急成長するWeb動画のニーズに、初心者にも易しい動画作成ソフト「PhotoCinema」

最近は個人だけでなく、企業などでもブランディングやマーケティングの一環として積極的に動画のネット配信を行うようになってきた。スマートフォンなどでも簡単に動画撮影ができる一方で、ビジネスで扱うような品質の動画制作となると、途端にプロに外注する領域の話になってしまう。ならば、小さな企業や事業主が予算のない中で動画を使った展開はできないものか?そこで選択肢となってくるのが、動画制作が未経験でも誰でも簡単に動画の表現力を手に入れられるソフトウェア、デジタルステージ「PhotoCinema」だ。

「PhotoCinema」は、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した動画や写真を使って、簡単操作で本格的なムービーを作ることのできる動画作成ソフトだ。同社には、「映画のように、写真を観よう。」をコンセプトに、2002年から3代にわたってリリースされてきたフォトムービー編集ソフト「LiFE with PhotoCinema」シリーズがあるが、この「PhotoCinema」は、動画編集の機能をより充実させた、新たなコンセプトの製品として開発されている。

初心者に易しく、作品づくりを楽しめる新機能

一見難しそうに思われる動画編集だが、「PhotoCinema」には、専門的な知識や経験がなくても、動画制作を気軽に楽しみながら作品づくりができる機能や仕掛けが盛り込まれている。

そのなかで最もユニークなのが、インターネット経由で仲間や関係者から動画素材の投稿を募る「コラボ機能」だ。欲しい素材や締め切りなどの依頼内容をまとめたWebページを自動生成し、発行されたURLを共有することで利用できる。

プロモーションキャンペーンなどでも活躍しそうな「コラボ機能」

友人たちのお祝いメッセージを集めたり、離れた場所の風景素材を一斉に集めたり……といったさまざまな使い方ができるし、企業であれば、ユーザーに向けて製品レビュー動画を募集したり、ファンの声を動画で投稿してもらったりといったキャンペーンにも利用できるだろう。

その他にも、PhotoCinemaならではの便利でユニークな機能がある。リズムに連動したダイナミックな動画を簡単に作成できる「タップ機能」だ。選択した音楽のリズムに合わせてタップすることでテンポの値(BPM)を取得し、テンポに連動した形で動画や写真などが入る時間枠「フレーズ」を自動生成してくれる。

「タップ機能」を使えば、どんな曲を選んでも、リズムと連動した動画が作成できる

ミュージックビデオはもちろん、それ以外のジャンルの動画でも、映像と音楽がリンクした動画は観る者に与えるインパクトが大きい。細かなクリップの時間調整をしなくても、そうした動画を作成できるのは画期的だ。

作業時間やスキルにあわせて選べる、3つの編集モード

「PhotoCinema」には、3つの編集モードが用意されている。 あらかじめ演出やストーリー展開が設計されたテンプレートを選び、自分の動画や写真を入れるだけで完成する「シナリオモード」、素材を入れるだけで動画が自動生成され、そのあとに写真の順番やエフェクトなどをカスタマイズできる「おまかせモード」、構成からエフェクトなどの細部まで最初から自分で設定する「じぶんでモード」。自分のスキルや作業時間などにあわせて選択すると良いだろう。

「シナリオモード」では、用意されたテンプレートをベースに動画を作成
「おまかせモード」では、用意した素材から動画全体を自動作成し、個別に調整していく

試しに、「おまかせモード」を選んで動画を作ってみた。
まず最初にフレーズセット(動画の動きや効果を決めるセット)を選び、音楽ファイルを選択。あらかじめサンプル曲が用意されているほか、自分のPCの内の音楽データも読み込むことができる。 想定している上映時間に合わせて、1曲のうち使用する部分をトリミングし、「タップ機能」でBPMを取得。続いて、写真や動画の入ったフォルダを選ぶと、「おまかせ編集」の自動処理ウインドウが開き、動画や写真をテンポにあわせて並べてくれる。

「おまかせ編集」の処理が終わると、写真や動画が自動で並べられ、編集が可能になる

あとは、それぞれのフレーズを入れ替えたり、テキストやエフェクトを加えたりするだけで、動画作品を仕上げていくことができる。

操作は簡単だが、アレンジは多彩で本格的

もっと自分好みの演出をしたい場合には、さまざまな編集機能を使うことができる。 フレーズごとに、写真や動画のレイアウトを決める「シーン」、タイトルや字幕を入れる「テキスト」、特殊効果を加える「エフェクト」を設定できる。

フレーズごとに、テロップを入れたり、写真や動画の見せ方を演出したりできる

例えば、複数の動画を分割された画面内で同時再生させたり、動画をスライドさせたり、フレームのなかで動画が再生されているように見せたり、動画のうえに別の画像や動画を重ねたりと、さまざまな表現が可能だ。特に、レイアウトやエフェクトのバリエーションはかなり豊富なので、色々な機能を試して凝った動画を作ってみたくなるだろう。

また、「ちょっとこの写真を加工したいな…」といった時は、設定画面から「SiGNで編集」をクリックすると、付属の画像編集ソフト「SiGN Pro」が立ち上がる。

「SiGN Pro」の編集画面。直感的に操作でき、作業を終えると自動で動画編集に戻る

写真の色や明るさの補正、テキストや図形の追加、複数の写真の合成といった処理を行い、フレーズに反映させることができる。別途グラフィックソフトを導入しなくても、画像の加工をシームレスに行うことができるのはありがたい機能だ。

インターネットへの配信もソフト上から簡単に

「ムービー書き出し」は、アップロードしたい動画プラットフォーム用のファイルフォーマットや解像度を選んで書き出しできる

作成した動画は、最大でフルHD(1080p)画質の書き出しが可能なほか、ソフト上からYouTube、Vimeo、Facebookなどへも直接アップロードできる。6月11日からは無償アップデータが提供され、同社のWeb制作ソフト「BiND クラウド」または「BiND for WebLiFE 7」と連携することで、作成した動画をWebページの背景として貼り付けることもできる。最近のWebデザインのトレンドである、大型の動画バナーやフルスクリーンの背景動画なども、簡単に実現できる。

「PhotoCinema」は、「ペット」「トラベル」「子供の成長」「送別会」「ミュージックビデオ」「カフェ」と、幅広い6種類のテンプレートを標準で収録している。この「PhotoCinema」に加え、結婚式向けの用途に特化したテンプレートや素材を収録した姉妹モデル、「PhotoCinema Wedding」もラインアップ。さらに、レポートやプロモーションビデオなどのビジネス用途での動画に特化した追加テンプレート集「CiNEMA BOX」が発売されたばかり。動画に不慣れな人でもテンプレートの力でさまざまな表現に挑戦できるのではないだろうか。

標準テンプレートの一つ、「TRIP」。家族旅行をテーマにしたムービーに最適だ

SNSなどでの拡散を狙って動画コンテンツを発信するのが当たり前になっている現在、動画制作を専門の業者に発注するほどの予算はないが、個人や担当者レベルで「何とかして、見栄えのいいプロモーション動画を作りたい」というニーズは確実に高まっている。 「PhotoCinema」は、動画制作の初心者にもやさしい設計で、価格も14,800円(税別)と、動画編集ソフトとしては比較的気軽に導入しやすい。「動画時代」のニーズにマッチした新製品といえるだろう。

実際にソフトを使ってみると、初心者でも本格的な動画を簡単に作成できるような工夫が随所に感じられるし、1本の動画作品を自分で作り上げる楽しさや充実感も味わえる。もし、使い始めるきっかけが仕事のためだったとしても、送別会や同僚・友人の結婚式などのシーンでも充分活用できるはずだ。

※マイナビニュース参照





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