Monthly Archives: 7月 2014

アクセス解析は難しすぎる! という人でもユーザーを知り広告も改善できる「Yahoo!アクセス解析」とは?

Webサイト運営に欠かせないアクセス解析のおすすめツールとそのメリット、広告運用への活用例を紹介

サイト改善や広告効果の改善にアクセス解析が大切なことはわかっているけど、解析ツールって複雑で難しい……。
Googleアナリティクスでページビューや訪問ユーザーくらいはチェックしているけど、それ以上のことは、どうやればいいのかわからない……。
うちにはアクセス解析の専門家がいないから、広告のクリックやコンバージョンを把握していれば十分じゃないの?

Webサイト運営にアクセス解析が重要であることはいうまでもないが、「難しそう」「面倒そう」という理由から取り組んでいないWeb担当者もいるだろう。

また、最近の傾向としてアクセス解析ツールの多くが高機能や多機能をアピールしているが、未経験者にはかえってハードルが高い印象を与えてしまっている。

たしかに、アクセス解析を極めるのは簡単ではないが、難易度は何をどこまでやるかによって変わる。ユーザーのレベルや目的に合ったアクセス解析ツールを選べば、現在のワークフローや仕事量を大きく変えずにアクセス解析のメリットが得られるはずだ。

そんなWeb担当者に試してもらいたいのが、「Yahoo!アクセス解析」という、Yahoo! JAPANが提供している解析ツールだ。

「誰でも簡単に使えること」を目指して開発されたYahoo!アクセス解析。知識や手間を必要とせず、Webサイトや広告の健康状態が一目で把握できるツールだ。
※画面はサンプルです。実際の表示とは異なる場合があります。

Yahoo!アクセス解析のおすすめ活用シナリオ

アクセス解析ツールが未導入だったり、過去に使ってはみたものの、そのメリットを実感できなかったりすると、導入に対して腰が重くなるものだ。そこで、まずはYahoo!アクセス解析の導入によって得られるメリットを活用シナリオとして紹介する。

ここで、どんなことができるツールなのかイメージをつかんでもらったら、後半でYahoo!アクセス解析の詳細について解説する。

活用シナリオ1
ECサイトの集客と広告を最適化

ある程度の集客は広告でできているが、コンバージョン数は広告費に比例して増えない。
集客している層がミスマッチなのか、それともWebサイトに課題があるのだろうか……?

解決シナリオ: ユーザーの属性と動きを知る

広告で集客できているなら、どのようなユーザーがWebサイトを訪れているのか(属性や特徴)を調べてみよう。

ユーザーの属性を調べるには、「年代分布」「性別(男女比)」の分析機能を利用する。販売している商品のターゲットが訪問ユーザー層とマッチしているかどうかが確認できる。また、発想を変えて、訪問ユーザーの属性にマッチする商品を扱えないかどうか検討してみてもよいだろう。

広告で集客しようと想定していたユーザー層と大きく食い違う場合は、広告を見直す。数パターン作って、広告のキャンペーン別実績値などを参考に「効く広告」や「コンバージョンしやすい属性」を見極めることもできる。

また、ユーザーが訪問する「時間帯」や「地域」とコンバージョンに相関関係が読み取れるなら、広告最適化の余地があるといえる。ターゲティング機能を使って曜日や時間帯、地域を絞り込めば、費用対効果を高めることができる。

活用シナリオ2
法人向けの製品紹介ページから新規顧客を発見

法人向けの製品を扱っており、新しい営業先を開拓したい。
資料請求をしてもらった企業は把握できるが、数は少ない。こちらから見込みの高そうな企業を見つけて攻めの営業ができれば……。

解決シナリオ: 検索キーワードと組織分析で発見

製品紹介ページのアクセス解析をして、どのような組織(企業)からアクセスがあるかを「組織分析機能」で確認しよう。

Yahoo!アクセス解析では独自のデータベースによって、アクセス元の企業名まで把握できる。これを「訪問組織ランキング」として企業や業種ごとに、アクセスの頻度や日時順に一覧で確認できる。これらの企業は、製品に興味を持っている可能性が高いので、そのまま営業候補先リストとして活用できる。

また、どのような検索キーワードから訪れているかも要チェックだ。このデータは、「ユーザーが何を求めているか=市場ニーズ」と捉えることで、自社製品の何が注目されているのかを絞り込むための参考にできる。

さらに、このキーワードをスポンサードサーチのキーワード設定に反映させれば、広告最適化ができる。

訪問組織ランキングでは、サイトに訪問したユーザーが所属する組織(企業や学校など)の訪問数推移をグラフ表示できる。
※画面はサンプルです。実際の表示とは異なる場合があります。

活用シナリオ3
スマホからのアクセス比率を参考にサイトをリニューアル

世間ではスマートフォンの利用者が増えていると聞くが、うちのサイトにやってくるユーザーはどうだろう?
スマートフォンユーザーの割合が多ければ、それに対応できるようにリニューアルすべきだが、コストもかかるから簡単には踏み切れない。
事前に利用状況を把握したいのだが……。

解決シナリオ: デバイスや画面サイズによる見極め

Yahoo!アクセス解析の「デバイス」「OS」「画面サイズ」の分析機能から、ユーザーの閲覧環境を把握できる。

PC向けサイトしか用意していないのに、スマートフォンからのアクセスが意外に多かったという例は少なくない。スマートフォンでもPC向けサイトを表示できるとはいえ、使い勝手はよいとはいえない。特にECサイトなどで入力フォームがある場合、PC前提の作りだとスマートフォンでは使いづら過ぎて離脱してしまうこともある。

また、デバイスの種類とコンバージョンの相関関係がわかれば、スマートフォン対応のサイト改修が投資に値するものか、もうしばらく様子見しておくべきかの判断もできる。

スマートフォンのアクセスがサイト内の特定ページだけに限られているなら、そこだけスマートフォン向けページを用意するという手もある。これなら、サイト全体のリニューアルに比べて低コストで済む。

また、顧客の多くがスマートフォンを利用しているなら、広告施策にも反映させよう。検索キーワードや広告コピーなど、スマートフォンを意識したものに変えることで効果を上げることができる。

活用シナリオとして紹介してきた「年代分布」「性別」「地域」「デバイス」などは、グラフでわかりやすく表示される。
※画面はサンプルです。実際の表示とは異なる場合があります。

Yahoo!アクセス解析は「簡単」「無料」「役立つ」ツール

Yahoo!アクセス解析は、Yahoo! JAPANがYahoo!プロモーション広告の利用者向けに提供しているアクセス解析ツールだ。

原則無料で利用できるが、そのための条件は「1アカウントにつき、月間1億ページビュー数以下の場合」であること。ほとんどの場合はこの条件を満たしているはずなので、無料利用の対象といえるだろう(アクセス解析が未経験だとイメージできないかもしれないが、「月間1億ページビュー」という数字はかなり巨大なサイトの数字だ)。

Yahoo!アクセス解析は、最低限の設定をするだけで、未経験者でも手間をかけずに簡単に必要な情報を把握できて、広告運用に役立てられるように設計されている。次のようなWeb担当者にとって最適なツールだといえる。

  • アクセス解析ツールを使うのは初めて
  • 予算の関係で有償アクセス解析ツールの導入は難しい
  • アクセス解析ツールを導入したがうまく使いこなせていない

ただし、無料で簡単だからといって、決してお試し版というわけではない。Yahoo!プロモーション広告の広告管理ツールから利用設定ができ、機能的にも他のツールと比較してそん色ない。

Yahoo!アクセス解析には、次のような特長がある。

  • 無料で使える※1
  • 誰でも簡単に使える直感的な操作画面
  • リアルタイムでのWebサイト分析が可能
  • 導入のための複雑な設定の必要がない

※1: 1アカウントにつき、月間1億ページビュー数以下の場合

また、代表的な機能として以下のようなものがそろっている。アクセス解析ツールとしての基本は押さえつつ、広告運用に役立つデータをすばやく簡単に把握できるように考慮されている。

【基本解析】
  • ページビュー数
  • ユニークユーザー数
  • 訪問数
  • 参照元※2
  • 入口回数※3
  • デバイス
【広告分析機能】
  • キャンペーン別分析
  • 媒体別分析
  • 媒体と広告の種類との組み合わせ分析
  • 検索連動型広告キーワード別分析
  • 広告の種類別分析
  • コンバージョン分析
  • URLパラメータ設定機能
【独自機能】
  • 組織分析※4
  • ネットリテラシー分析
  • 年代・性別
  • 顧客ID連携機能
  • リアルタイム足あと※5
  • 過去の足あと
  • ニックネーム

※2: ユーザーがWebサイトに訪問する前に利用していたWebサイトのURL情報
※3: ユーザーが最初に訪問したページ(ランディングページ)の訪問数
※4: どのような組織(会社・団体など)からWebサイトへの訪問が多いのか、独自データをもとに、業種別に傾向を判別可能
※5: アクセス解析対象サイトに訪問しているユーザー情報をリアルタイムで表示する機能

さまざまな広告関連の実績値が一目瞭然

Yahoo!アクセス解析は、Yahoo!プロモーション広告の運用支援ツールとして提供されている。広告関連の実績値を確認するためには、パラメータを付けた広告出稿用URLを設定する必要があるが、設定後は以下のような広告効果の各種分析が可能となる。

  • キャンペーン別: キャンペーン単位での実績値
  • 広告の種類別: クリック課金型広告やバナーなど種類別の実績値
  • 媒体別: 検索エンジンや広告出稿サイトなど媒体単位での実績値
  • 検索キーワード別: 検索連動型広告で検索されたキーワードに関して、媒体単位での実績値
  • 媒体と広告の種類との組み合わせ
  • コンバージョン一覧: コンバージョンIDごとの実績値

コンバージョン一覧からは、コンバージョンIDごとの「コンバージョン数推移」「流入経路」「日別コンバージョン数」を確認できる。
※画面はサンプルです。実際の表示とは異なる場合があります。

たとえばYahoo!プロモーション広告の担当者なら、次のようなことは把握しておかなければならない。

  • どのような検索キーワードでWebサイトに集客できたか
  • コンバージョンに至ったインターネットユーザーの検索キーワードの傾向
  • 集客やコンバージョンに対する1人あたりのコスト(CPCやCPA)
  • Webサイトを訪れたインターネットユーザーのサイト内行動
  • Webサイトを訪れたインターネットユーザーの属性

これらは、広告管理ツールで測れるものもあるが、それだけでは決して十分だといえない。「広告効果」や「Webサイトの利用実態」を知るための最適な方法は、アクセス解析ツールを導入して分析することなのだ。

とはいえ、アクセス解析ツールは種類が多く、さらにツールによって使いこなせるスキルレベルの差が大きい。専門知識を持ったアクセス解析の担当者を用意できればいいが、中小企業だと難しいこともある。あくまでもWebサイト運営や広告運用を支援するためにするもので、アクセス解析のエキスパートを目指すわけではない。

そんな人の助けになるのが、Yahoo!アクセス解析なのだ。

最大の魅力は“誰もが直感的に使えるわかりやすさ”
エキスパートから見たYahoo!アクセス解析

ネット広告代理店の株式会社セプテーニで、企業の広告運用をサポートしている余川大介氏は、自らもYahoo!アクセス解析を活用している。エキスパートとして、日ごろからさまざまなツールに触れている余川氏にとって、Yahoo!アクセス解析の魅力は「誰でも直感的に使えるわかりやすさ」にあるという。

余川 大介 氏
株式会社セプテーニ
SEM本部 戦略企画課
マネージャー

さまざまな解析ツールがありますが、最近はどれも高機能化を目指す傾向にあります。その一方で、操作が複雑でマニュアルを読まなければ使いこなせないものになっています。その中で、Yahoo!アクセス解析は“わかりやすさ”が重視されていて、誰でも直感的に扱えます。そこが最大の魅力だと感じています。

Webサイトをビジネスに活用するには、顧客を知ることが第一歩。これは広告運用も同様です。Yahoo!アクセス解析では、訪問者の性別、年代、所属組織、さらにリテラシーのレベルまで把握できます。これらは広告配信のセグメントをどう切るかの参考になります。

重宝している機能の1つが、アクセス元のIPアドレスと企業情報をひも付けてランキングで表示する「訪問組織ランキング」で、見込顧客の発見ツールとして活用しています。技術的には他のツールでもできないわけではないですが、そのひと手間がないことだけでも担当者にとってありがたいですし、アクセス解析の初心者ならなおさらです。

他にも、同じYahoo! JAPANが提供しているYahoo!タグマネージャーとの連携が前提であるため、十分に動作検証されていることも、安心して導入できるポイントです」(余川氏)

導入はいつもの広告管理ツールから

Yahoo!アクセス解析は、先述のようにYahoo!プロモーション広告の利用者に対して提供されている。導入のための設定は、広告管理ツールの「運用サポートツール」タブから行う。

Yahoo!アクセス解析の利用設定は、広告管理ツールの「運用サポートツール」タブから行う。
※画面はサンプルです。実際の表示とは異なる場合があります。

設定は、以下の3ステップで行う。登録するWebサイトのドメイン情報の入力は、事前に確認しておけば難しくはないだろう。

  1. 利用規約への同意
  2. アクセス解析の対象にするWebサイトの情報入力
  3. アクセス解析用タグの取得と埋め込み

タグは、Yahoo!タグマネージャーを使ってWebサイトに埋め込む必要があるので、Web担当者や制作会社に確認しよう。これまでサイトリターゲティングなどを利用しており、すでにYahoo! JAPANユニバーサルタグを設置済みなら、この工程は省略できる。

より詳しい導入手順や設定資料が以下のページで公開されているので、参考にしてほしい。

◇◇◇

今回は、アクセス解析への取り組みの第一歩として、Yahoo!プロモーション広告ユーザーには導入しやすいYahoo!アクセス解析を紹介した。

おすすめの理由は、Yahoo! JAPANが広告運用のために提供していて、原則無料で利用できることはもちろんだが、必要十分な機能を備えていて、かつ簡単に利用できるからだ。

より高機能なツールも存在するが、その分高価だったり、使いこなすためのスキルが要求されたりと、一長一短である。広告運用を軸に、支援としてアクセス解析を行うなら、Yahoo!アクセス解析は有力な候補の1つになるはずだ。

※この記事の内容は、2014年7月現在の情報に基づいています。Yahoo!プロモーション広告およびYahoo!アクセス解析では、さまざまな機能改善を行っており、実際の画面やボタンの名称等は変更される場合があります。

※Web担当者Forum参照

LPOで重視するべき7つの指標

LPOで重視するべき7つの指標について解説する

 

今回は、LPOを実施する際に確認すべき指標についてご紹介します。

LPOで大事なことは、データ検証→仮説→改善→データ検証→仮説→改善の繰り返しです。ランディングページの内容を少し変えたらLPO完了ではなく、実際にコンバージョン数が増えたのか、他に問題はあるのかなど効果測定を行い、何度もテストを実施し、改善をし続けていくことです。

では、データ検証をする際、どの指標を見ればよいのでしょうか。

ここで、LPOで重視するべき7つの指標をご紹介します。

指標名 指標の意味
1 インプレッション数 広告が表示された回数
2 クリック数 広告がクリックされた回数
3 クリック率 広告の表示回数に対して、広告がクリックされた割合
4 コンバージョン数 購入やお申し込みなどの成約数
5 コンバージョン率 広告のクリック数に対して、成約につながった割合
6 CPA(顧客獲得単価) 広告費用÷コンバージョン数
コンバージョンを1件獲得するのにかかった広告費
7 ROAS(広告費用対効果) 売上額÷広告費用×100(%)
投資した広告費用の回収率

※CPAとROASの違いについては、以下ページをご覧ください。

LPOの効果測定には、「コンバージョン」設定が必須

LPOで一番影響があるのは、この指標のうち「コンバージョン数」「コンバージョン率」です。LPOの成果を数値で把握し、改善に結びつけるためにも、コンバージョン数やコンバージョン率といった広告効果をあらかじめ測定できるように設定しましょう。

指標から見る課題と対策方法

それぞれの指標から課題とその対策方法をご紹介します。指標によっては、広告の改善が必要な場合や、ランディングページの改善を行ったほうがよい場合があります。

例えば、「コンバージョン数」や「コンバージョン率」が著しく低いときは、キーワードやターゲット、広告(タイトルと説明文)の見直しよりも、ランディングページの改善を行うと成果に結びつくかもしれません。

それぞれ対策方法を確認し、効果的にYahoo!プロモーション広告の効果を上げましょう。

<<指標から見る課題と主な対策>>

課題 原因 広告 対策ランディングページ対策(LPO)
インプレッション数が少ない
  • 広告予算が少ない
  • ターゲティング設定に問題がある(広告の配信対象を絞り込みすぎている)
  • 予算を増やす
  • ターゲティング設定を変更する(広告の配信対象を変更する)
クリック数が少ない
  • キーワードと広告文の関連性が低い
  • ターゲットと広告文の関連性が低い
  • 広告の掲載順位が低い
  • 広告に訴求力がない
  • キーワードと広告の関連性を高める
  • ターゲットとの関連性が強い広告文に変更する
  • 広告掲載順位を上げる
  • 訴求力のある広告を作成
クリック率が低い
  • クリック数が少ない
  • 余計なインプレッションが発生している
  • 「クリック数が少ない」場合と同様の対策を実施
コンバージョン数が少ない
  • ランディングページの設定が不適切
  • 広告とランディングページの内容が合っていない
  • ランディングページが使いづらい
  • あいまいな広告表現を改善し、広告の訴求ポイントを絞る
  • トップページではなく、商品ページなど広告に直結するページにリンク先URLを変更
  • 広告とランディングページのコンテンツの関連性を高める
  • インターネットユーザーの意思決定を促すために必要な情報を提供
  • 購入カートやお申し込みフォームの使い勝手を改善
コンバージョン率が低い
  • コンバージョン数が少ない
  • クリック数が多すぎる(不要なクリックが発生)
  • 「コンバージョン数が低い」場合と同様の対策を実施
  • 成績の悪いキーワードを見直す
  • ターゲティング設定を変更する(広告の配信対象を変更する)
  • 「コンバージョンが少ない場合」と同様の対策を実施
CPAが高い/ROASが低い
  • コンバージョン数が少ない
  • コンバージョン率が低い
  • 広告コストが高い
  • 入札価格(CPC)が高い
  • 品質インデックス(クリック率)を上げる
  • 入札価格の見直し
  • 「コンバージョンが少ない場合」と同様の対策を実施

 

※Web担当者Forum参照

LPOは、「広告とランディングページのメッセージの一致」から

ウェブサイトから離れてしまう主な原因を例にLPOについて解説する

 

Yahoo!プロモーション広告でコンバージョン数を上げるにはLPO(ランディングページ最適化)が重要だと説明しました(「広告はクリックされているのに、なぜコンバージョンに結びつかないの?」)。今回は、「LPOの基本」についてご紹介します。

Yahoo!プロモーション広告を運用されている広告主様でも、広告のランディングページ(Yahoo!プロモーション広告では「リンク先URL」を指します)を、特別な理由もなくトップページに設定しているケースがよく見られます。

これでは、せっかくインターネットユーザーが、広告のメッセージに興味を持ってクリックしても、トップページのコンテンツからは「広告に書いてあった商品が見つからない」、「広告のメッセージとは違うことが書かれている」とインターネットユーザーに感じられてしまい、ウェブサイトから離脱されてしてしまう可能性があります。

ウェブサイトから離脱してしまう主な原因

以下は、広告をクリックしても、ウェブサイトから離脱してしまう主な原因です。

1. 広告に書いてある商品が、ページ内で見つからない

広告では特定の商品名を記述しているのに、さまざまな商品を扱うページ(トップページなど)に誘導した場合、インターネットユーザーの離脱率は高まります。また広告に掲載されている商品が見つけにくい場合も、離脱の原因となります。

2. 広告と異なるポイントが訴求されている

広告で訴求した内容と、異なるポイントをランディングページで訴求する場合もインターネットユーザーの離脱原因となります。例えば、広告では「安心サポート」を強調しているのに、ランディングページでは「品ぞろえの多さ」を訴えている場合などです。

3. 広告のメッセージとページのイメージにズレがある

広告のイメージとランディングページのイメージにズレがある場合も離脱の原因となります。広告で「高級」と訴えているのに、ランディングページのデザインがカジュアルすぎる雰囲気だと、インターネットユーザーの離脱を引き起こします。

4. 特定の商品を押し付けられた

幅広い意味を持つキーワードを含む広告のリンク先が特定の商品のページだった場合、インターネットユーザーは離脱します。例えば、「不動産」というキーワードを用いた広告のランディングページが、特定地域の賃貸マンションのみを特集したページになっているケースなどがあります。

「リンク先URL」の見直しが、LPOの第一歩

LPOの基本は、「広告とランディングページのメッセージを一致させること」です。むやみにトップページにインターネットユーザーを誘導しただけでは、ユーザーの離脱が起こるケースが多いので、広告の訴求点とマッチするページをランディングページにしましょう。

まずは、この2つのLPOの基本を念頭に置いて、広告のランディングページ(リンク先URL)を見直しましょう。これが、LPOの第一歩です。

次回は、LPOで重視するべき指標についてご紹介します。お楽しみに。

YouTube再生前の煩わしい広告、なぜ5秒?短くできない?グーグルさんに聞いてみた

この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は放送作家の鮫肌文殊氏が、無料動画共有サイトYouTubeの広告にまつわる疑問について迫ります。

【今回ご回答いただいた企業
グーグルアドワーズ 様

趣味で古い昭和のアナログレコードを集めている。7インチとLP合わせてすでに7000枚は超えているはずだ。それに加えてCDも3000枚以上あるので、合わせると全部で1万枚ほどあることになる。自分の部屋の床が抜けないか本気で心配である。

とにかくレコードというヤツは「聴いてみなければ中身がわからない」ので、音を知りたければターンテーブルに乗せてレコード針を落として音を出してみるしかないのだ。

知り合いの若き天才DJで、アジア系レコードの収集家としても有名な馬場正道さんに「なぜ、誰も知らないような素敵なレコードばかり発見することができるのですか?」と思い切って聞いたことがある。

キリスト様のようなヒゲをたくわえ、「レコード仙人」の異名を取る馬場さんの答えは以下の通り。

「レコードは全部買って、全部聴いてみるしかないのです」

なんて厳しきお言葉。良きレコードを見つけるのに近道なし、全部聴いてみるしかない。それはわかっているのだが、全部買っていたら、お金がいくらあっても足りません。

レコード店で試聴サービスを行っている店もあるにはあるが、1日に3枚までなどの制限がある場合が多い。従って、ジャケットを見て「これは良さそう」と勘で買うことになるのだが、あてが外れた時の悔しさは筆舌に尽くしがたい。

そんな時に重宝していたのが、実は無料動画共有サイトYouTubeなのである。同好の志の誰かが、超マイナーな昭和歌謡の隠れた名曲の音源をアップしてくれていた。それをインターネットで試聴してから、レコード店で購入していたこともよくあった。

なぜ物言いが全部過去形かって? それは今、著作権に関して厳しくなっているためか、今まで見逃されてきたレコード音源が次々に削除されているからだ。目的の曲がネット上に残っていたとしても「素人がカラオケで歌う自分を録画した映像」ばかり。曲の雰囲気だけでも知りたくて見ることもあるのだが、素人のカラオケを聴かされる気分は最悪だ。

さらに嫌なことに、YouTubeには煩わしい広告がある。5秒待てば残りはスキップできるとはいえ、開く動画すべて5秒待つのは、なかなかのストレスだ。

だから直接、YouTubeの広告を扱っているグーグルアドワーズさんに聞いてみた。

YouTube動画広告でスキップできない時間は、なぜ5秒なのですか?」

担当者 30秒未満の動画であれば最後まで、30秒以上の動画であれば30秒経過すると、広告主に課金されます。ユーザーにとって興味のない広告であれば、スキップでき、広告主にとってもきちんと視聴してもらったところで課金される仕様が設けられております。スキップするか続けて動画をみるかを判断する時間として5秒間動画を流しています。

–では、5秒を超えてもスキップせずに視聴者が見ると、広告主に広告料金が発生しているということですか?

担当者 はい。広告に興味を持っていただき、スキップせずに視聴されますと、広告主に費用が発生いたします。

–5秒より短くはできないのですか?

担当者 5秒が適正ではないかと判断しておりまして、現状では、5秒の間に視聴者がスキップするか、そのまま視聴するかを選択する仕様になっております。

–例えば、スキップ対策として5秒完結の広告があった場合には、どうなりますか?

担当者 掲載するにあたって、何秒以上必要という決まりがございまして、5秒以内の広告はありません。

–動画広告をストレスに感じる人には、広告が逆効果になるのではないですか?

担当者 正直なところ、人それぞれに受け取り方が違うと思いますし、広告を出される側からすると、より多くの方にアピールしたいところですので、一概に回答することは難しいところです。

他の担当者にも同じ質問をしてみたのだが、「5秒は我慢できる範囲内」という答えであった。

5秒は結構長いと思う。せめて3秒にできないものだろうか? また最近、著作権を保護しなければならないのはわかるが、映像や音源が即座に削除されるケースが多いが、自分も著作権に守られている立場なので、あまりおおっぴらには言えないものの、もうちょっとアナーキーな状態だったYouTubeのほうが面白かったと思っているのは、私だけでしょうか?
(文=鮫肌文殊/放送作家

※BusinessJournal参照

Google、YouTube動画広告における5つのトレンドを紹介

Google AdWordsの日本語版公式ブログ「Google Inside AdWords」において、7月25日、2014年上半期のYouTube動画広告のトレンドをまとめた記事を公開した。

記事では、国内におけるYouTube動画広告のトレンドとして、5つのポイントと事例が紹介されている。

1つめのポイントは「長尺版テレビCMの有効活用」。日清食品のカップヌードルのCM「SAMURAI IN BRAZIL」のように、YouTubeに長尺版のテレビCMを掲載する企業が増えているという。

https://youtu.be/Gk4vnVsx2wc

2つめのポイントは「ストーリー性を重視したMade For Webコンテンツ」。Made For Webとは、Webやモバイルアプリなどのデジタルプラットフォームでの展開に特化した動画広告のことで、事例としてNTTドコモの「全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点」などが挙げられている。

https://youtu.be/3NDuWV9UAvs

3つめのポイントは「人気YouTubeクリエイターとのコラボレーション」で、エーザイのエナジードリンク「Joma」のCM「【Jomaダンス】みんなで覚えよう! 瀬戸弘司の分身ダンス! / Joma ダンスコンテスト」などがこれにあてはまる。

https://youtu.be/YzXlcXlJWK4

4つめのポイントは「著名人や人気キャラクターが出演するMade For Webコンテンツ」。朝日新聞の「Web限定ドキュメンタリー 『Aloha nui loa』- 山田優」などが代表例として紹介されている。

https://youtu.be/aXG5ubr9_S0

5つめのポイントは「タイムリーで話題性のあるイベントの活用」。2014 FIFAワールドカップにあわせて公開されたアディダスジャパンの「House Match ft. Beckham, Zidane, Bale and Lucas Moura: all in or nothing – adidas Football」などがこれにあてはまる。

https://youtu.be/BDUIuzIwwTU

※マイナビニュース参照

広告はクリックされているのに、なぜコンバージョンに結びつかないの?

「広告はクリックされているのに、なぜか商品購入やサービスの申し込みに結びつかない」課題について解説します。

「広告はクリックされているのに、なぜか商品購入やサービスの申し込みに結びつかない」

広告主の皆さま、突然ですがこんな課題はありませんか?

オンラインビジネスにとって大切なのは、広告のクリック数を得ることではなく、成約(コンバージョン)を獲得することです。クリック数が多いのにコンバージョンを獲得できていない広告(または、クリック率が高いのにコンバージョン率が低い広告)は、どこかに問題が潜んでいることが考えられます。

では、クリック数は十分なのにコンバージョンが獲得できない広告は、いったいどこに原因があるのでしょうか。実は多くの場合、その原因は広告をクリックした先の飛び先ページ=ランディングページにあるのです。

そんな場合は、LPO(ランディングページ最適化)を試してみましょう。

LPOとは?

Landing Page Optimizationの略で、インターネットユーザーがウェブサイトに流入してから、1番最初に見るページ(ランディングページ)を最適化することです。Yahoo!プロモーション広告の場合だと、広告をクリックした時に表示されるページです。

LPOとは、そのページで、見込み顧客の興味を高め、より成約(コンバージョン)しやすいように改善することです。

なぜ、ランディングページ最適化が重要なのか

あらためて、広告が配信されてから成約(コンバージョン)に至るまでの流れを見てみましょう。

Yahoo!プロモーション広告を配信すると、多くのインターネットユーザーに広告が表示されます。その中で、興味を引いた広告はインターネットユーザーにクリックされ、インターネットユーザーはウェブサイトに訪れます。さらに、ランディングページで商品・サービスの良さや強みを感じると、インターネットユーザーは、そのまま商品購入や申し込みを行いますので、成約(コンバージョン)につながります。

しかし、せっかく広告を配信して、ウェブサイトに集客しても、ランディングページで目的の商品・サービスを見つけられない、またはメリットを感じない場合、インターネットユーザーはすぐに他のページへ移動(離脱)するなど、コンバージョンに至らないままウェブサイトから離れてしまうのです。

言い換えれば、ランディングページをインターネットユーザーの興味に合わせる(最適化する)ことで、コンバージョン率を高め、広告コストを増やさずにコンバージョン数を増やすことができるのです。

Yahoo!プロモーション広告×LPOで、成約数アップ

では、「広告の最適化」と「LPO」は、どちらをやるべきでしょうか?

答えは、「両方やるべき」です。広告とLPOは、それぞれ役割が異なります。

  • 広告 = ウェブサイトへのアクセスを増やす
  • LPO = コンバージョン率を上げる

LPOだけを行って、ウェブサイトへ訪問したインターネットユーザーのコンバージョン率だけを高めても、ウェブサイトへのアクセス数が少ないと、コンバージョン数は増えません。また、広告を使ってウェブサイトへのアクセス数を増やしても、ランディングページからすぐ離脱してしまっては意味がありません。

まずは、広告を最適化してインターネットユーザーをウェブサイトに誘導し、さらに、ランディングページで興味に合ったコンテンツを見せることで、コンバージョン数を増やすことができます。

Yahoo!プロモーションとLPOを同時に行うことが、オンラインビジネスの成功の秘訣なのです。

次回は、「LPOの基本」をご紹介します。まずは、何から始めればよいのか? そんな疑問にお答えします。お楽しみに。

リピーターの利用行動を把握して、サイトの改善に活かすには?

「おなじみさん」の行動をよく知ることで、サイトをもっとよくするヒントを得たい。

今回は、リピーターの中でも、さらにヘビーなリピーターである「おなじみさん」に絞り込んで分析する方法に焦点を当ててみたい。紹介するのは、次のセグメントだ。

  • 累積9回目以降のセッションに絞り込むセグメント

提供しているサービスや商品を検討・問い合わせをしてもらうような「その時限りの付き合い」のサイトは別として、ブログやニュースサイトのようなメディア系サイトでは、ユーザーに中長期的にわたって継続的に見にきてもらうのが望ましいだろう。

この「何回も訪問を重ねてくれているユーザー」である「おなじみさん」のことをよく知ることで、サイトをもっと良くするヒントを得ることはできないだろうか、というのが今回の趣旨だ。

「おなじみさん」を定義するセッション回数として「9回」を選択した理由はおいおい説明していくが、決定的に重要な意味があるわけではないので、ここは10回でも20回でもサイトの事情に応じて替えていただいてかまわない。

本連載の第3回で「新規ユーザー」と「リピーター」の違いを見るセグメントを紹介したので、あわせて目を通していただけると、より理解が深まるだろう。

おなじみさんのセッションに絞り込んで分析できるようにする方法

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。

まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)

注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

新しいセグメントを作成する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回作成するセグメントでは「条件」を選択しよう(図3青枠部分)。図3はその「条件」を選択した画面だ。セグメントの条件設定は、図3緑枠部分で行う。

図3:「条件」分類のセグメントの画面

今回設定するセグメントは「累積9回目以降のセッション」で、これは図4のような設定内容になる。

図4:「累積9回目以降のセッション」セグメントの設定内容

フィルタは「セッション」「含める」図4赤枠部分)と指定しよう(なお「セッション」の代わりに「ユーザー」を指定しても間違いではないが、場合によっては累積9回目以降のセッションに到達したユーザーの初回訪問などが集計対象に入る。ここではおなじみさんで、かつ累計9回目以降のセッションを対象にしたかったので、「セッション」ベースのセグメントにした)。

その下の項目は、「セッション数」「>」「8」と指定(図4青枠部分)しよう(「セッション数」「≧」「9」と指定してもよい)。これで累積9回目以降の(8回を超える)セッションに絞り込むという指定内容になる。

セグメント名を「9回目以上の訪問」として、[保存](図3黒枠部分)をクリックすれば、セグメントの作成は完了だ。

ここで選択した「セッション数」というディメンションは、「リピートの回数」のことだ。Google アナリティクスでは、「リピートの回数」というのは「累積何回目の訪問なのか」を意味している。この言葉のくわしい意味については下記解説記事を参照してほしい。

「おなじみさん」セッションに絞り込んで分析するには?

さてこの「9回目以上の訪問」セグメントを登録したら、次は実際のデータにこのセグメントを掛けていこう。

まずは、このセグメントが思いどおりの設定になっているかを確認する。「リピートの回数」の分布を集計した[ユーザー]>[行動]>[リピートの回数や間隔]レポートに、このセグメントを掛けたのが図5だ。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
  3. メニューが開くので、[行動]、[リピートの回数や間隔]を順にクリックする
  4. 「9回目以上の訪問」セグメントを「適用」する
  5. 「すべてのセッション」セグメントを「削除」する

図5:[ユーザー]>[行動]>[リピートの回数や間隔]レポートにセグメントを掛けた

確かに「セッション数」(累積何回目の訪問かを意味する「リピートの回数」)が9以上しか集計されていない(図5赤枠部分)のがわかる。

なぜ「累積9回目以降のセッション」と中途半端な数字にしたのかは、[リピートの回数や間隔]レポートでの分類が10を境にした区切りではなく、「9-14」という区切りになっていたので、これに合わせたのだ。

そしてこのおなじみさんによる訪問(セッション)は、全体の13.09%を占めている(図5青枠部分)ということがわかった。それでは次にこのおなじみさんの行動に絞って見ていくことにしよう。

おなじみさんの行動を全体と比較して、閲覧傾向の特徴を把握するには?

まずは[ユーザー]>[サマリー]レポートに該当セグメントを掛け、全体と比較して特徴的な閲覧傾向がないか見てみよう。

操作手順
  1. 画面左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
  2. メニューが開くので、[サマリー]をクリックする
  3. 「9回目以上の訪問」セグメントを「適用」する

図6:[ユーザー]>[サマリー]レポートにセグメントを掛けた画面

図6の例では特に全体の日別の動きと大きく異なる傾向は見当たらない(図6赤枠部分)。メールマガジンなどを特定の曜日に発行しているのであれば、おなじみさんはその特定の曜日に利用が集中しているといった傾向がないかといった視点で見てみよう。

またユーザーの質に大きな違いがないか確認しておこう。

  • 1セッションあたりのページビュー数(図6青枠部分)
  • 平均セッション時間(図6青枠部分)
  • 直帰率(図6青枠部分)

などの指標を見て、おなじみさんの特徴を把握しておこう。メディアサイトの場合は、お目当ての記事などだけ見て、毎回熱心に回遊することは少ないかもしれないので、図6の例のように平均セッション時間以外は大きな違いがないような場合も多いだろう。

おなじみさんがモバイル環境を積極的に使っているかを調べるには?

図7のように、[ユーザー]>[モバイル]>[サマリー]レポートにこのセグメントを掛けて(図7赤枠部分)みよう。

操作手順
  1. 画面左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
  2. メニューが開くので、[モバイル]、[サマリー]を順にクリックする
  3. 「9回目以上の訪問」セグメントを「適用」する

図7:[ユーザー]>[モバイル]>[サマリー]レポートにセグメントを掛けた

おなじみさんのモバイル環境利用状況を調べるには、このレポートで、スマートフォン(図7青枠部分)やタブレットからの利用割合(図7緑枠部分)が高いかどうかを確認しよう。もしおなじみさんがモバイル環境からより多く見ているようであれば、ページの作りもモバイル環境からの利用を意識する必要があるだろう。

おなじみさんが、どこからたくさん来ているのかを確認するには?

そしておなじみさんの集客チャネルを確認するために、[集客]>[すべてのトラフィック]レポートにこのセグメントを掛けて(図8赤枠部分)みよう。

操作手順
  1. 画面左側にあるメニューで、[集客]をクリックする
  2. メニューが開くので、[すべてのトラフィック]をクリックする
  3. 「9回目以上の訪問」セグメントを「適用」する

図8:[集客]>[すべてのトラフィック]レポートにセグメントを掛けた画面

図8の例では、おなじみさんは検索エンジンからの訪問の割合が全体と比べて相対的に少なく(図8青枠部分)、ソーシャルによる訪問の割合が相対的に高かった(図8緑枠部分)。

メールマガジンを発行しているような場合は、おなじみさんがメールマガジンから来てくれているのかといったこともしっかり確認しておくべきだろう。

おなじみさんが熱心に見ているコンテンツは何かを調べるには?

最後に見るレポートは、いつものように[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートで、これにこのセグメントを掛ける(図9赤枠部分)。

操作手順
  1. 画面左側にあるメニューで、[行動]をクリックする
  2. メニューが開くので、[サイト コンテンツ]、[すべてのページ]を順にクリックする
  3. 「すべてのセッション」セグメントを「削除」する
  4. 「9回目以上の訪問」セグメントを「適用」する

図9:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートにセグメントを掛けた

全体のページビュー数ランキングと見られているコンテンツ(図9青枠部分)に違いはあるだろうか。また他にも、たとえば、

  • 新規コンテンツをいち早く見てくれるという期待どおりの行動パターンになっているのか
  • 見られているコンテンツは特定の分野に偏っていないか

などそれぞれのサイト運営者の問題意識に応じた視点からデータを深掘りしていただきたい。

 

※Web担当者Forum参照

スポンサードサーチの「自動入札設定」で目的に合わせて入札価格を自動で調整

検索結果ページの目標掲載位置やクリック数など、重視したい目的に応じてキーワードの入札単価を自動的に調整する「自動入札設定」について解説します。

 

自動入札設定とは?

掲載位置やクリック数の目標に合わせて入札価格を調整することは、日々の広告運用においてとても重要ですが、その作業に費やす時間が大きな負担になっていませんか?

「自動入札設定」を利用すると、入札価格をチェックして調整する時間を短縮し、マーケティング活動や新規顧客の開拓などに取り組む時間を作ることができます。

「自動入札設定」は、クリック数や掲載位置など5種類の自動入札タイプから、重視したい目的を選び、その目標値に近くなるように、キーワードの入札単価を自動的に調整する機能です。インターネットユーザーの検索行動が発生すると、デバイス、エリア、時間帯などをリアルタイムに分析し、最適な入札単価を自動的に導き出します。

目的から選ぶ「自動入札設定」の種類

では、自動入札設定の種類を見てみましょう。

自動入札設定の種類 用途
1. 検索結果ページの目標掲載位置 最初のページまたは最初のページの上部へ掲載したい場合
2. クリック数の最大化 サイトへのアクセス数を最大化したい場合
3. コンバージョン数の最大化 コンバージョンを最大化したい場合
4. コンバージョン単価の目標値 目標とするコンバージョン単価でコンバージョンを最大限に獲得したい場合
5. 広告費用対効果の目標値 広告の費用対効果を最大化したい場合

※「自動入札設定」は、キャンペーン単位と広告グループ単位で設定できます。
※制限事項などの詳細は以下のリンクをご確認ください。

初めての「自動入札設定」はこの3つから

始めて自動入札設定を利用する場合は、「検索結果ページの目標掲載位置」「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」から一番重視したい指標を選び、設定することをおすすめします。

1. 検索結果ページの目標掲載位置

検索結果の1ページ目、または1ページ目の上部に掲載することを目指して入札価格を調整する自動入札タイプです。広告を上位に表示させることができるため、インターネットユーザーの注目度を高めることができます。

<こんな方におすすめ>

  • 広告表示オプションを設定している
  • スマートフォン向けの広告配信比率を高く設定している

広告表示オプションは、検索結果の上位に掲載された場合のみ表示されます。また、スマートフォンで検索結果の上部に掲載される広告は最大2本と、PCより少ないため、この自動入札タイプが効果を発揮します。

2. クリック数の最大化

自動入札設定で設定できる入札価格の上限にしたがって、設定された予算内で最大のクリック数を獲得する自動入札タイプです。現在の予算を上げずにクリック数を最大化することができます。

<こんな方におすすめ>

  • キャンペーンやセールのためにできるだけたくさん集客したい
  • サービスの認知を広めたい

設定している1日の予算額に対して多くのインターネットユーザーをウェブサイトに誘導できるため、ウェブサイトへの集客を最優先したい場合におすすめです。

3. コンバージョン数の最大化

アカウントの過去のコンバージョンやクリック実績をもとに時間帯やデバイス、地域などの情報から、各クリックがコンバージョンにつながる可能性を予測して入札価格を調整する自動入札タイプです。

<こんな方におすすめ>

  • 新しく登録するキャンペーンや広告グループでコンバージョン数を最大化したい
  • コンバージョン重視だが基準となる入札価格はある程度自分で設定したい

過去の実績をもとに入札価格を調整するため、これから登録するキャンペーンや広告グループでもコンバージョン数を最大化することができます。

また、広告グループまたはキーワードで個別に設定している入札価格に対して+30%~-100%の範囲で入札価格を調整するため、入札価格を自分でコントロールしつつ、コンバージョン数を最大化することができます。

<ご注意>

コンバージョン数を測定するには、ウェブサイトにコンバージョンタグを設置してください。

さらにステップアップ!顧客獲得単価(CPA)や広告費用対効果(ROAS)を目標に

現在、コンバージョン測定をしながら、顧客獲得単価(CPA)や広告費用対効果(ROAS)の具体的な目標を定めて広告を運用している場合は、目標値を直接設定できる自動入札タイプがおすすめです。

4. コンバージョン単価の目標値

目標とする顧客獲得単価(CPA)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョンを獲得できるように入札価格を調整する自動入札タイプです。

<こんな方におすすめ>

  • コンバージョン単価の目標があり、入札価格はある程度自分で調整したい
  • 広告出稿の効果指標を顧客獲得単価(CPA)で計測したい

顧客獲得単価(CPA)の目標値を設定して広告を配信できるので、効果計測が行いやすく、目標達成・未達成状況を加味しながら広告の改善を行うことができます。

5. 広告費用対効果の目標値

目標とする広告費用対効果(ROAS)を維持しながら、できるだけ多くの売り上げ(収益)を獲得できるように入札価格を調整する自動入札タイプです。

<こんな方におすすめ>

  • 目標とする広告費用対効果(ROAS)が決まっている
  • 商品・サービスによって利益率が異なるウェブサイト

1つのウェブサイトで異なる価格帯の商品・サービスを複数扱っている場合、目標とする顧客獲得単価(CPA)もそれぞれ異なります。

広告費用対効果の目標値を定めることによって、目標とする顧客獲得単価(CPA)が異なるすべての商品・サービスに対して広告の費用対効果を最大化することができます。

自動入札設定の始め方

自動入札設定は、下記の2ステップで設定できます。

<ご注意>

  • キャンペーンへの設定は、キャンペーンの新規作成、またはキャンペーン一覧から既存のキャンペーンを選択して行います。広告グループへの設定は、新規作成時には行えません。一度、広告グループを作成してから自動入札の設定をしてください。
  • 「コンバージョン単価の目標値」または「広告費用対効果の目標値」は自動入札設定を作成後、キャンペーンおよび広告グループに設定できるようになるまでに1日程度時間がかかる場合があります。

STEP 1. 自動入札ツールで自動入札設定を作成

広告管理ツールの「広告管理:スポンサーチ」タブで「ツール」>「自動入札ツール」を選び、5種類の自動入札タイプから広告掲載の目的に合った自動入札設定を作成する。

自動入札設定の作成方法についての詳細は以下のリンクをご確認ください。

STEP 2. キャンペーン・広告グループに自動入札設定を関連付け

作成済みのキャンペーン、または広告グループに自動入札設定を関連付けます。キャンペーンと広告グループの両方に関連付けた場合は、広告グループに関連付けた自動入札設定が優先されます。

※Web担当者Forum参照

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