Monthly Archives: 8月 2015

Google AdWords: (重要)AdWords アカウントに関する税の変更について

AdWords をご利用のお客様

平素は Google AdWords をご利用いただき誠にありがとうございます。

本日は、改正消費税法(2015 年)に関連して、お客様の Google AdWords アカウン
トに影響する変更がございますのでお知らせいたします。お客様は現在、 シンガ
ポール法人であるGoogle Asia Pacific Pte Ltd. から広告掲載サービスを購入され
ていますが、この取引は事業者向け電気通信利用役務の提供とみなされるため、
Google が AdWords 料金に日本の消費税を付加して請求することはございません。た
だし 2015 年 10 月 1 日以降は、改正消費税法(2015 年)に従って、国外事業者に
より提供された事業者向け電気通信利用役務に対する消費税については、リバースチ
ャージ方式の対象となるため、お客様の責任で申告、納付していただく必要がござい
ます。Google AdWordsサービスも、下記の通り、事業者向け電気通信利用役務となり
ます。

国税庁の通達によれば、インターネットを介して提供される広告掲載サービスは、そ
の役務の性質又は当該役務の提供に係る取引条件等から事業者向け電気通信利用役務
の提供に分類されています。したがって、日本でAdWordsをご利用のお客様はご自身
の責任で AdWords サービスに対する消費税を申告、納付していただく必要がござい
ます。消費税の支払義務に関するご不明点につきましては、税務の専門家にご相談く
ださい。

事業目的以外の用途で AdWords をご利用の場合は、こちらの手順
https://support.google.com/adwords/answer/2424604?utm_source=billing&utm_medium=email&utm_campaign=jctsc)で
AdWords のご利用を停止してください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

Google AdWords チーム

Estore お知らせ(2015年8月度)

機能追加のお知らせ
メインテナンスの予告
売上UPのワンポイント施策
世の中の動きがわかる情報
ビジネススクール スクーリングスケジュール

 

1 機能追加のお知らせ
デビットカードを利用した可能性がある注文を受注台帳でわかるようにしました
デビットカードはクレジットカード扱いで注文できますが、実際は注文時にお客さんの口座から購入代金が引き落とされます。このため、注文内容を変更し購入代金が変わった場合、決済依頼をすると変更後の金額で再度引き落とされ、一時的に二重引き落としの状態になります。ご注文時の購入代金は返金処理されますが、二重引き落とし状態中にお客さんからお問い合わせが入ることがあります。本機能により、デビットカードを利用した可能性がある注文は、受注台帳の決済欄に「デビット」と表示されますので、お客さんから二重引き落としなどのお問い合わせが入った際、スムーズに対応できるようになりました。

バリエーションごとに価格を設定できるようにしました
今まではバリエーションに対して価格を設定できなかったため、価格が異なる場合には、別商品として登録する必要がありましたが、今後はひとつの商品として登録できるようになりました。商品ページが1ページにまとまるので、お客さんが商品を探しやすくなって買いやすくなりました。

定期購入・頒布会の申込台帳をダウンロードできるようにしました
申し込み中のお客さんや、解約したお客さんをかんたんに抽出できるようにしました。申し込み状況の分析や、お客さんの状態に合わせたアプローチができるようになりました。

  本店サイトで楽天スーパーポイントを利用できる「楽天ID決済」を導入します
「楽天ID決済」は、お客さんが本店サイトで楽天スーパーポイントを使えて貯められる決済です。お客さんは支払い方法の選択で「楽天ID決済」を選択して楽天IDでログインすると、登録済みクレジットカードで支払えます。楽天スーパーポイントを使えれば、本店サイトを訪れた楽天会員のお客さんに買ってもらえる可能性が高まります。◆「簡単」「安心」「お得」なオンライン決済サービス「楽天ID決済」の詳細を見る

サービス開始予定は以下をご覧ください。ショップサーブ管理画面からお申し込みいただけます。年末商戦に向け、販促施策のひとつとしてぜひご検討ください。

■申し込み受付開始:2015年9月16日(水)
■サービス開始:2015年10月21日(水)
※ご利用料金・サービス詳細については、決まり次第追って管理画面でお知らせします。
※ご利用には楽天側の審査が必要です。審査結果によっては利用できない場合があります。


  購入商品によってお届け希望日の最短日を変更できるようにします 9月予定
発送するまでに日数がかかる商品が購入された場合、お客さんが選択できる「お届け希望日」を基本設定よりも遅らせることができるようにします。これにより、配送不可能な日程を選択されることがなくなり、異なる発送準備期間を設定した商品を複数購入した場合でも、遅い日程に合わせるので、購入時のトラブルを防げます。

  クーポンコードの入力位置を変更できるようにします 8月27日
今まで、クーポンコードの入力位置はカゴ画面の購入手続きの下にありましたが、今後は購入手続きの上に表示させることも選択できるようにします。これによって目立ちやすくなり、お客さんの入力漏れを防ぎます。また案内文が編集できるようになり、お店の運営に合わせた案内を表示できるようになります。

それぞれの続報は、次号以降にてお知らせします。リリース日には管理画面のお知らせ欄にてご案内します。
2 メインテナンスの予告
2015年9月16日(水) 午前2:00~午前8:00予定
2015年10月21日(水) 午前2:00~午前8:00予定今月の店舗分析レポートは9月2日(火)に更新予定です。
3 売上UPのワンポイント施策
コンテンツ作りは信頼感につながる?
顔や商品の見えないネットショッピングでは、お客さんは様々な不安を抱えています。商品の使い方や特徴、価格、サイズ、お店の信頼感など商品の購入を決定する上で様々な情報を求めています。実店舗であれば、その不安を一つずつ解消するために、説明すべき内容を色々と用意していると思います。ネットショップでは、その内容をすべてコンテンツとして事前に用意している必要があります。
また、説明だけでなく、お店の理念や商品を仕入れたり作成したりする過程なども、公開できる範囲でコンテンツにすると、記憶に残りやすくなります。さらに、ページ数が増えるため、SEOにも効果を発揮しますので集客UPにつながります。1つ事例をご紹介します。オリジナルTシャツ専門店「MONOMONI(モノモニ)」さんでは、汚れや縫製不良により販売できないTシャツを、リサイクルして新しくトートバックとして生まれ変わらせて、その特集を組まれました。また、チャリティー商品を企画して、その結果もページに公開されています。不良在庫やお店の理念、考え方もアイディア次第でコンテンツにすることができます。
MONOMONI(モノモニ)さんのチャリティー商品企画はこちら

是非、情報を充実させて、お客さんにとって、信頼感のあるお店を目指しましょう。コンテンツ作成でお悩みの方は、ストアーデスク(0570-05-1210)までお気軽にご相談くださいませ。


販促に使えるイベント各種バナー
寒さ対策、七五三などの 11月のイベントバナー をご用意しました。是非、今から企画を練って、11月の商戦に備えましょう。その他イベントバナーはこちら 8月9月10月11月販促バナー

転換率でお困りの方は、専門家にお任せください
イベントや季節に合ったバナーを活用すると、お客さんは商品を探しやすくなります。また、バナーのクオリティを高めると、お店ページ全体のクオリティも高まります。高品質のオリジナルバナーがほしいという店舗さんには、バナー制作代行がおすすめです。初回無料でお試しバナーを制作します。

 ご相談はEストアー ストアーデスク(0570-05-1210)までお気軽にどうぞ。
4 世の中の動きがわかる情報
販促に使えるイベントカレンダー
9月~11月のイベントカレンダー(PDF)
イベントキーワードのまとめ
9月 台風、おせちの予約、敬老の日、結婚式、運動会
10月 ハロウィン、運動会、紅葉、体育の日、衣替え
11月 お歳暮ギフトの予約、暖房、寒さ対策、紅葉、七五三、ボジョレー解禁

気象庁発表 季節予報
9月~11月の天候の見通し(PDF)

来月以降のおすすめイベント
第5回 通販食品展示商談会

通販・宅配食品業界に特化した日本で唯一の展示商談会
東京  9月15日(火)~9月16日(土)  (国際フォーラム)

ファッションワールド東京 2015

日本最大のファッションの総合展
東京  9月30日(水)~10月2日(金)  (東京ビッグサイト)

5 ビジネススクール
スクーリングスケジュール
総合(入門)鉄板基礎講座

初めてネットショップ運営をされる方向け。集客と店づくりの基礎を学べます。
東京
9月 9日(木) 13:00~17:00 ( 新橋・虎ノ門 )
10月 8日(水) 13:00~17:00 (〃)
大阪
8月27日(木) 13:00~17:00 ( 新大阪 )
9月25日(金) 13:00~17:00(〃)
10月22日(木) 13:00~17:00 (〃)

詳細・申し込み

総合(初級)月商30万突破講座

初受注後、売れ筋として育てる商品の決め方、集客方法とお店づくりを学べます。
東京
9月10日(木) 13:00~17:00 ( 新橋・虎ノ門 )
大阪
8月28日(金) 13:00~17:00 (新大阪)
10月14日(金) 13:00~17:00 (新大阪)

詳細・申し込み

総合(中級)月商100万突破講座

繁盛店の事例をもとにお店づくりの極意からリピート対策まで総合的に学べます。
東京
9月11日(金) 13:00~17:00 (新橋・虎ノ門)
大阪
10月15日(木) 13:00~17:00 (新大阪)

詳細・申し込み

専門講座セミナーDVD

Googleアナリティクス、SEO、写真撮影などのノウハウを好きな時に学べます。

詳細・購入

 

効率的なWebサイト運用を実現するための5つの心得―まずは課題の把握と整理から

Webサイト運用における5つの心得
  1. Webサイト運用の課題を明確にし、向き合うことができなければ、“時代”の兆候に合わせた“新運用”は実現できない。
  2. “時代”の兆候だけに合わせてWebサイトを運用していても、“顧客”の兆候に合わせたWebサイト運用にはならない。
  3. “顧客”に対して自社のWebサイトが提供すべき価値が明確になっていない限り、“顧客”に合わせたWebサイト運用を見出すことはできない。また、Webサイト運用における無駄を排除することもできない。
  4. “顧客”がだれかを設定しない限り、“顧客”に合わせたWebサイト運用を実現することはできない。
  5. “顧客”を“点”としてとらえているだけでは、“顧客”との最適なコミュニケーションを行うことはできない。

効率的なWebサイト運用のためにWeb担当者が身に付けるべきものは、全方位的な対応能力ではなく、次々と発生するタスクの重要度や優先度を正しく見極め、効率的に対応できる能力だ。

今回は、そのために必要な、現状の運用課題を把握・整理して解決するための工程とそれぞれのポイントについて解説する。これを身に付けると、時代の兆候に合わせた新しい運用が可能になる。

冒頭で示したリストは、筆者が考える「Webサイト運用における5つの心得」だ。

今回は、おもに心得1の「Webサイト運用の課題を明確にし、向き合うことができなければ、“時代”の兆候に合わせた“新運用”は実現できない」について、課題整理という視点から解説する。

まずはWebサイト運用における課題を自己採点

心得1
Webサイト運用の課題を明確にし、向き合うことができなければ、“時代”の兆候に合わせた“新運用”は実現できない。

読者のなかで、自身が関わっているWebサイト運用において、どのような課題があるか明確に把握している方はどの程度いるだろうか。

ThinkStock/iStock/eternalcreative

把握していない方は現状を把握するために、すでに把握している方は課題を再確認するために、以下のチェック項目を確認してほしい。

Webサイト運用課題チェック項目

現状のWebサイトやコンテンツについて、以下の視点でチェックしてみよう。

  • コンテンツの内容は、ユーザーにとって魅力的なものになっている。
  • コンテンツの表現は、ユーザーにとって直感的に内容を把握しやすいものになっている。
  • サイトの構成は、ユーザーが目的にスムーズに到達できる内容になっている。
  • サイトは、いかなる状況のユーザーに対しても操作・理解が可能な状態になっている。
  • サイトは、満たすべき品質基準が明文化されていて、制作メンバー全員に共通認識として根付いている。
  • サイト運用において、自動化されている作業と手動作業の棲み分けを行っている。
  • サイト運用において、企画から公開までの制作・承認プロセスが明文化されており、担当者の急な変更や欠員が生じた場合でも業務を止めることなく継続できる。
  • サイト運用において、例外案件に対する対応フローが整備されている。
  • サイトにおいて、定期的な効果測定を関係者で共有している。
  • サイトにおいて、効果測定の結果に基づいた改善施策の立案および実行ができている。

上記のチェック項目について、

  • できている=2点
  • 一部できている=1点
  • できていない=0点

として自己採点をしてみよう。また、チームの複数のスタッフが各自で採点してみて、認識の違いがないかも確認してみよう。

自己採点の結果、10項目の合計点が以下のうちどのレベルにあるのかを確認してみてほしい。

  • レベル1(0点~9点)残念ながらWebサイト運用をうえで、解決すべき重大な課題があると推測される。このレベルにおいては、日頃思わぬミスが多発したり、制作段階での手戻りが多発したりとさまざまな面で非効率な運用を行っている可能性がある。まずは、自社が解決すべき重大な課題がどこにあるのかを、この記事の解説をもとに明確にしたうえで、1つずつ改善をしていくとよいだろう。
  • レベル2(10点~15点)このレベルは、自社なりの標準的な運用スタイルは確立できてきている段階だと推測される。次のレベルを目指すためには、今までの運用スタイルをベースに各業務をより深堀していく必要がある。この深堀を行うためには、運用体制をより強化していく必要があるが、運用体制を強化するうえでのポイントとして、今まで各担当が行っていた業務を自動化もしくは他のメンバーへリプレイスし、より深堀が可能な体制を構築する必要がある。この体制構築を行ううえで、どの領域を切り出すのかをこの記事の解説をもとに明確にしたうえで、新たな運用体制を築いていってほしい。
  • レベル3(16点~20点)このレベルでは自社なりの運用スタイルを高いレベルで推進できている段階であると推測される。この記事の解説をもとに、自社の運用に不足している要素があれば取り入れていくとともに、移り変わるデジタルトレンドやテクノロジーをキャッチアップし、常に既存の運用スタイルの改善・ブラッシュアップをし続けてほしい。

結果はいかがであったあろうか。Webサイト運用における課題は多種多様だが、目先の課題に対してがむしゃらに取り組むだけでは、効率的な対応にならない場合も多い。重視すべきポイントをおさえ、より効率的に対応することが望ましい。そのためには、まず必要なのは課題の整理だ。

課題整理のポイントは「達成要件の把握」と「運用プロセスの可視化&標準化」

Webサイト運用で生じる課題を適切に解決して最適化するには、まず課題そのものの整理が必要だ。そのポイントは、大きく分けて以下の2つだ。

  1. Webサイトで満たすべきコンテンツの達成要件が整理されていること
  2. ポイント1を運用のなかで達成するための「仕組み」や「ツール」が整備され、担当者それぞれの経験やスキルに依存しない「非属人的な運用」になっていること

それぞれについて詳しく解説しよう。

ポイント1
Webサイトで満たすべきコンテンツの達成要件が整理されていること

Webサイト運用の課題整理において、まずやるべきことは「満たすべきコンテンツの達成要件の整理」だ。

現状のコンテンツで「達成できていること」と「達成できていないこと」を切り分けることで、効果的に課題を抽出し、集中的に対応できる。また、コンテンツごとに「非定型的な内容」とサイト全体で「定型化されるべき内容」を整理することで、どのような運用ルールが最適なのかが自ずと決まってくる。

次の図1は、筆者が考える「わかりやすい」Webサイトにおける要件を整理したものだ。

オウンドメディア
ペイドメディア
ソーシャルメディア
コンテンツ
表現
情報整理
ユニバーサルデザイン
ナビゲート
共感
発見
魅力的な内容である
わかりやすい、直感的に内容を把握できる
ユーザー属性ごとに情報が整理されている
基本的なユーザビリティが整っており、可能な限りすべての人が使える
検索、広告、SNSなど
関心を持つ
情報に触れる

図1 「わかりやすい」Webサイトにおける要件

図1のひし型の図は、横幅が広くなるほど「コンテンツに寄らず定型的な要素」を、横幅が狭くなるほど「コンテンツによって非定型的な要素」を表している。また、上下の関係はユーザーの流れを表している。

Webサイトに訪れたユーザーは、下から上へ向かって一方通行で最上部のコンテンツを目指す。その際、どれだけ「コンテンツ」が魅力的であったとしても、その中間地点にある「ユニバーサルデザイン」が担保されていなかったり、「情報整理」がきちんとされていなかったりすると、途中で離脱してしまうことになる。

今回はオウンドメディア(自社サイト)についての解説が中心なので、上部の青色部分にフォーカスを当てる。

課題解決を行う順序としては、下から上が原則である。先に記載したとおり、いくら上部にある要素がユーザーにとって満足のいくものであったとしても、そこにたどり着くまでの通り道で離脱をしてしまっては、意味をなさなくなってしまうからだ。

以下に、各要素別の課題例をいくつか紹介する。

  1. ユニバーサルデザイン
    • マルチデバイス向けにWebサイトの表示や機能が最適化されていない
    • Webサイトにおけるフォントサイズが小さい、もしくは背景色との色差・明度差が不足しており読みづらい
  2. 情報整理
    • Webサイト内で一貫したナビゲーションルールが定められていない、もしくはルールが守られていない
    • アクセスログより、離脱が想定されないページ(インデックスページなど)での離脱率が高い
  3. 表現
    • FAQやハウツーもののコンテンツがすべて文字情報のみで構成されている
    • ページタイトルがひと目で特徴をイメージできるものになっていない
  4. コンテンツ
    • コンテンツのターゲットとなるユーザー像が明確になっていない
    • コンテンツにより提供されるユーザーメリットが明確になっていない

まずは現状のサイトを調査し、上記4つの要素のどこに課題が潜んでいるのかを抽出し、原則下から上に向かって改善していくことが望ましい。

ポイント2
ポイント1を運用のなかで達成するための「仕組み」や「ツール」が整備され、担当者それぞれの経験やスキルに依存した属人的な運用になっていないこと

先に述べたWebサイトコンテンツの達成要件が整理できたら、次は「その達成要件をどうやって継続的にWebサイト運用で維持・向上していくか」について考える。

継続的なWebサイト品質の維持と向上には、「運用プロセス」をいかに最適化できるかが鍵となる。

運用プロセスを最適化するためのポイントは、「可視化」と「標準化」である。この2つを意識し、最適化を実施することで、Webサイトの品質面で2つのメリットを得ることができる。

1つ目のメリットは、ミスの再発生率を低下させることである。

運用のなかで生じるミスの大半は、人的ミスである。さらに、人的ミスは人的判断に起因するものが多い。しかし、人的判断を要する運用スタイルの場合、チームメンバーのスキルに依存した体制となりがちだ。これは、人事異動の可能性がある企業のWeb担当者にとって非効率的である。

どんなスキルの担当者が作業をしても、同じ結果を担保できる運用プロセスやツールを、人的判断が可能な担当者が用意して「可視化」と「標準化」を行うことで、チーム全体のリソース最適化につながる。

筆者が所属する株式会社メンバーズで標準的に使用しているツールには、以下のようなものがある。

  • 運用要件定義書
  • 運用設計書
  • 運用ガイドライン
  • 運用マニュアル
  • 案件管理ツール
  • 更新依頼書

運用プロセスの最適化によって得られる2つ目のメリットは、業務の「選択と集中」が可能になることだ。

通常、Webサイトを運用するチームのなかで、経験値やスキルはそれぞれ差があり、特に経験値やスキルが高い人材の数は少ない場合が多い。チーム全体の最適化を考えた場合、「考える人」と「オペレーションを行う人」を役割として分けて運用することが理想である。

このような理想が叶うなら、経験値やスキルの高いメンバーからの「日々の作業に追われ、考える時間がない!」といった言葉はなくなっていくだろう。しかし実際問題として、完全に分離することは作業の性質上難しい。しかし、運用プロセスを標準化することで、少しでも「考える」時間を捻出し、Webサイト運用における成果や課題を見直すことは重要だ。

なお、運用プロセスの最適化の達成基準については、「初めて業務を行う担当者が、各運用ツールのみを参照しながら遂行することで、他の担当者と同じアウトプットを出すことができる」というものを、1つの水準として考えるとよいだろう。

また、プロセスの標準化ができたら、必ずしも人的作業でこなす必要はなく、CMSなどのツールによって自動化することで、さらに効果が高くなる場合がある。注意点としては、自動化するうえでの対象、内容、人的作業プロセスとのつなぎを前もって明確にしたうえで、導入を検討することである。

昨今のツールは、高機能で多機能なものが多く、ツールベースや機能ベースで検討するとスペックに踊らされてしまい、実際の運用が効率化されなかったというケースは多々ある。そうならないためにも、最初は自動化に頼り過ぎず、アナログな運用プロセスの整理を実施したうえで、機械的に自動化できそうなポイントを絞っていくべきだろう。

◇◇◇

今回は、5つの心得の心得1に基づいて、現状課題の明確化および解決のポイントを中心に解説した。後編では、心得2~5を中心に、Webサイト運用における顧客をとらえるポイントについて解説する。

Webサイト運用における5つの心得

今回の記事で解説した心得

  1. Webサイト運用の課題を明確にし、向き合うことができなければ、“時代”の兆候に合わせた“新運用”は実現できない。

次回の後編で解説する心得

  1. “時代”の兆候だけに合わせてWebサイトを運用していても、“顧客”の兆候に合わせたWebサイト運用にはならない。
  2. “顧客”に対して自社のWebサイトが提供すべき価値が明確になっていない限り、“顧客”に合わせたWebサイト運用を見出すことはできない。また、Webサイト運用における無駄を排除することもできない。
  3. “顧客”がだれかを設定しない限り、“顧客”に合わせたWebサイト運用を実現することはできない。
  4. “顧客”を“点”としてとらえているだけでは、“顧客”との最適なコミュニケーションを行うことはできない。

    ※Web担当者Forum参照

Facebook、「クリックを誘う投稿」は評価しないと発表、リンクの埋め込み方にも注意

Facebookは8月25日、ユーザーがスパムではないかと感じる投稿を排除するよう、ニュースフィードの投稿表示に関して2つのアップデートを行ったと発表した。

ユーザーの反応で記事の評価を変える

パブリッシャーが記事のリンクを投稿するとき、ユーザーの気を引く写真を載せ、詳しい内容は書かず、クリックを誘おうとする。こうした”Click-baiting(クリックを誘う)”と言われる投稿が多くのクリックを獲得すると、Facebookのアルゴリズムによってニュースフィードに表示される確率が高くなり、ユーザーが本当に関心を持っている表示されにくくなってしまう。

Click-baiting(クリックを誘う)な投稿の例
Click-baiting(クリックを誘う)な投稿の例(Facebook Newsroomより)

 こうした投稿への対策として、Facebookは、リンクをクリックして記事を見に外部サイトへ行ったユーザーが、どのくらいの時間でFacebookに戻ってくるかを計測。すぐに戻ってきたら、それはユーザーが望んでいた内容ではなかったことを示唆するものとして評価される。

Facebookはまた、こうした記事をクリックする人と、記事について友達と議論したり共有している人の比率もチェックする。なぜなら、もし多くの人がクリックして記事を見に行ったけれど、Facebookに戻ってきて「いいね!」を押したり、コメントする人がほとんどいないなら、その記事がユーザーの望む内容ではなかったと考えられるからだ。

リンクのフォーマットも評価の対象に

2つめのアップデートは、投稿へのリンクの埋め込み方についてのもの。Facebookに、ある記事のURLを投稿するとき、URLを入力すると、自動的にその記事の見出し、写真、文章の一部が表示されるのはFacebookのユーザーならご存知だろう(この表示は削除することもできる)。

記事のURLを入力したときの見え方
記事のURLを入力したときの見え方

 これに対して、アイキャッチとなる大きな写真を投稿し、そのキャプションとして記事へのURLを記述することもできる。しかし、Facebookが行った調査では、記事の内容がわかる前者のリンクフォーマットをユーザーは好むという結果が出た。このフォーマットは、画面の小さなモバイルデバイスでリンクをクリックするときにも便利だとしている。

写真のキャプションにURLを埋め込んだ例(Facebook Newsroomより)
写真のキャプションにURLを埋め込んだ例(Facebook Newsroomより)

 今回のアップデートでFacebookは、記事の内容の一部が表示されるリンクフォーマットを優先表示するとしている。Facebookの調査によると、この方法は、写真のキャプションにリンクを埋め込む場合の2倍クリックされているという。

Facebookは、クリックを誘う投稿を繰り返していたパブリッシャーは、彼らの記事の広がりが減少していくのをこれからの数か月の間に見ることになるだろうとしている。

※MarkeZine参照

アプリをダウンロードするとき、ユーザーは何を見て比較するのか?

昨今、スマートフォンからのインターネット利用率の伸びが顕著です。その理由の一つとして考えられるのが、種類豊富なアプリを利用できることではないでしょうか。実際にさまざまなアプリをダウンロードし、スマートフォンをカスタマイズして使っている人も多いでしょう。

今回は、普段利用しているスマートフォンで「アプリをダウンロードしたことがある」と回答した2,060人を対象に、アプリの利用に関する調査を行いました。スマートフォン利用者は、どのようなアプリをダウンロードし、利用しているのでしょうか。年代別のアプリ調査結果を、ぜひ広告出稿のヒントとしてご活用ください。

調査結果・考察の詳細を知りたい方は、【ダウンロード資料】「アプリのダウンロード、参考にするのは『インターネットの検索結果』(PDF)(1,076KB)」をご覧ください。をご覧ください。

※Web担当者Forum参照

Facebook、サードパーティーアプリにも自動再生動画広告

Facebookがモバイルアプリ向け広告ネットワーク「Audience Network」に、自動再生動画広告やカルーセル広告、ユーザーのFacebook以外でのアクティビティも反映させたターゲティング広告などのフォーマットを追加した。

 

米Facebookは8月11日(現地時間)、「Audience Network」向けに、自動再生動画広告を含む幾つかの新しい広告フォーマットを提供すると発表した。

Audience Networkとは、同社が2014年の開発者会議「F8」で発表したモバイルアプリ向け広告ネットワーク。Facebook内の広告と同様に、Facebookユーザーのアクティビティに基づくターゲティング広告をモバイルアプリで展開できるというものだ。

まず、ネイティブ広告(アプリ内に埋め込む広告)として自動再生動画広告を表示できるようになった。パブリッシャーはAndroidおよびiOSのSDKを最新版にアップデートすることで動画広告を利用できるようになる。

 auto
メッセージングアプリ「Tango」に表示された動画広告

同社によると、Audience Networkのネイティブ広告のパブリッシャーによる採用は過去半年間で5倍以上増加し、Audience Networkのインプレッションの8割以上を占めるようになったという。

インタースティシャル広告(ページのダウンロード時やアプリの起動時に表示される広告)には、ユーザーのFacebook以外でのアクティビティを反映させるターゲティング広告「Dynamic Product Ads」、横スクロールで最高5種類の画像広告を表示できる「Carousel Ads」、クリックすると全画面で再生が始まる「Click-to-Play Video」が追加された。

 carousel
カルーセル広告
※ITmediaニュース参照

外出先からでも Dropbox!

 

旅行の写真を見せたり、仕事のドキュメントを転送するはずだったのに、うっかり自宅のコンピュータに入れたままだった!というご経験はありませんか?Android、iPhone、iPad、Windows Phone とタブレットの各モバイル アプリを使えば、そんな時にどこからでも Dropbox にアクセスできます。

モバイル版を試す
 

 

ネットショップ運営に必須の分析ツール3選、ad Robot, Ad EBiS, SimilarWeb

ネットショップを運営する上で重要なことは、訪問・購入ユーザーの動きや、施策の結果等を具体的な数字としてきちんと見て、改善を日々繰り返していくことだ。ここでは、世間一般的に使われているGoogle Analytics以外で、使える分析ツールを厳選紹介する。

1)楽天の広告効果測定は「ad Robot」

adrobot

今まで楽天内で広告を出稿したとしても、どのくらいクリックが発生したのか、経由売上がどのくらいあったのか、何が売れたのか、などはブラックボックスであった(楽天のECコンサルタントがたまにこっそりと教えてくれるが・・・)。しかし、このサービスがすべてを解決してくれる。

ad Robotは、アカウントを作成すれば3分以内に楽天市場広告の効果測定を始めることができる便利サービスで、バナーのような純広告だけでなく、楽天内サーチキーワード広告にも対応している。
実際に弊社(エンファクトリー)でも利用しているが、UIも非常に見やすく、広告効果が一目瞭然となり、コスト改善に役立っている。利用料金は初期費用5万円と月額費用は1万円~となっている。
裏側の仕組みだが、おそらく広告測定用のページをサイト内に自動生成し、RMSで取得できる”売上データ”と”売上に至るまでの経路分析データ”を組み合わせて使うことにより測定していると考える。

2)通常の広告効果測定は「Ad EBiS」

Google Analyticsでも広告効果測定はできるが、その広告を踏んで”流入したセッション内”に購入がされなければ計測はできない欠点がある(一度離脱した後戻ってきても計測対象にならない)。そうすると、リスティングのような刈り取り系の広告はいいが、バナーやタイアップのような購入まで時間のかかるタイプの広告効果が計測しにくい。正確に細かく、広告効果を計測するにはAd EBiSのような広告効果測定ツールの利用がオススメだ。
このツールを使えば、どの経路でユーザーが購入まで至ったか細かく見ることができるだけでなく、最初はリスティング経由で訪問→2回目はメルマガ経由で訪問→最後に検索経由で訪問して購入! といった間接効果分析ができる。

そして、リスティング広告を出稿する際に便利な、Yahoo!リスティング・Google AdWordsとの連携機能もある。数万個ある出稿キーワードがボタン1つで簡単に登録できてしまい、価格も初期費用は0円、月額費用1万円~と利用ハードルが低い。

こういった分析以外によく使うのが、他のメディアサイトとの送客連携(アフィリエイト)だ。通常、メディアサイトとアフィリエイトをしようとなると、アフィリエイトASP業者へ仲介マージンを払う必要があるが、直接知っているメディアとであればAD EBiSを使って手数料を取られずに連携ができる。ちなみに、運営会社はロックオンでEC-CUBEの生みの親でもある。

3)競合調査は「SimilarWeb」

競合の業績は、帝国データバンクなどの企業決算情報を購入すればわかるが、サイトへの訪問者やPVを見るためには、月10万円以上支払ってインターネット視聴率データを購入する必要があった。しかし、このSimilarWebは無料でそれらのデータを見られる優れものだ。

こちらのサービスは、どのようにサイトの規模を測っているのか明確ではないが、驚くほど現実のサービス数値に近い結果を表示する。加えて、検索流入が多いのか、ソーシャル流入が多いのか、もしくはメルマガか、といった大まかな流入割合まで見れてしまう。
このツールを使ってみると、あまり広告費用はかけてないいのに、訪問数が劇的に増えているECサイトを発見することがあるが、このようなコンテンツマーケティングに成功している企業はぜひ見習いたい。
※ECサポーターEサポ参照

キーワード最適化ツールでGoogleからキーワードアドバイスを受ける方法

検索キーワードを調査する「キーワード最適化ツール」をグーグルがリリースしました。当初はオーガニック検索でも大丈夫なキーワードにもPPCを出稿させるツールかと思いましたが、これが意外とイケる内容でしたので、使い方や特徴を紹介します。

キーワード最適化ツールは、次のURLから利用できます。
http://www.google.co.jp/sktool/

キーワード最適化ツール

もちろん用途は検索連動型広告やオーガニック検索の最適化のためのキーワード調査なのですが、キーワード最適化ツールには次の3つの使い方があります。

  1. 一般的なキーワード調査キーワードを指定して、サイトは指定しない。
  2. サイトに合ったキーワードを探すキーワードは指定せず、サイトを指定すると、サイトに合ったキーワードを自動的に抽出してくれます。キーワードも併せて指定すると、その単語を含むキーワードを表示してくれます。
  3. 特定のページに合ったキーワードを探すキーワードは指定せず、サイトを指定して、さらに、調べたいページのURLの一部を「フィルタ設定」の「URLに含まれる文字列」に入力。

※いずれも、キーワードは[単語またはフレーズ]に指定し、サイトは[ウェブサイト]に指定します。キーワードを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します(半角カンマで区切る)。

キーワード最適化ツールはだれでも使えるのですが、上記のようにサイトを指定して使うには、アドワーズ広告のアカウントにログインしておくほうがいいでしょう。というのも、ヘルプで次のように書かれているからです。

ログインしていない場合、キーワード最適化ツールでは、
どのウェブサイトについても一部のキーワードリストしか表示しません。

アドワーズ広告アカウントにログインしていると、広告を出稿しているサイトに関してはすべてのキーワードリストが表示されます。

また、ログインしていると、画面上部に[設定]というリンクが出て、そこからキーワードを抽出する対象の言語や地域を設定できます。非ログイン状態では全言語の全地域の情報が表示されるので、英単語が入るキーワードの調査の場合は、アドワーズ広告アカウントにログインして言語を設定しておかないと使い物にならない状態ですね。

キーワード最適化ツールの設定

今のところキーワード最適化ツールのインターフェイスからのログインはうまく動作していないようなので、ログインできない場合はアドワーズ広告のログインページからログインして、その後キーワード最適化ツールのページに戻るといいでしょう。

https://adwords.google.co.jp/select/Login

あとは、キーワード一覧に表示される各項目の意味を理解しておきましょう。

  • キーワード
    そのものキーワードですね。虫眼鏡のアイコンをクリックすると、そのキーワードの検索ボリュームの傾向をGoogle Insights for Searchで表示できます。
  • 月間検索ボリューム
    過去1か月間にGoogle検索の関連サイトでのおおよその検索数を示します。
  • 競合性
    そのキーワードに他の広告主がアドワーズ広告でどれくらい入札しているか。色付きの部分が多いほど競合が多いことを示します。
  • 推奨CPC
    そのキーワードで広告を上位3位に表示させるために必要な入札単価の予測。
  • 広告シェア/検索シェア
    過去1~2か月でそのキーワードで広告が表示された回数の割合。
    広告シェアは、すべてのページが計算の対象を表します。
    検索シェアは、1ページ目に広告が表示された回数の割合を表します。
  • 抽出元ウェブページ
    ウェブサイトのどのページからキーワードが選ばれたか。つまり、そのページを広告のリンク先にするのが良いということですね。

※広告シェア/検索シェアと、抽出元ウェブページは、アドワーズ広告アカウントにログインしていないとデータが表示されません。

ちなみに、最適化ツールでは今のところ、関連キーフレーズとして指定したキーワードが“含まれる”キーフレーズしか出してくれません。

グーグルのキーワードツールでは「関連するキーワード」を提案してくれますので、意味的な関連からキーワードを調べたい場合はキーワードツールを使うのがいいでしょう。

・キーワードツール
https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal

また、画像検索やニュース検索での検索状況や、時系列での過去の検索ボリュームの調査にはGoogle Inisights for Searchを使う必要があります。

・Google Inisights for Search
http://www.google.co.jp/insights/search/#geo=JP

キーワード調査はSEMの要。

ツールをうまく使い分けていきましょう。

※Web担当者Forum参照

SEOってなに? 新人Web担当者が知っておくべきSEOの基本的な考え方

Web担当者になれば必ず耳にするSEO。えす、いー、おー。

Google先生に聞いてみると、「検索エンジン最適化」という意味だそう。えっと、「検索エンジン」を「最適にすること」って一体どういうこと?

Google先生とにらめっこしてもよくわからないので、SEOを担当している先輩に勉強会を開いてもらいました。そこで学んだ、SEOをどう理解して、サイト構築に役立てればいいかを紹介します。

検索エンジンって何?

SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)の頭文字をとって略したもので、日本語にすると「検索エンジン最適化」。

……えっと、よくわかりません。

「まずはSEOとは何かを知る前に、検索の仕組みを知ろうか」ということで、検索エンジンの基本的な仕組みを教えてもらいました。

先輩 : 検索エンジンとは、インターネット上の情報を検索するシステムのことで、検索しているユーザーにとって、もっとも適したサイトを表示するためシステムです。

仕組みとしては、クローラーと呼ばれるロボット(プログラム)がインターネット上にあるWebページの情報を収集します。膨大な情報を格納、解析する箱(インデックス)があって、ロボットは収集した情報を箱にもって帰ってきます。検索エンジンで検索をすると、その箱に格納された情報から、検索されたキーワードと関連性が高いサイトを順に表示します。

検索エンジンは200以上の調査項目を総合的に判断して、検索結果順位を決定していると言われているんです。

検索エンジンとは?
ユーザーの意図を正確に把握し、収集した情報のなかから、ユーザーのニーズにぴったり一致する情報を提供するシステムのこと。

SEOって何?

よし、検索エンジンについてはわかった。ということでやっと本題のSEOについて、先輩から教えてもらいました。

先輩 : SEOとは、検索エンジンを通じて、自社の顧客になってくれそうな人が来てくれるようにWebサイトやコンテンツを調整する手法のこと。ようは、ユーザーに評価されるだけでなく、検索エンジンから見ても価値がある情報と判断されて、上位に表示されるようになることを目指して施策を行っていくということなの。

私 : Google先生で検索したときに、上位に表示してもらうってことですね! SEOっていうのは、うちのサイトにたくさん来てもらうための施策の1つってことですか?

先輩 : そう、でもSEOによる誘引のメリットは、ただ単純に検索順位を上げて誘因を促すだけではないの。SEO特有のメリットとして、ニーズに合った顧客の“集客力の高さ”と問題解決による“コンバージョン率の高さ”が挙げられるの。

私 : ……。すみません、よくわからないです(;へ;)

やさしい先輩は具体例とともに、上記2つのメリットについて教えてくれました。

池袋 デートと検索してサイトに来たAさん。コニカミノルタトップのバナーが気になって来たBさん。Aさんの方がBさんよりプラネタリウムへのニーズが高く、お客さまとなる確率が高い。トップページから来たBさんはコニカミノルタの既存顧客であり、Aさんはコニカミノルタ・満点・プラネタリウムなどなにも意識せずサイトに訪れた可能性が高い

後日、デートでプラネタリウム「満天」を訪れたAさん「コニカミノルタ」「満天」「プラネタリウム」などを想起していなかった、知らなかったユーザーをも誘因できる!つまり、集客力が高い!そもそもニーズを持っているユーザーを誘因できるので、コンバージョンに結びつきやすい!コンバージョン率
が高い!

※コンバージョン:ここでいうコンバージョンは、プラネタリウムサイトを閲覧したお客さまが実際にプラネタリウムまで足を運んでもらうことです。

SEOをすることで、ニーズを持っていた人に加えて、直接的にニーズを持っていなかった人をサイトに呼び込むことができるんです。

SEOとは?
検索エンジンにも評価されやすい仕様にWebサイトやコンテンツを調整して、自然検索を通じて、潜在・顕在顧客をサイトに誘導する手法のこと。
垣内 梓

「検索エンジン」を「最適にする」ではなく「検索エンジン」に「最適にする」だったわけ(笑)。でもこの考え方もちょっと古くて、ユーザー本位で考えていく必要があるんだね。

新人Web担当者が知っておくべきSEOの考え方

実際に私は、直接的なSEOの担当者ではなかったので、具体的なテクニックなことは語れません。テクニックについては、検索エンジンや書籍などで調べてもらうとして、ここでは、SEOをする場合どう考えるべきかをまとめてみます。

先輩のレクチャーで印象に残っているのが「素敵なサイト作りこそ最高のSEO」という言葉です。

SEOといえば、検索上位に表示されるために、どんなことをすべきかという話がされることが多いですが、ユーザーニーズが満足する良いページを作れば、しかるべき箇所にキーワードが入っているはずだし、良いページだと評判が上がれば自動的に被リンクも増えていくので、自然と検索順位は上がっていくはず。だからテクニックの話も大事だけど、ニーズに応える良いページを作ること = 「SEO」なんです。

ちなみに、Googleがユーザーのためにしていることとして、「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである」という説明を掲載していたり、Googleの理念にGoogle が掲げる 10 の事実というものがあって、そのなかに、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」というのが、一番に掲げられていたりするんです。

新人Web担当者が知っておくべきSEOの2つのポイント
  • ユーザーのニーズを考える = 検索するユーザーはどんなことを求めてくるのか?
  • ユーザーのニーズに応えるサイトを作る = 検索ユーザーが満足する内容を提供できているか?

①ユーザーのニーズを考える

SEOをするには、まずユーザーのニーズを考える必要があります。そもそも、検索エンジンで検索されるのかどうかを考えるということ。

たとえば、新しく「Web担コーヒー」という商品を開発したとします。その場合、Web担コーヒーを購入する人は、どんなニーズを持っている人だろうか?

開発したばかりの商品ならば、「Web担コーヒー」という商品名を知っている人は、ほとんどいないし、いたとしても関係者くらい。「Web担コーヒー」と検索する人は極めて少ないわけです。

つまり、Web担コーヒーを購入してくれる人は、Web担コーヒーだから購入するんじゃなくて、自分のニーズに合致したから買ってくれると考えるほうが自然です(もちろん、年数が経てば、リピートしてくれる人もいるのでWeb担コーヒーと検索するかもしれないけど)。

なので、コーヒーを買いたいと思っている人のニーズは何なのかを考える必要があるんです。コーヒーを調べている人のニーズは、おいしいコーヒー豆を探していたり、コーヒーのおいしい入れ方を探していたり、コーヒーが飲める場所や買える場所を探していたりするはず。

そういった検索するユーザーのニーズを考えて、「Web担コーヒーはユーザーのどんなニーズに応えられるのだろうか」と考える必要があるんです。

②ユーザーのニーズに応えるサイトを作る

検索するユーザーがいる、検索するニーズがあるとわかれば、検索して来てくれたユーザーが満足するような情報やサイトを作る必要があるんです。

コーヒーの例を続けると、おいしいコーヒーを探している人に、「Web担コーヒーっていいね」と思ってもらいたいのであれば、一般的なコーヒーのおいしい産地や豆の選び方、おいしい入れ方を紹介したり、Web担コーヒーが使っている豆がどんな工程を経て商品化されたのかを紹介したりするといいはずです。

ユーザーが知りたいことや納得できるようなことをサイトやページで作っていけば、結果的にユーザーが満足して購入してくれる確率も高くなるわけ。そのニーズを知るために、Google アナリティクスや検索ボリュームといったことをも調べながらユーザーの満足度が少しでも上がるようにしていくんです。

垣内 梓

SEOのテクニックはたくさんあるけれど、Google先生も言っている通り、ユーザーのことを一番に考えることが大事ってこと。美人で頭もキレッキレでママ業もバシっとこなしている憧れの先輩から直々にSEOを教えてもらえて、ラッキーだったな。

素敵なサイト作りこそ、最高のSEO

私はSEO担当者ではなかったのですが、Web担当者としてSEOの大事さを知っていて救われたことがあります。

ずばり、自分が新規ウェブサイトを作るとき、ある程度自分自身でコンサルティングができるようになったことです。

SEOの重要性を理解するまでは、とりあえず「見た目がかっこいいサイトを作る!」ことに注力してしまいがちでした。「それどうやって人を呼び込むの、見てもらえないサイトって作る意味あるの?」と先輩によく突っ込まれていたっけ。

でも先輩からSEOのレクチャーを受けてから、ユーザーが検索して、満足するページか、自分できちんと考えるようになりました。たとえば、キャッチコピーはこっちの方が伝わる、テキストに入れる単語は専門用語だけでなく補足説明も加える、といったように「言葉」にこだわってサイトを作るようになりました。

垣内 梓

「素敵なサイト作りこそ最高のSEO」と先輩が言っていたことの意味が、本当に理解できてSEOと自分が躍起になって担当していたWCAG 2.0のアクセシビリティの考え方と一緒や! と目からうろこだったなぁ(笑)。

これからの新人Web担さんたちへ

Web担当者の仕事って、ほかの仕事している人からすると「なんか楽しそうだね」と言われがちなんだけど、各々のタスクはとっても専門的で奥が深い。そして、なかなかその大変さは理解されにくい。SEOだってそうだし、ドメイン名、アクセシビリティ、サイトとサーバーの関係、アクセス解析……。

「楽しそう」に見える裏では、それぞれの担当者がしっかり仕事をこなして「素敵なサイト」が成り立っているんです。しかも、流行り廃りが激しい市場だから、常に情報のアップデートが必要です。全部を網羅している人は、もちろん業界にはたくさんいらっしゃるけど、新人Web担当者でそんな人はなかなかいないはず。

自分の担当範囲をこなしつつ、今回のSEOみたいに専門知識は百戦錬磨の先輩からまるっといただいて、インプットの時間をなるべく減らす。そうやって知識をひとつずつ積み重ねることで、自分の仕事の領域を広げて「新人」の名前をはずすことがでると思うわけです。

しかも、Web担当者のいいところは、次の仕事につながること。「どんな仕事もそうだよ」と言われたらそれまでなんですが、少なくとも、自分のキャリアを積み上げていく上でちゃんとプラスになっていくと思うから。

覚えることが多くて、結構どれも奥が深くて「あ゛―――――!!!」って叫びたくなることが何回かあったけど(笑)。

※Web担当者Forum参照