フェイスブック、新たな広告配信プラットフォーム導入へ

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手の米フェイスブックは来週、より効果的なインターネット広告配信を可能にする新たなプラットフォームを導入する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

「アトラス」というこのプラットフォームは、フェイスブックが2013年に米マイクロソフトから買収したインターネット広告配信技術のアトラス・アドバタイザー・スイートが原型だ。この技術を使うと、広告主はフェイスブックや第三者のウェブサイト、アプリで現れる広告に対し、フェイスブックのどのユーザーが反応し行動したかが把握できるようになる。

フェイスブックはまた、広告枠の買い付けから掲載面の管理、最適な対象者への配信まで自動的に行う広告主向けのツール「デマンドサイドプラットフォーム(DSP)」も提供する。

フェイスブックはこの新プラットフォーム導入で、オンライン広告市場で圧倒的な地位に立つ米グーグルの牙城を切り崩すことを狙う。グーグルは4-6月期に143億6000万ドルの広告収入を上げた。これに対し、フェイスブックの広告収入は26億8000万ドルでしかなかった。

だが、広告業界幹部の間からは、フェイスブックは従来実現できなかった程度まで広告対象を的確に絞り込み、広告効果についてより詳細で正確な情報を提供できる潜在力があるとの声が上がっている。

自らの広告効果を計測し、把握できるデータへの需要は高まるばかりだ。フェイスブックは登録会員に関する人口統計学的なデータのほか、どのサイトを閲覧し、どのようなコンテンツをクリックしたかなど貴重なデータを収集。それに基づく広告を自社のサービス内で掲載している。

フランスの広告大手ピュブリシス・グループのチーフ・ストラテジスト、リシャッド・トバコワラ氏は、広告対象の絞り込み精度とユーザーのトラッキング能力に言及し、「フェイスブックが現在やっていることは、グーグルが現在できることよりも強力な可能性を秘めている」と話した。

グーグルの担当者はコメントを控えた。

※THE WALL STREET JOURNAL参照

 





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