円ずつ2回買い物をした合計が1万円でも条件に合致するという指定方法だ。

「過去30日」という条件については、最後にまとめて指定するので、ここでは指定しない。

条件「累計訪問回数が10回以上」を指定する

最後に「累計訪問回数が10回以上」という条件を指定しよう。今度は「条件」(図6赤枠部分)を選択して、「条件」分類の画面(図6)へ移動する。

図6:「条件」分類のセグメントで条件を追加

「累計訪問回数が10回以上」という条件設定は、まずユーザーベースのフィルタにするため、フィルタを「ユーザー」「含める」と指定(図6青枠部分)したうえで、その下で「セッション数」「≥」「10」と指定しよう。

この「セッション数」は、勘違いしやすいディメンションなのだが、過去からの累計訪問回数のことを示しているので、「10以上」と指定すれば、これまでの累計訪問回数が10回以上の訪問が含まれるユーザー、つまり今回の条件に合致するおなじみさんだということを意味するわけだ。

これで4つの条件を掛け合わせて指定できたので、セグメントの名前を「ロイヤルユーザー」とでもして、セグメント条件を保存しよう(図6黒枠部分)。

念のため、ユーザーリストが有効になる100人の壁を越えているかどうかを確認しておくのがよいだろう。セグメント機能の右側には、Google アナリティクスで指定されている集計期間内でこの条件のセグメントを掛けた場合に、何ユーザー、何セッションが対象になるのかを表示してくれる(図6紫枠部分)ので、100人ぎりぎりといった危ない状況にはないかどうか確認しておこう。

「過去30日以内」を指定する

最後にアナリティクス設定のユーザーリストの定義(図7赤枠部分)で、「ルックバック日数」と「有効期間」を指定する。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする
  5. 「リンクの設定」で、ビューと移行先のアカウントを選択する
  6. 次のステップをクリックし、「セグメントをインポート」をクリックする
  7. ユーザーリストに定義したいセグメントを選択する

図7:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を指定する画面

「ルックバック日数」は、過去30日以内の行動特性を指定したいので30日とする(図7青枠部分)。

「有効期間」は、どの程度このリストを保有しておきたいかによるが、つねに新しいリストにしておきたいのであれば、ルックバック日数と同様に30日(図7緑枠部分)など短めにしてもよいだろう。

もちろん短めだとリストはつねに少数であまり蓄積されない。このあたりは、リスト化されるユーザーの質の変化が激しいのか、安定しているのか、数の変動が大きいのか小さいのか、さまざまなことが関係してくると思うので、少しGoogle アナリティクスのレポートで確認してから、判断するのがよいだろう(どのレポートを確認するかは、この記事の最後に説明する)。

あとは、ユーザーリストに「ロイヤルユーザー」とでも名前を付けて(図7紫枠部分)、保存(図7黒枠部分)しよう。この「ロイヤルユーザー」をAdWords側でリマーケティングリスト用のユーザーリストとして選択すれば、ロイヤルユーザーに絞り込んで広告を出稿できるようになる。

ユーザーリストに偏りがないかをGoogleアナリティクスで確認するには?

前述したGoogle アナリティクスで確認するレポートの例としては、少なくとも次の2つは必須だろう。

  • [集客]>[すべてのトラフィック]>[参照元/メディア]レポート
  • [コンバージョン]>[eコマース]>[商品の販売状況]レポート

対象ユーザーに特殊要因による偏りがないかどうかを見ておいた方がよいので、集客が通常より偏っているなどの影響がなかったのかを[参照元/メディア]レポートで確認する。それと対になっているはずだが、集客の偏りに伴う、売れた商品にも大きな偏りがないかどうかを確認するために[商品の販売状況]レポートを見ておこう。

もし季節変動とかで特異な事情が発見できたら、その期間で溜まったリストは使わないといった対処をすればよいだろう。今回の例は有効期間を30日間と短めにしたので、リストがきれいになるまで少し待てばよい。いずれにしても、

  • 結果的にどういうリストが溜まるのか
  • そのリストが広告を打つターゲットとして相応しいのか

をきちんと設計して広告出稿につなげるという原則が重要であることに変わりはない。

※Web担当者Forum参照

AdWords広告を、特定の商品を買ったユーザーにだけ表示してクロスセルを狙うには

eコマースサイトで特定の商品購入したお客さんに対してAdWords広告を表示して、周辺商品を併せ買いしてもらう方法を解説する。

 

eコマースサイトで特定の商品購入したお客さんにだけAdWords広告を表示して、周辺商品を併せ買いしてもらいたい。

Google AdWordsでは、Googleアナリティクスで作成した「リマーケティング ユーザーリスト」を選択して、過去にサイトを訪問したユーザーを広告のターゲットに設定できる。また、除外設定を使えば逆に、すでにコンバージョンしたユーザーを広告対象から除外して、すでに顧客になっている人に広告が出されないようにすることもできる。

セグメント100選」の今までの記事の中にも、Google AdWordsの「リマーケティング ユーザーリスト」用にGoogle アナリティクスのセグメントを流用する話や簡単な設定の話に触れたことが過去あった。

今回から何回かに分けて、サイトの分析というよりも、「サイトの過去利用者の特定のセグメントに対して広告を出す」という視点で有効なセグメントとその設定例を紹介していく。今回は、購入ユーザーに有効なセグメントを紹介する。

広告出稿を目的としたGoogle AdWordsとサイト分析を目的としたGoogle アナリティクスは当然違うものなので、どんなセグメントでもAdWordsの「リマーケティング ユーザーリスト」用に使えるわけではない。そんな意味のないリストを量産しないための注意を今回は最初に解説しておきたい。

今回の設定には、あらかじめGoogleアナリティクスとAdWordsを連携しておく必要がある。連携の仕方については、以下の記事を参照してほしい。

また、Googleアナリティクスでeコマース分類のデータを利用するには、あらかじめ「eコマースのトラッキングコード」を設定しておく必要がある。詳しくは、以下の記事を参照してほしい。

リマーケティング ユーザーリストを有効に使うための注意

「リマーケティング ユーザーリスト」は流動的な作りになっていて、最大で540日(約1年半)の有効期間が設けられている。それ以上前の行動履歴にもとづいて広告を出しても精度は低くなるという配慮だろうか(なお検索広告用リマーケティング リストの場合、有効期間は最大 180 日とのこと)。

図1はGoogle アナリティクスの「アナリティクス設定」の画面で、リマーケティング用ユーザーリストを定義する場合の画面例だが、図1赤枠部分の指定項目がその「有効期間」だ。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする

図1:Google アナリティクスのユーザーリスト設定画面

有効期間に関する注意

リマーケティング リストを作成する – AdWordsヘルプ」には、「バレンタインデー ギフトを販売する場合は有効期間を 1 年と数日に設定し、翌年のバレンタインデーにリスト内のユーザーに広告を表示できるようにします」などとその使用例についての記述もある。

リストから自動的に捨てていく期限が、この「有効期間」の設定になる。最大の540日(約1年半)に設定しても、2年前のバレンタインデーでの行動で抽出されたユーザーはもう削除されているわけだ。もちろんリストにピックアップされた1人1人の行動は異なるので、それぞれ別々の有効期間を持っている。

さらにリスト設定後から順次リストにユーザーが追加されていくのだが、「ディスプレイ ネットワーク」では、「過去30日以内に追加されたユーザー数が100件以上」の場合に、リストのユーザーに広告が表示され、「Google 検索」では、「ユーザー数が1,000件以上で広告がリストのユーザーに表示される」という制限があることにも注意しよう。

ルックバック日数の設定に関する注意

一方、「ルックバック日数」(図1青枠部分)は最大30日まで指定できる。この日数は条件に書いた記述(図1緑枠部分)の行動対象範囲となる日数で、図1の例では、「過去30日以内に資料請求したユーザー」ということになる。逆に言えば、「リストを定義した時点から約1か月を超えて前の行動に遡って条件指定はできない」ということになる。

つまり、たとえば「2年前にソーシャルネットワークから来てコンバージョンしたユーザー」というセグメントを作成して、それを今思いついたようにユーザーリスト化しても手遅れだ。将来どういう広告を誰に出すのか、そのリストに使えないだろうかということは、事前に注意深く設計しておいて、場合によっては必要なものをユーザーリストとしてあらかじめ蓄積しておく必要があるということだ。

しかも前述したとおり、それなりのボリュームがないと有効にならないので、過去作ったさまざまなセグメントをユーザーリストに手当たり次第移植しても、実際には使えないということになるので注意しよう。

特定の商品を購入したユーザーを抽出するセグメントの作り方

さてここからGoogle AdWordsユーザーリスト用のセグメントを紹介していこう。一番オーソドックスで効果の高そうなセグメントから何回かにわたって紹介していく予定だが、今回はリピーターに対して有効なものを1つ紹介する。

eコマースサイトで購入したお客さんに対して、周辺商品を併せ買いしてもらうクロスセルを薦める場合に有効なセグメントで、当たり前すぎるくらいのセグメントだ。

  • 特定の商品購入ユーザー

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図2赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図2青枠部分)の下に並んで表示される。

図2:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図2赤枠部分)のエリアをクリックすると、図3のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図3赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図3:セグメント機能(グリッド表示)
注:一覧表示(図3青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図3と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図4赤枠部分)が選択されているが、「eコマース」分類(図4青枠部分)を選択しよう。図4はその「eコマース」を選択した画面だ。

図4:「eコマース」分類のセグメントの画面

今回のセグメントの条件設定は、図4緑枠部分で行う。

設定したいセグメントは「特定の商品購入ユーザー」で、たとえば商品名の中に「デスク」という言葉が含まれる商品を購入したユーザーを抽出したいのであれば、図5のように「商品」「含む」「デスク」という設定内容になる。

図5:「『デスク』を含む商品を購入したユーザー」セグメントの設定内容

「デスク購入者」などといったセグメント名を付けて、保存(図4黒枠部分)しておく。

このケースでは、机を買った人にたとえば「椅子」の広告を出すといった利用法になるだろう。ユーザーにとって、いい提案だねと思われるにはタイミングも重要で、この場合は机を買った後、比較的短期間で広告を打つ必要があると思うので、ルックバック日数は7日、有効期間は30日などとすればよいのではないだろうか。

セグメントを元にユーザーリストを作成する

ここまでで、「特定の商品購入ユーザー」のセグメントを作った。このセグメントをAdWords広告で利用するには、セグメントをインポートして、ユーザーリストを作成する必要がある。

まず「アナリティクス設定」の「リマーケティング」の「ユーザーリスト」を選択する(図6赤枠部分)。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. [プロパティ]の下部にある[リマーケティング]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーリスト]をクリックする
  4. [新しいユーザーリスト]をクリックする

図6:「ユーザーリスト」の「①リンクの設定」

「①リンクの設定」では、適用したい「ビュー」を選択し、「移行先のアカウント」は連携していて広告を出したいAdWordsアカウントを選択する(図6青枠部分)。そして、「次のステップ」(図6緑枠部分)をクリックすると、「②ユーザーリストを定義する」(図7赤枠部分)が表示される。

図7:「②ユーザーリストを定義する」画面

「②ユーザーリストを定義する」では、「セグメントをインポート」(図7青枠部分)をクリックする。そして、先ほど作成したセグメント(図8赤枠部分)をクリックしよう。

図8:インポートしたいセグメントをクリック

そこで表示されるユーザーリストの定義画面(図9)で、「ルックバック日数」(図9赤枠部分)と「有効期間」(図9青枠部分)を適切に指定するという流れになる。

図9:ユーザーリストの定義で、ルックバック日数と有効期間を調整

膨大な商品点数を抱えているeコマースサイトで、このような細かい運用は現実的にはあり得ず、自動化するスマートな方法があるとは思うが、商品カテゴリがそれほど多くなければ、親和性の高い商品カテゴリ間でのクロスセルなどに利用してみるというのはどうだろう。

※Web担当者Forum参照

Google、AdWordsにユーザー追跡型広告「リマーケティング」追加

広告プログラムのAdWordsに、サイトを訪問した潜在顧客を追いかけて、広告ネットワーク上のほかのサイトに広告を表示する機能が追加された。

 

米Googleは3月25日、広告主向けプログラム「AdWords」に新機能「remarketing」を追加したと発表した。広告主のサイトを訪れたユーザーを追跡してほかのサイト上でも広告を表示できるようにする。

例えば旅行代理店サイトの場合、サイトを訪れてツアーを検討したものの、価格が高いと考えて予約せずに立ち去った潜在顧客に対し、その顧客が訪れるほかのサイト上にツアーをディスカウントしたという広告を表示できれば効果的だとしている。

remarketingの広告は、コンテンツ広告ネットワーク「Googleコンテンツネットワーク」に参加する数十万のパートナーのWebサイトに表示される。

remarketingキャンペーンを設定するには、AdWordsに新設された「Audiences」タブをチェックする。自社サイトだけでなく、YouTubeの公式サイトやYouTubeの広告をクリックした潜在顧客も対象にできる。また、同時に複数のキャンペーンを設定することもできる。

なお、こうした広告の表示を望まないWebユーザーは、「広告サービスのプライバシーについて」にあるボタンをクリックすることでオプトアウトできる。表示される広告の量は変わらないが、ターゲティングされたものではなくなる。

※ITmediaエンタープライズ参照

広告主はAdWordsからGmail内のネイティブ広告を購入できるようになった

Googleは、全ての広告主が購入できる新しいGmail用の広告フォーマット を今日から展開する。数年前、GoogleはGmail用の新しいネイティブ広告をローンチした。これは受信箱の一番上に設置され、通常のメールのような形で表示される。広告の表示方法としては、あまり邪魔にならない形だと言える。(もちろん不快に感じた人もいる。)

今日から全ての広告主は、Gmail広告を簡単に購入することができるようになった。

Gmail Ads GIF 8.31.15

広告主は、新しいGmail広告をAdWordsから購入することができる。Gmailのユーザーにとって、この広告はこれまでのGmail広告とは少し違う仕組みで、モバイル版のGmailにもウェブ版のどちらにも表示される。

ネイティブ広告はデフォルトでは閉じている状態だが、ユーザーがクリックすると、ページが展開する。Googleによるとこの広告のコンセプトは「ランディングページのような、豊富な情報と画像を再提供すること」だそうだ。Googleは広告主に、ユーザーが広告を展開した回数に応じて課金するという。(その後の広告のクリックは無料。)

興味深いのは、これらの広告を転送することが可能な点だ。全ての広告の下には「転送」と「受信箱に保存」のオプションがある。「受信箱に保存」をクリックすると、広告メールは受信箱に移動し、普通のメールのように扱うことができる。

受信箱にこの広告を見つけた。(私がネットワークサービスプロバイダーから帯域幅を毎月大量に買っているのが知られていて、私をターゲットとしているのは明らかだ。)

Gmail

Googleは、Gmailで多様な種類の広告フォーマットを検証し「受信箱の体験に違和感なく合う」高品質の広告を少量、表示することにしたという。

Slack for iOS Upload.png

広告主は、通常のAdWordsのターゲットオプションを利用できる。広告自体はいくつかのテンプレートから選び、自社のネイティブGmail広告を作成することができる。この広告には、一つの画像、動画、入力フォーム、電話番号とコールトゥアクション(CTA)ボタンを設置することができる。

Googleは、ユーザーに引き続きどのような広告を表示するかの設定機能を提供する。(興味関心に基づく広告からいつでもオプトアウトすることも可能だ。)また、Google Apps for Workに登録している人の受信箱には広告を表示しないそうだ。

Gmailで広告をクリックした覚えはないが、受信箱から外に誘導されないのなら、広告をたまにはクリックしてみようかと思う。(ターゲッティングが上手く機能しているだろうから。)

原文更新:私はこの広告をこれまでクリックしたことがなかったが、GoogleによるとGmail用の広告フォーマットは2013年からベータ版を検証していたそうだ。これに基づき記事を更新している。

※techcrunch参照

「Google商品リスト広告」のユーザー評価表示開始に伴い、サードパーティーツールとしてレビューマーケティングツールYOTPO.(ヨットポ)で獲得したユーザー評価情報提供対応

株式会社ギャプライズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:甲斐 亮之)は、2015年6月4日に【Inside Adwords-Japan(Google Adwords公式ブログ)】(※1)で、日本国内におけるGoogle商品リスト広告に商品評価、星の数を表示可能になった発表に伴い、当社が日本国内での販売事業提携を行っているECサイト向けレビュー収集ツール「YOTPO.(ヨットポ)」(開発元:YOTPO社、本社:イスラエル、代表取締役CEO:Tomer Tagrin)がサードパーティーのレビューツールとしてユーザー評価情報提供に対応したことをお知らせします。

※1 Inside Adwords-Japan
参照URL: http://adwords-ja.blogspot.jp/2015/06/Helping-shoppers-decide-with-product-ratings-on-Google-Shopping-in-Japan.html

「YOTPO.(ヨットポ)」日本版サイト: http://www.yotpo.jp

2015年6月より国内でも表示可能になったGoogle商品リスト広告へのユーザー評価情報。そのGoogle商品リスト広告へ、レビューマーケティングツール、YOTPO.で獲得したユーザー評価情報を反映させることが可能です。
このようにユーザー評価情報を反映させることができるレビューツールは数少なく、さらに日本展開をしており、サポート体制があるツールはYOTPO.のみになります。

また、今回のGoogle商品リスト広告のユーザー評価は商品に対する評価をベースとしていますが、通常のAdwordsによる販売者評価(Google Sellar Ratings)はECサイトに対するユーザー評価になります。
YOTPO.で獲得したユーザー評価情報は販売者評価のユーザー評価情報提供にも対応しています。

商品リスト広告へのユーザー評価表示は【Google Merchant Centerヘルプ】(※2)内でも下記のように書かれています。
「レビューを掲載することで、広告主はより質の高いトラフィックをサイトに誘導することができます。買い物客がこの情報を見つけやすくするため、Googleでは一部の対象国で商品リスト広告に商品評価を掲載できるようにしました」

効果としましては、同じく【Inside Adwords-Japan(Google Adwords公式ブログ)】(※1)内にて既に実装されている国では商品リスト広告のクリック率が平均で5%伸びていると発表されています。

商品リンクをクリックする前の消費者に判断材料を提供することで、商品評価を取り入れている販売者はより質の高いトラフィックの増加を見込めるようになります。商品評価は2014年7月に米国で初めて導入されましたが、それ以来、商品評価を取り入れている商品リスト広告のクリック率は平均で5%の伸びが見られています。

Adwords広告表示オプションの販売者評価を表示することの効果をCTRが上がる以外にも広告の品質スコア決定の各要素の1つとして下記のように【Adwordsヘルプ】(※3)内に記載されています。

「広告ランクは、入札単価、品質スコアを決定する各要素(推定クリック率や広告の関連性、リンク先ページの利便性)、そして広告表示オプションやその他の広告フォーマットの見込み効果に基づいて算出される指標です」

※2 Google Merchant Centerヘルプ
参照URL: https://support.google.com/merchants/answer/6059553
※3 Adwordsヘルプ
参照URL: https://support.google.com/adwords/answer/1722122

■「YOTPO.」の機能とメリットについて
「YOTPO.」は、カスタマーレビューを増加させることによって、サイトのコンバージョン率をアップさせ、さらにレビューを活用して集客をかけることでサイトのトラフィックをアップするツールです。従来には類を見ない新しいツールですが、すでに全世界100,000社で導入されています。

<購入者のレビュー投稿率10%以上アップを実現>
「YOTPO.」は、ECサイト上で購買を行った消費者に対して、フォーム組み込み型のレビューリクエストメールを配信し、消費者はそのフォームから直接レビューを投稿することができます。この単純なプロセスで、これまでの実績において購入者によるレビューの投稿率を10%以上に増加させられることが証明されています。

<レビュー収集の最適化を実現する機能を実装>
レビューリクエストメールの配信タイミングの自動最適化、クーポン機能によるモチベーションアップ、他商品のレコメンド(アップセル・クロスセル)、レビュワーの評価、レビューの選別、デザインの編集、効果的だったメール内容の分析、SNSへの拡散等の機能が実装されており、レビュー収集の最適化やサイトデザイン、ブランディングとの親和性にも優れています。

<SNS上でのマーケティングツールとして効果発揮>
レビューは「YOTPO.」ドメイン上のミニサイトにもリンク付きで保存され、SEO対策になります。さらにFacebookやTwitter等との連携機能により、SNS上でのマーケティングツールとしてもエンゲージメントの高いユーザーの優れた集客効果を発揮します。

■会社概要
社名 : 株式会社ギャプライズ
設立 : 2005年1月27日
代表者: 代表取締役社長 甲斐 亮之
資本金: 10,000,000円
所在地: 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-17-3 アヤベビル4階
URL  : http://www.gaprise.com/

※SankeiBiz参照

データ分析の三賢人はデータのどこを見る? 『Googleアナリティクス実践講座』セミナーレポート

6月30日、『達人に学ぶGoogleアナリティクス実践講座』の刊行記念セミナーが開催されました。著者の小川卓さん、野口竜司さん、MarkeZine編集長・押久保剛、さらに日本では数少ないCAOとして活躍する清水誠さんが特別ゲストに。マーケティングとデータ分析の最前線に立つ面々が一堂に介したセミナーのレポートをお届けします。

Googleアナリティクス本出版記念!
【売上に貢献するデータ分析 特別セミナー】

去る6月30日(火)、翔泳社から刊行された『達人に学ぶGoogleアナリティクス実践講座』の刊行を記念した特別セミナーが開催されました。大好評をいただいている本書には書かれていないデータ分析のコツまで飛び出したセミナー、いったいどんな内容だったのでしょうか。

講師は著者の小川卓さん野口竜司さん。司会にMarkeZine編集長の押久保剛が立ち、最後のスペシャルトークでは清水誠さんをお迎えしました。データ分析のプロである3名が揃うという珍しい光景です。参加者は70名の定員いっぱいになり、泣く泣く抽選漏れした方もいらっしゃったそうです。

改善を実現するためのアクセス解析思考&分析法

最初の講演は小川卓さん。ウェブアナリストとしてマイクロソフトやリクルート、アマゾンジャパンなどで勤務され、いまも引く手数多で活躍されています。

小川さんが強調するのは、データを分析に落とし込み、改善へと繋げる「アクセス解析思考」を身につけること。サイト分析はセグメントの理解が重要とのことから、講演のメインテーマは「Googleアナリティクス×セグメント」となりました。セグメントとはデータを特定の条件で分割して、特徴を浮き立たせることです。

とあるページのPVに対しても、全体の数字だけを見るより、新規訪問とリピート訪問で分けてみることで、気づきが得られます。全体で5万PVあるページでも、新規訪問:リピート訪問が5:5や1:4では、まったく違う情報がそこにあるといえます。

セグメントと気づき

 では、Googleアナリティクスでセグメントをうまく利用するにはどうすればいいのか。小川さんはアドバンスセグメントの利用を勧めます。デフォルトのセグメントは「直帰セッション」や「参照トラフィック」「購入したユーザー」など全22種類。これらはユーザー属性、コンバージョン、集客、その他に分類することができます。

セグメント

 アクセス解析思考を身につけるには、任意でセグメントを作成できるカスタムセグメントの活用が不可欠です。ユーザー属性やテクノロジー、行動などでセグメントを分けることでより多くの気づきを得られることができ、そこからどうすればいいのかに繋げられるというわけです。

小川さんのおすすめカスタムセグメントをご紹介しましょう。それぞれ、小川さんからフィルタ設定のテンプレートをいただいておりますので、併記しています。ぜひご活用ください。

3ページ以上の閲覧 【テンプレートはこちら

これによって、サイト認知や活用に繋がっている訪問の割合を把握することができます。

東京以外からのアクセス 【テンプレートはこちら

このセグメントは、地域差の把握に利用することができます。例えば北海道や愛知、大阪で注目されている記事や商品などを知ることで、地域に対応した施策を講じられます。

TOP流入×新規 【テンプレートはこちら

サイトのTOPページが、新規訪問を招くのにどれほど効果的なのかを評価できます。A/Bテストへの転用も可能です。

3ワード以上の検索フレーズ 【テンプレートはこちら

検索ワードは多ければ多いほど、そのユーザーのニーズが深く表れていると考えることができます。「MarkeZine、Googleアナリティクス」よりも、「MarkeZine、Googleアナリティクス、初心者」のほうが、より詳しくニーズを把握できますね。

特定ランディングページからの遷移率 【テンプレートはこちら

ランディングページからほかのページヘどれくらい誘導できているのかを評価できます。

新規でページを見た人の再来訪 【テンプレートはこちら

それぞれのページがどれくらい再訪問されているかを評価することができます。

こうしたセグメントを見ることで、改善のヒントとなる「規則性」と「特異点」が分かるようになります。単にデータを見つめるのではなく、セグメントで分析することが大事だということです。

実際にどう改善すればいいのか?

しかし、小川さんが注意してほしいと考えるのは、データ分析から改善施策は生まれないということ。データはいいところと悪いところ、そして時系列の傾向を教えてくれるだけ。実際にどう改善すればいいのかは、利用者が考えなければなりません。

そのための方法として、小川さんは同業他社の事例や自社の成功事例を参考にするとよいといいます。他社のサイトやアプリにしても、なぜその施策を行なっているのか、なぜこのページ構成なのかといった背景を考えることが大事です。

また、いざ改善策が必要なときに事例を探すのではなく、普段から「いいな」と思ったページや画面、UIはスクリーンショットを撮影し、URLとともに保存しておくことが欠かせません。施策の効果測定のためのデータだけでなく、こうした一手間を積み重ねておくことが、アクセス解析思考――データを分析に落とし込み、改善へと繋げる力となって身についていくのです。

矢継ぎ早に繰り出された小川さんの講演でしたが、その内容はとても濃く、ぜひ本書『達人に学ぶGoogleアナリティクス実践講座』で味わっていただければと思います。

進化を続けるGoogleアナリティクス徹底解説

続いての講演は野口竜司さん。本セミナーの主催であるイー・エージェンシーのマーケティング・サービス開発担当取締役を務めていらっしゃいます。Googleアナリティクスの理解と活用に関しては、国内最高のスペシャリストです。

そこで、野口さんはアップデートが続くGoogleアナリティクスの「進化」を解説してくださいました。いま注目を浴びているユニバーサルアナリティクスの説明も含めた内容となりました。

Googleアナリティクス 4つの進化

デジタルマーケティングプラットフォームとしてのGoogleアナリティクスは、4つの進化を遂げています。その4つとは、ベースバージョンアップアドプラットフォームとしての進化ビッグデータ活用基盤としての進化アプリプラットフォームとしての進化です。

デジタルマーケティングプラットフォーム

ベースバージョンアップ

そもそもユニバーサルアナリティクスとは、Googleアナリティクスの新バージョンだということができます。野口さんいわく、ユニバーサルアナリティクスでしか使えない機能も増えており、早期に移行して損はない、とのこと。まだ移行していない方は、ぜひユニバーサルアナリティクスに変更しておきましょう。設定画面から確認できます。

更新点としては、カスタム変数がカスタムディメンションとなり、カスタム指標が追加されました。皆さん、指標とディメンションはきちんと理解できていますか? 本書でも、また本講演でも野口さんはこの2つをまず理解するのが大事だとおっしゃっています。指標はレポートで表示する数値、ディメンションはレポートの切り口や分析軸のことです。「(指標、例:ページビュー数)を(ディメンション、例:記事ページ)ごとに見たい」と覚えましょう。

カスタムディメンション
カスタム指標

 また、UIが変更され、eコマースの機能が大幅に拡張されたのが大きな特徴です。特にeコマースはユーザー軸での分析と商品軸での分析が強化、歩留まりが分かるようになりました。

アドプラットフォームとしての進化

広告配信のプラットフォームとしても、Googleアナリティクスは進化しました。AdWordsとGoogleアナリティクスセグメントを組み合わせることで、リマーケティングに活用することができます。

例えばGoogleアナリティクス上で「商品をカートに入れたが購入しなかったユーザー」のセグメントを作成すれば、このユーザーに対してリマーケティングできるというわけです。

AdWords

 また、会員情報(CRMデータ。個人情報を除く)をGoogleアナリティクスにインポートすることもでき、会員情報によって拡張されたGoogleアナリティクスのセグメントリストでリマーケティングの配信制御が可能です。普段Googleアナリティクスで計測できないデータからしか分からない「いいお客さん」かどうかといった観点をGoogleアナリティクスに組み込めるようになったのです。

ビッグデータ活用基盤としての進化

Googleアナリティクスを利用している企業では、これまで蓄積されてきた大量のデータ――ビッグデータがあるでしょう。有償版のプレミアムバージョンで、GoogleアナリティクスのデータをBigQueryにエクスポートできるようになりました。

それにより、例えばBigQueryを統計ソフトRで統計解析し、コンバージョンに近いユーザーをスコアリング。結果をBigQueryに反映し、Googleアナリティクスに再度インポートしてリマーケティングに活用するなどのことができるようになりました。これらはGoogleアナリティクスプレミアムでのみ提供されているサービスですが、より深くデータ分析・活用を行なうには欠かせない機能といえるでしょう。

BigQuery

 Googleアナリティクスにはさまざまな外部CRMデータをインポートすることができます。カスタム指標とカスタムディメンションを駆使し、適切なマーケティングに活用してみてください。

機械学習(スマートリスト)はコンバージョンに繋がる可能性の高いユーザーを自動的にリスト化してくれる機能です。また、Googleオーディエンスデータは属性別レポートを作成できるなど、各属性ユーザーに対しての詳細な分析やリマーケティングを行なうために必要になりますので、ぜひ設定をオンにしておきましょう。

アプリプラットフォームとしての進化

Googleアナリティクスはウェブサイトで利用されていますが、近年はアプリのデータ分析にも利用されています。Google Playだけでなく、iTunesもパラメーターを運用するなどすれば計測ができます。世界中でウェブサイトよりもアプリでの活用に重点が置かれつつある中で、アプリ計測の重要性が急速に増すことは容易に想像ができることでしょう。

アプリ計測

すばやく新機能を把握し、快適なデータドリブン環境を

野口さんは最後に、Googleアナリティクスプレミアムの先進的な活用事例を紹介してくださいました。CRMインポートデータとdoubleclickによるCRMリマーケティングの実践や、統計ソフトRを活用したBigQuery+リマーケティング配信、さらにTVCMとYoutubeの効果測定などが行なわれているそうです。

そして、「Googleアナリティクスの新機能をすばやく把握し、他社が利用し始める前に快適なデータドリブン環境を整えましょう」とまとめられました。機能が多く、最初はとっつきにくい感じのあるGoogleアナリティクスですが、1つずつ理解していくことで、応用の幅が広がっていきます。

本書でもそのことは強調されていますので、ぜひ基本的なところから勉強してみてください。機能について詳しく知りたい方は、『達人に学ぶGoogleアナリティクス実践講座』をどうぞ。

清水さんを交えて、質疑応答スペシャルトーク

刊行記念セミナーの最後を締めくくるのはスペシャルトーク……と思いきや、急遽、受講者の方からの質問を受けて解説する質疑応答トークとなりました。

ここからは講師両名に加え、清水誠さんが登壇。清水さんは日本のデータ分析の第一人者と言っても過言ではないほどの存在で、国内では数少ないCAO(Chief Analytics Officer)として、いまは電通レイザーフィッシュなどで活躍されています。

小川さん、野口さん、清水さんの三賢人が揃い踏みということで、データ分析に関するどんな質問にも答えてくださるでしょう! ちなみに司会はMarkeZine編集長の押久保です。

スペシャルトーク
左から押久保、小川さん、清水さん、野口さん

Adobe AnalyticsからGoogleアナリティクスへ

最初に飛び出したのは、Adobe Analyticsを使っていたがGoogleアナリティクスへ移行することになったので、どういう点に注意すればよいか、という質問でした。

清水さんは、全然別物なので割りきって、違うものとして利用する、とあっさり回答。小川さん、野口さんも基本的には同じ考えで、数字の定義やデータの取り方が異なるので、割りきりが重要だということです。

どのデータを見ればいいのか分からない

次の質問は、どのデータを見ればいいのかわからないというもの。小川さんは一言目に「最初は広い視野でセグメントするのが大事」と答えました。まずは流入元などを見て、そこから細かいセグメントを見ていくのがいいそうです。

そして大事なことは、これは野口さんも強調されていましたが、改善施策、分析後のアクションをイメージすれば必要な分析軸(ディメンション)も見えてくるということ。「こういうユーザーにこうなってほしい」とイメージしておけば、どのデータを見ればいいのか、想像ができてくるのではないでしょうか。

清水さんも、ディメンションの向こうには人がいると捉えれば、グルーピングしやすくなり、どう分析すればいいのか分かるようになるとおっしゃっていました。

1日のセッション数が少ないサイトでのA/Bテスト

1日のセッション数が数百しかないサイトでは、A/Bテストをどう行なえばいいのか、という質問もありました。たしかに、判断材料となる数字が小さいと、それが本当に他方に比べて優れているのかは自信が持てません。

野口さんは、母数が少なくてもテストバリエーションの振り幅が大きければ構わないといいます。例えばバナーのA/Bテストを行ない、一方が3クリックで、他方が30クリックだった場合、クリック母数は少なかったとしても、Optimizelyのような統計エンジンを搭載したツールだと、しっかりとしたバリエーションごとの差が出ていれば統計的有意性を高く評価してくれる、とのことです。

清水さんは、コンバージョンの立て方を工夫すべしとのこと。購入数だけで測るのではなく、カートに入れた段階や、あるいはランディングページに1か月以内に戻ってきた率などでもテストは可能なのでそうです。

小川さんも、複数のチェックポイントを作ってその次のアクションと成果を見るのが重要だとの回答。ページを改善したのなら、そのページのセッション数だけでなく、そこから別のページに遷移したのかどうかを見る必要があるということですね。

また、小川さんが「明らかにやったほうがよいと思えることはA/Bテストをしなくてもいいのでは」と答えたことで、A/Bテスト必要派と不要派でバトルが勃発。野口さんはテスト必要派として、どんなときでもできるだけA/Bテストを実施することをお薦めするとのこと。ささいな変更でも大きく数値が下がることがあるという実経験から、A/Bテストをやっておきさえすれば、さまざまなリスクを回避できるとおっしゃいます。落としどころが難しいこの議論、清水さんが「改善してポテンシャルを高めることができるなら、テストをしたらいい。細かいところは必要ない」と答えてくださったことで、いい感じにまとまったのではないでしょうか。

進化するGoogleアナリティクス、まずは基本から

今回のセミナーではすでにGoogleアナリティクスを使っているという方が多く、これから使おうと考えている方もそれなりにいらっしゃいました。利用は早ければ早いほどいいのですが、焦らず基本を学ぶことが大切です。

達人に学ぶGoogleアナリティクス実践講座』はそうした方のためにある入門書ですので、これから導入を考えている方、まさに使い始めた方はぜひ手に取ってみてもらえればと思います。

よいデータ分析ライフを!

※MarkeZine参照

Google、AdWordsモバイル広告の“うっかりタップ”回避策を発表

モバイルブラウザやアプリ内広告を意図せずタップしてしまうのは、ユーザーにとっても広告主にとっても不愉快なものだ。Googleがこうしたうっかりタップを回避するための3つの対策をAdWordsに追加した。

米Googleは6月25日(現地時間)、スマートフォンやタブレット上のモバイル広告の意図しないタップを回避する対策を発表した。

同社によると、最近の調査結果では、ユーザーによるモバイル広告のタップの最高50%は意図しないもの(accidental)であることが明らかになったという。

こうした“うっかりタップ”はユーザーにとって不愉快なだけでなく、広告主にとっても無駄な出費につながる。

そこで、AdWordsに以下の3つの対策を追加した。

  • モバイルイメージ広告で、画像の端の数ピクセル分はタップしても反応しないようにした
  • アプリインストール広告で、アプリのアイコンをタップしても反応しないようにした
  • 広告表示からタップできるようになるまでに遅延時間を設けた
 adwordsイメージ広告では画像の端をタップしても反応しなくなり(左)、アプリインストール広告はアイコンをタップしてもインストールが開始されないようになる(右)

アプリインストール広告は現在、広告を閉じるための(×)がアプリアイコンの左上に表示されるようになっており、このため閉じようとしてアイコンをタップするミスが多かったという。

※ITmediaニュース参照

応援する 応援するとは? このエントリーをはてなブックマークに追加 アドゲイナー、Googleの提供する検索キャンペーン管理ツール「DoubleClick™ Search」にコールトラッキングデータを反映した運用サービスを開始

コールトラッキング(電話着信による広告効果測定)サービスを展開するアドゲイナー株式会社は、この度、Googleの提供する検索キャンペーン管理ツール「DoubleClick™ Search 」運用サービスの提供を本日より開始いたします。これまで検索広告キャンペーンの管理において、アドゲイナーで取得したコールトラッキング結果をGoogle AdWords、Yahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®に手運用にて結果を反映し最適化運用をしなければなりませんでした。今回の連携によりアドゲイナーで取得したコールトラッキングデータが「DoubleClick™ Search」へ自動的に反映されることにより、電話コンバージョンをROIの評価とする業種・業態におかれましては、本ツールが提供する自動最適化機能により、大幅にキャンペーン運用の効率化と正確性を高めることができるようになります。

コールトラッキング(電話着信による広告効果測定)サービスを展開するアドゲイナー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:筒井厚貴、http://www.adgainer.co.jp)は、この度、Googleが提供する検索キャンペーン管理ツール「DoubleClick™ Search」運用サービスの提供を、本日より開始いたします。

 

◎DoubleClick™ Search (DS)とは

Google のプラットフォーム上に構築されたDoubleClick™ Search は、Google AdWords 、およびYahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®にわたる大規模なキャンペーンを迅速にまた容易に管理するのに役立ちます。AdWords ライクなインターフェースで、使いやすい操作性と強力なレポート機能はキャンペーン管理にかかる時間を短縮し、入札自動最適化機能によりROIの向上を実現します。

 

◎アドゲイナーのDS運用サービスとは

これまで検索広告キャンペーンの管理において、アドゲイナーで取得したコールトラッキング結果を、Google AdWords、Yahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®に手運用にて結果を反映し最適化運用をしなければなりませんでしたが、今回の連携により、コールトラッキングデータを「DoubleClick™ Search」へ自動的に反映できるようになりました。これにより電話のコンバージョンをROIの評価とする業種・業態におきましても、「DoubleClick™ Search」が提供する自動最適化機能により、大幅にキャンペーン運用の効率化と正確性を高めることができるようになります。

 

◎アドゲイナーのDS運用サービスの内容

本日より、アドゲイナーではDSにおけるキャンペーン設定や基本最適化設定、および計測電話番号の発行を広告主様に提供することにより、今まで複雑であったコールトラッキングを含む検索キャンペーン運用をワンパッケージとしてご提供させて頂きます。

アドゲイナーは、このサービスで初年度2,000社、売上5億円の獲得を目指します。

 

「DoubleClick™ Search」運用サービス ソリューションマップ

 

 

コールトラッキングデータが反映されたDoubleClick™ Search画面

 

 

【アドゲイナー「DoubleClick™ Search (DS)」運用サービス概要】

– サービス名 : 「DoubleClick™ Search」運用サービス

– 提供開始日 :  2015年6月19日(金)

– 主要な機能・特長 :

1.電話をコンバージョンポイントとするキャンペーンマーケターのワークフローを向上

2.リアルタイムな電話コンバージョンデータで入札最適化機能を向上させROIを劇的に向上

3.PDCAの改善に役立つ様々な効果測定を実現

 

【アドゲイナー株式会社について】

社名: アドゲイナー株式会社

ホームページ: http://www.adgainer.co.jp

商品紹介: http://calltracking.jp

代表者名: 筒井厚貴

所在地: 東京都渋谷区渋谷1-8-3 TOC第一ビル8F

業務内容:地域密着型中堅・中小企業者向けの電話による問合せ活性化支援とその広告効果測定。アドゲイナーは、地域の中小事業者のお客様に、難しいインターネット広告の知識を必要としないサービスと技術を通じて、地域社会における情報発信の円滑化を図り、小さくても強い地域づくりを支援していくことを目指します。

 

※記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:アドゲイナー株式会社
担当者名:藤本
TEL:050-5834-8600
Email:sales@adgainer.co.jp

※ValuePress!参照

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